今回は、ちょ色気ネタで参ります。では、いきますよーっ。
お・と・な・の’ボキャ天’
朝食を終えた息子が、計算機を取り出して何やらやっていると思ったら・・・「えーっと、3×60(分)×24(時間)×365(日)=1576800(回)か。ねぇねぇ母さーん、この間の女の人さー1年間に157万6800回、あの事を考えてるって訳だよー。」「ははっ。すごいねぇ~って、アンタ何やってるの!」 「えへへへへー」
この間の女の人というのは、『たかじんのそこまで言って委員会』(関東地区では、放送されておりません)で紹介されていたお色気エクササイズのDVDに登場する、外国人のお姉さん。フェロモンをむんむん撒き散らしながら、インタビューにこう答えていたのである。「そうねぇ。20秒に1回はエッチの事を考えるわん」つまりうちのせがれは、彼女が年に何回エッチについて考えているのかを、はじき出したって訳。まったく朝から何やっとんじゃ!しかも小学4年やっちゅーねん!!まぁテレビの前で、手をたたいて大笑いしていた私も、悪いんやけどね。少しは遠慮せいっちゅーねん。子どもの前で。
はて、あれは去年の今頃だったか。家の中で診察券が見当たらなくなり、親子3人引き出しをさらって大捜索をしていた時の事。手伝っていた息子が、やにわに隣室からたずねた。「ねぇ何?この’うすうす’ってやつ」「はぁ~?何じゃそりゃ」商品名を意識していない私は、それが何たるか、わからなかったのである。作業の手を止めて、その場へ行くと・・・あちゃーコンドームやがな。思わず下を向いて、ぷーっと吹き出した。うつむいたまま肩だけ激しく上下に揺れる。「フッフッフッフッ フッフッフッフッ」まるで明智くんに正体を見破られた、二十面相である。次第にこらえ切れず、「わっはっはっは わーっはっはっは」よく見破ったな明智くん!
「何だよ~」子どもたちも、つられて笑っている。さて、場がすっかり和んだ所で、どうしたものかと考えをめぐらし、こう切り出した。「うむ。これはだね。男の人の大事な所につけるものだぁね。」「えっ!?○○○○に?」「そうさね」「えーっ!?」兄妹顔を見合わせ、「なんでぇ?」「それはやなー。赤ちゃんの素が、お父さんからお母さんのお腹へ、お引越ししてくる時にやねー。ああなって、こうなって・・・
(ここから後は、しばらく音楽をお楽しみください。曲目は、つボイノリオで『金太の大冒険』です。知っている方は、大きな声で歌ってみましょう♪ はいっ!)
あるーひ 金太が歩いていると~ 美しいお姫さまが逃げてきた~
悪い男にー ネェ 追われているの~ お願い 金太まもってぇ
金太まもーって 金太まもーって 金太まもーってぇ♪
(うちの一家、車でこの歌を合唱しております。)
・・・という話やねん。」「そっかー。やっと謎が解決したよ。」「赤ちゃんの神秘?」「’うすうす’だって。僕、何なのかよくわかんなかったんだ。」「アンタ知ってるの!?」「うん。だって『クレヨンしんちゃん』に出てくるもん。」しまったー。
息子が手にしたコミック第1巻を見ると、あるある。ひろしとみさえがいい雰囲気になり、さてこれからという所で、寝かせたはずのしんちゃんが・・・というくだり。バックに描かれてますがな。商品名’うすうす’と入ったコンドームの箱が。くーやられた。確かに大人向けの雑誌に連載していた漫画だから、そういうシーンがあっても、おかしくない訳で。自分の所有物だったにもかかわらず、あまりに大昔の品で、細かい内容など、すっかり忘れていたのである。勿論、下品なのは承知していたが、そうした世界に対してマユをひそめるタイプじゃなかったので、息子がバイブルのように繰り返し読んでいても、さして気に留めなかった。こりゃ私の責任か?だよなー。が、困った事に、自分にはこういう場面をいたく面白がってしまう側面もあり、結果的に本日も反省の色ナシ。「しかし、アンタ何からでも学んでくよね・・・」彼は、十二支も江戸川乱歩の小説(少年探偵団シリーズ『大金塊』)から学んでいた。宝の隠し場所を示す方位として登場するのだ。『しんちゃん』からも、学ぶべきものがあったって訳ね。こうして、我が家の性教育入門はつつがなく修了。
さて現在、母を面白がらせるこの息子。実は出産時にトラブルがあり、仮死状態で生まれてきた。お腹の中を下りてくる途中で心音が低下し、吸引によって、ひっぱり出されたのである。出生から自発呼吸が始まるまで8分間。酸素を投与されながらの蘇生となった。「ちょっと赤ちゃん、しんどそうなんでねー」男か女かも教えてくれず、先生も助産婦さんも、隣室へ消えてしまった。それくらいの緊急事態だった。先生方の尽力で蘇生したものの、低酸素状態にさらされた影響がどうでるのかわからなかった。贅沢は願わない。みんなと一緒に走って、嬉しい時に笑い、悲しい時に泣いて、そんな普通の生活ができたらなぁと、真底思った。数日後の検査で大丈夫であろうという結果はでたが、それでもある程度成長するまで緊張感に包まれていた。
こんなバカ母でも、一つだけ息子に真面目に伝えている事がある。「あなたの命は、救われた命だから大切になさい。」どんなに医療が発達しようとも、出産時の態勢は万全ではない。また、そこに至るまでにも、様々なトラブルがある。それをかいくぐって生まれてきた命は、それだけで価値あるものなんじゃないかな。あの時、お世話になった先生方、助産婦さん、看護士さん。そして心配してくれた、周囲のみなさん。本当にありがとう。息子は来月で10歳になります。息子よ。これからもそのキャラで、のびのびと育つんだよ♪
お・と・な・の’ボキャ天’
朝食を終えた息子が、計算機を取り出して何やらやっていると思ったら・・・「えーっと、3×60(分)×24(時間)×365(日)=1576800(回)か。ねぇねぇ母さーん、この間の女の人さー1年間に157万6800回、あの事を考えてるって訳だよー。」「ははっ。すごいねぇ~って、アンタ何やってるの!」 「えへへへへー」
この間の女の人というのは、『たかじんのそこまで言って委員会』(関東地区では、放送されておりません)で紹介されていたお色気エクササイズのDVDに登場する、外国人のお姉さん。フェロモンをむんむん撒き散らしながら、インタビューにこう答えていたのである。「そうねぇ。20秒に1回はエッチの事を考えるわん」つまりうちのせがれは、彼女が年に何回エッチについて考えているのかを、はじき出したって訳。まったく朝から何やっとんじゃ!しかも小学4年やっちゅーねん!!まぁテレビの前で、手をたたいて大笑いしていた私も、悪いんやけどね。少しは遠慮せいっちゅーねん。子どもの前で。
はて、あれは去年の今頃だったか。家の中で診察券が見当たらなくなり、親子3人引き出しをさらって大捜索をしていた時の事。手伝っていた息子が、やにわに隣室からたずねた。「ねぇ何?この’うすうす’ってやつ」「はぁ~?何じゃそりゃ」商品名を意識していない私は、それが何たるか、わからなかったのである。作業の手を止めて、その場へ行くと・・・あちゃーコンドームやがな。思わず下を向いて、ぷーっと吹き出した。うつむいたまま肩だけ激しく上下に揺れる。「フッフッフッフッ フッフッフッフッ」まるで明智くんに正体を見破られた、二十面相である。次第にこらえ切れず、「わっはっはっは わーっはっはっは」よく見破ったな明智くん!
「何だよ~」子どもたちも、つられて笑っている。さて、場がすっかり和んだ所で、どうしたものかと考えをめぐらし、こう切り出した。「うむ。これはだね。男の人の大事な所につけるものだぁね。」「えっ!?○○○○に?」「そうさね」「えーっ!?」兄妹顔を見合わせ、「なんでぇ?」「それはやなー。赤ちゃんの素が、お父さんからお母さんのお腹へ、お引越ししてくる時にやねー。ああなって、こうなって・・・
(ここから後は、しばらく音楽をお楽しみください。曲目は、つボイノリオで『金太の大冒険』です。知っている方は、大きな声で歌ってみましょう♪ はいっ!)
あるーひ 金太が歩いていると~ 美しいお姫さまが逃げてきた~
悪い男にー ネェ 追われているの~ お願い 金太まもってぇ
金太まもーって 金太まもーって 金太まもーってぇ♪
(うちの一家、車でこの歌を合唱しております。)
・・・という話やねん。」「そっかー。やっと謎が解決したよ。」「赤ちゃんの神秘?」「’うすうす’だって。僕、何なのかよくわかんなかったんだ。」「アンタ知ってるの!?」「うん。だって『クレヨンしんちゃん』に出てくるもん。」しまったー。
息子が手にしたコミック第1巻を見ると、あるある。ひろしとみさえがいい雰囲気になり、さてこれからという所で、寝かせたはずのしんちゃんが・・・というくだり。バックに描かれてますがな。商品名’うすうす’と入ったコンドームの箱が。くーやられた。確かに大人向けの雑誌に連載していた漫画だから、そういうシーンがあっても、おかしくない訳で。自分の所有物だったにもかかわらず、あまりに大昔の品で、細かい内容など、すっかり忘れていたのである。勿論、下品なのは承知していたが、そうした世界に対してマユをひそめるタイプじゃなかったので、息子がバイブルのように繰り返し読んでいても、さして気に留めなかった。こりゃ私の責任か?だよなー。が、困った事に、自分にはこういう場面をいたく面白がってしまう側面もあり、結果的に本日も反省の色ナシ。「しかし、アンタ何からでも学んでくよね・・・」彼は、十二支も江戸川乱歩の小説(少年探偵団シリーズ『大金塊』)から学んでいた。宝の隠し場所を示す方位として登場するのだ。『しんちゃん』からも、学ぶべきものがあったって訳ね。こうして、我が家の性教育入門はつつがなく修了。
さて現在、母を面白がらせるこの息子。実は出産時にトラブルがあり、仮死状態で生まれてきた。お腹の中を下りてくる途中で心音が低下し、吸引によって、ひっぱり出されたのである。出生から自発呼吸が始まるまで8分間。酸素を投与されながらの蘇生となった。「ちょっと赤ちゃん、しんどそうなんでねー」男か女かも教えてくれず、先生も助産婦さんも、隣室へ消えてしまった。それくらいの緊急事態だった。先生方の尽力で蘇生したものの、低酸素状態にさらされた影響がどうでるのかわからなかった。贅沢は願わない。みんなと一緒に走って、嬉しい時に笑い、悲しい時に泣いて、そんな普通の生活ができたらなぁと、真底思った。数日後の検査で大丈夫であろうという結果はでたが、それでもある程度成長するまで緊張感に包まれていた。
こんなバカ母でも、一つだけ息子に真面目に伝えている事がある。「あなたの命は、救われた命だから大切になさい。」どんなに医療が発達しようとも、出産時の態勢は万全ではない。また、そこに至るまでにも、様々なトラブルがある。それをかいくぐって生まれてきた命は、それだけで価値あるものなんじゃないかな。あの時、お世話になった先生方、助産婦さん、看護士さん。そして心配してくれた、周囲のみなさん。本当にありがとう。息子は来月で10歳になります。息子よ。これからもそのキャラで、のびのびと育つんだよ♪