goo blog サービス終了のお知らせ 

JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

華原朋美コンサート

2014年10月14日 14時41分00秒 | 音楽
9月27日神戸国際会館で開催された、華原朋美コンサートへ行ってきました♪不惑の年代にして、9年ぶりの全国ツアー。これを快挙と言わずして何と言おうか!しかーし、やはり自ら体験するまで、わかりませんものね。一抹の危惧もあったけれど、見事に吹っ飛んだ。アイドル時代のファンとは異なる層をも取り込み、結構な盛況ぶりでした。

面白い趣向だったのが、大団円を迎えていたドラマ『花子とアン』にちなんだ朗読劇。『赤毛のアン』の主人公の独白を、AKBの渡辺麻友が読み上げ、そこへ朋ちゃんが自分なりの想いを重ねていく。ミュージカルでアンを演じた縁もあり、溶け込み易い設定だったのかな。かつての恋、クスリに頼ってしまったこと、そこから立ち上がり今に至るまで。とても素直に、しんみりと語っていたよ。

イケイケだった頃には、したたかな女の子に映っていた。意外と根は純情。おまけに不器用で、世間知らずだったのネ。相手も不器用。そうして彼のそんな所が、彼女の心の回復を、より遅らせたのではないかしらん。フラれる側だって、前へ進みたいんだよ。自分なりに気持ちに片を付け、終わらせたいのだと思う。そこから逃げていたのは、フッた彼の方じゃないのかな。昨年冬、15年ぶりにステージでの共演を果たしたけれど、そんな機会でもなけりゃ、ずっと向き合うのを避けていただろう。

蜜月の時には誰だって優しくなれる。二人の間に軋みが生じてから、どんな対応がとれるか?それが人間力だと、私は思ってる。15年の時を隔てた、再会の場。精一杯大人の対応を心掛けた朋ちゃん VS 差し出された手に、形ばかりの反応しか返せなかった元カレ。そんな構図に何あの温度差!冷たっ!!と、腹立たしさを禁じ得なかったのだが、男ってヤツは女が想像している以上に、融通の利かない生き物なのかも。それはそれ、これはこれって態度、ホントとれないよね。ってか、親密さをアピールしていた人ほど、こうなってしまうのは何なのだろうと、テレビを見ながら、つらつら考えてしまった。

しかし元カレのそんな態度も、再会をきっかけに、少しずつ和らいでいったようで。今回のツアーでは、花束を贈るまでに。ようやく心の余裕が出てきたのかな。


輝く白い恋の始まりは とてもはるか遠く昔のこと
anytime I believe your smile
どんなときでも あなたの笑顔捜してた (『I BELIEVE』)

自分を守ってる全てから守ってる どうして?
進化することなんて ほんとは全然恐くない
(『keep yourself alive』)

くじけたことがあったあの丘
もう一度超えることが必要(『save your dream』)


かつての彼が、メロディーと共に紡いだ歌詞の世界は、今の彼女にこそ相応しい。一つの時代を創ったアーティストならではの洞察力で、先を見通していたのか?或いは、朋ちゃん自身が経験を重ねる中、彼の言葉が血となり肉となり、身体に溶け込んできたのか?若い頃はね、形ばかりで、内容が伴っていなかった気がするんですよ。とにかく勢い(メロディー先行)でもっていってたというか。

でも最近は、一つ一つの歌詞が説得力を持って、心に響いてくる。だから聴いていて楽しい。’決して昔をなぞってるんじゃない。彼女は、今を歌ってる。’じんちゃんは、そう感じているヨ。

会場を埋め尽くしたのは30代〜50代-中高年ド真ん中-の男女でした。このところ、この世代がアツい!浜田省吾や八神純子のコンサートでも、一体どこにこんなにファンが(その熱意と共に)潜んでいたのかという位、集結しています。テレビの歌番組やCDセールスからは、量れない実態ですねぇ。音楽は、若者だけの文化じゃないゾと。

往年のヒット曲&カバー曲で、飽きさせない構成。一番ノリノリで盛り上がったのが、『恋しさとせつなさと心強さと』って、それ篠原涼子の歌やん!JUJUの『やさしさで溢れるように』も良かったな。パワフルな表現力で、山あり谷ありの人生を潜り抜けてきた朋ちゃんならではの、SOULを感じた。

本編ラストは、『DEPARTURES』
どこまでもー限りなくー
降りーつもーるゆーきと あなたへの想い~♪
不覚にも涙がこぼれました。朋ちゃんは、今でも小室さんが好きなんだ。それでもひたむきに前を向き、歩いていこうとしているんだ。そんな風に感じられたから。

いつか…懐の広い男性と幸せになってほしい。関係がアヤシくなった時、相手より自分のプライドを守るような人でなくね。「昔だったら傷ついているだけだったけど、最近はそれを笑いに変える余裕が出てきました。」もっとしなやかに もっとしたたかに。懐かしの映画じゃないけどサ。頑張れ朋ちゃん。

今月はカバーアルバム第2弾が発売。その中の一曲『難破船』を創った加藤登紀子からは、かつて歌番組で一緒になり、直接エールをもらったのだそう。「朋ちゃん、難破船(辛い恋)を経験した女はね、強いのよ。」グズグズになってしまった時期もあったけど、スッと立ち上がった。そんな彼女こそ、僕らのSTARなのだ。


OGPイメージ

華原朋美 - カバー・アルバム第2弾「MEMORIES 2」全曲ダイジェスト

「MEMORIES 2 -Kahara All Time Covers-」特設サイト:http://po.st/kaharam2
「HOWE...

youtube#video

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

のっち♪

2009年03月23日 08時14分00秒 | 音楽
 桜の花も、ほころびかける今日この頃。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。じんちゃんは、前回の創作『ti amo』で精力を使い果たし、脱力気味でございます。コラボの相方(そう。あの創作はコラボだったのですよ。気付いてました?)ギャツビイくんは、早くも次へ向かって歩みを進めているようで・・・。若いてよろしいなぁ。若き血。YOUNG BLOODS。佐野元春ねむ♪いやいや、そこは慶應義塾大学応援歌でしょう・・・って、やかましいわ。すっくと立ち上がり身じまいを整え、タバコの一本でもくわえながら、ぶらり出て行ける男と違ってねぇ、女は、その余韻を楽しむ生きものなんですよっ。(注:俗に未練がましいとも言う)一糸まとわぬ姿で、プレイメイトのごとく、肩肘ついてベッドに寝そべっておりますが。「パンツくらい履け!」ご声援、ありがとうございます♪では、軽くガウンを羽織らせていただきましょう。うふっ。天女の羽衣ね。そう思っているのは、己のみ。おかしいなぁ。ここへかけといたのに、誰も盗んでくれへんわ。せめてここは、ドラマ『ラーブ シャホゥ』の魅惑の人妻、小島聖のイメージで。ギャツビイくんは松田翔太か!

 あのオバハン、あることないこと言いおって。 叱られるのがオチなので、もうやめとこ。たまに聞かれますの。おじさま方から。「で、あの若者とはどうなの?」と。心配されてるのか、俺~ (←チヤさんの日記か)声を大にして言いますよ。「フラれッ放しの人生でございます。」その尻をコーンと蹴り飛ばされ、ズベッと転び、「やだやだやだ~」往来(=Cafe)の真ん中で足をバタつかせている。それが私の芸風なんですから。みなさまに、あははと笑われてなんぼ。それで、いーのだ。最近は、何やらドツキ漫才の様相を呈しておりましてね。愛人枠から始まったというのに、どこで、どう間違えたのか。ラマン(若者)・・・それは、遠くにありて思うもの。チヤさんの戦略は正しいな。『ti amo』の創作秘話として、自分自身のこと、ギャツビイくんのこと、お話したいのですが、もうちと熟成させてからにしようと思います。間もなく、Cafe活動2周年でもありますし。日頃お世話になっている、お仲間さんへの感謝も兼ねて、書いてみたい。しばし、お待ちくださいませ。という訳で、脱力後のユル~イ状態でも、できる話題はないものかと、つらつら考えてみた。

 このところ、車に乗って遠出する機会が増えたんですね。と言っても、私はペーパードライバーなので、助手席で過ごすばかり。これだって結構気を遣うのよ。運転手が睡魔に襲われんように。我が家の場合は、一般道を走っている時はラジオ、高速に乗る辺りから、少々スピード感のあるCDアルバムへと、その背景を変えていきます。有名アーチストのベスト版なんかもいいねぇ。お互いに口ずさめる歌が多い。サザンの『海のYeah!!』ユーミンの『Neue Music』ドリカムの『BEST OF DREAMS COME TRUE』など。古いですか?おっちゃん、おばちゃんは、王道を守るんですよ。うちのカーコンポ、購入の際に、MD機能を切り捨て、テープにしてもろたんです。膨大な思い出を、最新の機器に移すのが、めんどくさくって。道理でエッセイでも、過去ばかり振り返っているはずだぁー。うるさいわぃ!ブームって奴は、冷静に眺めていると、ぐるりと一回りして、元に戻ったりするからネ。20年位前の『必殺仕事人』のサントラを車中で聴いていたら・・・子どもたちにウケた。ムフフ。参ったか。私の愛しの人も、ぐるりと一回りして、元に戻らんかしらん。不埒な考えが頭を過ぎります。ダーツか!

 ちなみに、こんな曲が入ったテープも、実家から持ってきたよ。
ttps://www.youtube.com/watch?v=Y5uiE28rpdU>
帰路のBGMにしまして。「うりゃ~黒岩軍団の追跡じゃあ!踏み込め~」 (←私)「ダメ。白パトがいる。さっきも捕まってた。」 (←夫)「こっちが追跡されるがな。てへっ。」 (←私)確かに眠気はふっとびますが、気分が高揚し、違う意味であぶない。悪いクスリか!「これ何だっけ?特捜最前線?」ズルっ。いかな私でも、特捜最前線のサウンドトラックを所有する程、マニアックではありませんよ。’あーのーひーとーはァァ あのひとーはァァァ わーたーしー だけの じゅうじかァァァ~’歌い上げてたらコワいでしょ。セーラー服の乙女が。黒岩軍団だって、背伸びして再放送で追っかけてたんだから。(世代的にド真ん中なのは、大門軍団♪)

 学生時代。たまーにだけど、放課後職員室で先生と雑談をすることがあった。「テレビで聴くあの曲、かっこええなぁ。」夢中になっていた刑事ドラマやアニメのテーマ曲、あれやこれやを数え上げていたら、「大野雄二の作品だね。」ドラマや映画を味わう視点に、音楽という要素が加わった。それをはっきりと意識したのは、この時からだと思う。ただ漫然と享受するだけでなく、誰の作品によるものかという視点。それが監督であれ、脚本であれ、意識してみるということ。先生は教えてくれた。数学の公式は忘れてしまっても、こういった言葉は記憶に残っている。そうして、そんな積み重ねが、今の私を形作っているんだろうな。ギターを弾く数学教師、その愛称は’のっち♪’。忘れられない恩師である。

 このテーマ曲も、かっこよくね?子どもたち曰く「ルパンみてぇ~!」。同じ大野作品だものネ。ドラマの方は、その映像センスもシブかった~。バキューン、バキューン、バキューン、バキュ~~ン。拳銃の音と共に画面が縦に4分割され、それぞれの刑事のキメのポーズが出るタイトルバック。 懐かしく思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=CLzNxre-Wig



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする