伊豆旅行2日目の朝は、ホテルの朝食バイキングで幕を開けた。意地汚い私は、少量ずつでも全種類制覇しなければ気が済まぬので、他の家族が終わっても一人挑戦し続けている。ったく 『テレビチャンピオン』大食い選手権か!だが恐怖の体型へリーチがかかった今、そんな事もしておれなくなった。
’女子たちみんなが勝負どき~ ライバルなんかにゃ負けないゼ♪’
’どんな場所でも気を抜くな~ ひょんな出会いもあるものぞ♪’
気分は、あややである。気持ち的に負けたくないのだ。あーおばさんでいいやーと思った時から堕落が始まる。素敵な40代を迎えられるか、否か、ここが正念場。と言いながら、バイキングのパンがあまりに美味しかったので全種類制覇。おかわり4つをトレイに載せて帰ってきた私に、「ちょっと母さん!」「何だよ。昨日あれだけ大騒ぎしといて。」と家族のツッコミが入る。「だって、このホイップバターちゅーのがイケるんやもん。それにパンかてちっこいしサ。」「それがイカンだろーっ。」あっちゃこっちゃから鉄拳がとぶ。いてっ。いてててっ。うふっ。私って愛されているのね♪って、誰が思うか!コノヤローッ!お前らやり過ぎなんだよ。えーい!えーい!1回は1回の精神で、謹んでお返しする。
2日目のメインは、観光バス。伊東駅から乗り込み、城ヶ崎海岸を見学して小室山へ。その後、天城高原ベゴニアガーデンに立ち寄り、伊豆スカイライン経由で熱海駅へというコース。昼食付きで10時から16時までの観光なので、結構長い。「お客さま。私の話がつまらなくっても逃げられませんよ。一種の軟禁状態でございます。ホホ」たおやかな物腰のガイドさんに、軽く脅かされた。子どもたちは、それぞれ「王子さま」 「お嬢さま」と呼ばれる事となる。「アンタ何王子やねん?」「足クサ王子かな。」「ひどっ。」昔幼稚園の方針で、裸足に靴を履かされましてね~汗をかく時期には泣きましたね。家族が。
まずは、伊東の街中の案内から。東海館という昭和初期の建築様式の旧旅館を車窓から眺めたり、町で芸者体験ができるという話を聞いたり・・・。この芸者体験、プロがメイクや着付けをし、美しくなった姿で記念撮影や人力車遊覧ができる。老年のご婦人が人生最後の思い出に、また母と娘の旅の思い出にと、人気らしい。宿泊コースなら、一般のお客さんの宴席へ出て酌をする事もある、という話だった。「男性の方もOKですよ。旦那さま、いかがですか?」とふられ、ニヤリと笑う夫。『舞妓Haaaan!!!』の堤真一&アベサダになっちゃうよ~。
その後、伊豆高原を経由して城ヶ崎海岸へ。憧れの一碧湖を眺め、ご満悦の私。「秋には、紅葉が美しゅうございます。」という言葉の如く、バス通りの並木がいい感じ♪胸より薄い過去の恋バナ帳をぺらっと紐解き、あの人と来たかったなと、ちょっとセンチになった。日頃は胸の奥深くに沈めている想い、今ならまだ何とかちょっとしたきっかけで、鮮やかに浮かび上がらせる事ができる。だが、いつまで忘れずにいられるだろう。忘れたくないなぁ。あんなにも恋していたこと。忘れたくないなぁ。私の青春。移り行く景色を見つめながら、そんな事を考えていた・・・
伊豆海洋公園へ到着。そこから城ヶ崎海岸まで20分の道のりを歩く。並んで歩く夫が 「さっきのガイドさんサ、大沢家政婦協会から来ました~に似てね?」と変な指摘をする。「あ~確かにね、市原悦子。家政婦は見た!だね。」情緒のないヤツだよ、まったく。妻がセンチになってる時に、アンタは市原悦子かい。と思ったが、その指摘があまりに的を得ていたので、ついつい「柔らかな声で毒のあるコメントをするもんね。何だかお顔も似てないかい?」と付け足してしまった。吊り橋を渡っている時も「そこから突き落とされてだな。あそこにホラッ死体が浮かぶんだよ~。」一人大盛り上がりである。まったく、2時間ドラマの見過ぎだよ!20分の散策時間では、全然足りない。ゆっくりのんびり来たい所だった。橋も頑丈でちっとも怖くないのだが、眼下に見える海の藍がキレイだった。
お次は小室山。レストハウスで昼食。いただきますをして、食事にとりかかろうとしたら、夫がおしぼりがないと騒ぎ出した。そっちに紛れてない?お盆の下に隠れてない?「ないよー。」「ないよっ。」「ないよ~。」「僕だけかよっ。」「日頃の行いが悪いんじゃないの?」「・・・・・」食後、あわよくば山頂から美しい景色が見えますって、ガスで見えないよ。「やっぱり誰かの行いが悪いね。まぁ私じゃないけどね。さっきもおしぼりあったし。」「えっ・・・・・」意気消沈する夫。まぁいいよ。雨が降らなかっただけでも。リフトにも乗れたしサ。この小室山公園、春には10万本のつつじが咲き乱れ、美しいらしい。「是非その時期にいらしてね♪」と、ガイドさんに勧められた。
ベゴニアガーデンは、こじんまりとしていたが、それでも目の保養になり、いい休息となった。カップルで写真を撮るのに最適なスポットがあります~。私たち夫婦がそこで写真を撮ったかどうかはミステリー♪伊豆スカイラインもガスの為、行けず・・・急遽予定を変更し、海沿いの道へ出てマリンタウンへ。個人的に行きたかった所なのでよかった。限られた時間ながらも、海産物とお土産を物色。
最後は、熱海への海岸線を走ります。「あちらにございます別荘は・・・」と、ネタで不動産紹介も手がけるガイドさん。「もし購入されたあかつきには、私は飯炊と掃除。運転手はゴミ出しをさせていただきます。」夫と顔を見合わせ「市原悦子!」。やっぱりな~。もしかして、ご本人も承知の上だったのかな。最後に家政婦話で締めくくるなんて。できすぎじゃ。
’女子たちみんなが勝負どき~ ライバルなんかにゃ負けないゼ♪’
’どんな場所でも気を抜くな~ ひょんな出会いもあるものぞ♪’
気分は、あややである。気持ち的に負けたくないのだ。あーおばさんでいいやーと思った時から堕落が始まる。素敵な40代を迎えられるか、否か、ここが正念場。と言いながら、バイキングのパンがあまりに美味しかったので全種類制覇。おかわり4つをトレイに載せて帰ってきた私に、「ちょっと母さん!」「何だよ。昨日あれだけ大騒ぎしといて。」と家族のツッコミが入る。「だって、このホイップバターちゅーのがイケるんやもん。それにパンかてちっこいしサ。」「それがイカンだろーっ。」あっちゃこっちゃから鉄拳がとぶ。いてっ。いてててっ。うふっ。私って愛されているのね♪って、誰が思うか!コノヤローッ!お前らやり過ぎなんだよ。えーい!えーい!1回は1回の精神で、謹んでお返しする。
2日目のメインは、観光バス。伊東駅から乗り込み、城ヶ崎海岸を見学して小室山へ。その後、天城高原ベゴニアガーデンに立ち寄り、伊豆スカイライン経由で熱海駅へというコース。昼食付きで10時から16時までの観光なので、結構長い。「お客さま。私の話がつまらなくっても逃げられませんよ。一種の軟禁状態でございます。ホホ」たおやかな物腰のガイドさんに、軽く脅かされた。子どもたちは、それぞれ「王子さま」 「お嬢さま」と呼ばれる事となる。「アンタ何王子やねん?」「足クサ王子かな。」「ひどっ。」昔幼稚園の方針で、裸足に靴を履かされましてね~汗をかく時期には泣きましたね。家族が。
まずは、伊東の街中の案内から。東海館という昭和初期の建築様式の旧旅館を車窓から眺めたり、町で芸者体験ができるという話を聞いたり・・・。この芸者体験、プロがメイクや着付けをし、美しくなった姿で記念撮影や人力車遊覧ができる。老年のご婦人が人生最後の思い出に、また母と娘の旅の思い出にと、人気らしい。宿泊コースなら、一般のお客さんの宴席へ出て酌をする事もある、という話だった。「男性の方もOKですよ。旦那さま、いかがですか?」とふられ、ニヤリと笑う夫。『舞妓Haaaan!!!』の堤真一&アベサダになっちゃうよ~。
その後、伊豆高原を経由して城ヶ崎海岸へ。憧れの一碧湖を眺め、ご満悦の私。「秋には、紅葉が美しゅうございます。」という言葉の如く、バス通りの並木がいい感じ♪胸より薄い過去の恋バナ帳をぺらっと紐解き、あの人と来たかったなと、ちょっとセンチになった。日頃は胸の奥深くに沈めている想い、今ならまだ何とかちょっとしたきっかけで、鮮やかに浮かび上がらせる事ができる。だが、いつまで忘れずにいられるだろう。忘れたくないなぁ。あんなにも恋していたこと。忘れたくないなぁ。私の青春。移り行く景色を見つめながら、そんな事を考えていた・・・
伊豆海洋公園へ到着。そこから城ヶ崎海岸まで20分の道のりを歩く。並んで歩く夫が 「さっきのガイドさんサ、大沢家政婦協会から来ました~に似てね?」と変な指摘をする。「あ~確かにね、市原悦子。家政婦は見た!だね。」情緒のないヤツだよ、まったく。妻がセンチになってる時に、アンタは市原悦子かい。と思ったが、その指摘があまりに的を得ていたので、ついつい「柔らかな声で毒のあるコメントをするもんね。何だかお顔も似てないかい?」と付け足してしまった。吊り橋を渡っている時も「そこから突き落とされてだな。あそこにホラッ死体が浮かぶんだよ~。」一人大盛り上がりである。まったく、2時間ドラマの見過ぎだよ!20分の散策時間では、全然足りない。ゆっくりのんびり来たい所だった。橋も頑丈でちっとも怖くないのだが、眼下に見える海の藍がキレイだった。
お次は小室山。レストハウスで昼食。いただきますをして、食事にとりかかろうとしたら、夫がおしぼりがないと騒ぎ出した。そっちに紛れてない?お盆の下に隠れてない?「ないよー。」「ないよっ。」「ないよ~。」「僕だけかよっ。」「日頃の行いが悪いんじゃないの?」「・・・・・」食後、あわよくば山頂から美しい景色が見えますって、ガスで見えないよ。「やっぱり誰かの行いが悪いね。まぁ私じゃないけどね。さっきもおしぼりあったし。」「えっ・・・・・」意気消沈する夫。まぁいいよ。雨が降らなかっただけでも。リフトにも乗れたしサ。この小室山公園、春には10万本のつつじが咲き乱れ、美しいらしい。「是非その時期にいらしてね♪」と、ガイドさんに勧められた。
ベゴニアガーデンは、こじんまりとしていたが、それでも目の保養になり、いい休息となった。カップルで写真を撮るのに最適なスポットがあります~。私たち夫婦がそこで写真を撮ったかどうかはミステリー♪伊豆スカイラインもガスの為、行けず・・・急遽予定を変更し、海沿いの道へ出てマリンタウンへ。個人的に行きたかった所なのでよかった。限られた時間ながらも、海産物とお土産を物色。
最後は、熱海への海岸線を走ります。「あちらにございます別荘は・・・」と、ネタで不動産紹介も手がけるガイドさん。「もし購入されたあかつきには、私は飯炊と掃除。運転手はゴミ出しをさせていただきます。」夫と顔を見合わせ「市原悦子!」。やっぱりな~。もしかして、ご本人も承知の上だったのかな。最後に家政婦話で締めくくるなんて。できすぎじゃ。