地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

記録的な寒波

2016-01-25 09:13:59 | 周囲の自然
予報通りと言いますか…、
日本全国、記録的な寒波に見舞われております。

副住職が23日(土)まで滞在していた長崎では、24日(日)朝には一面の銀世界。
一日滞在が伸びていたら、あるいはこの寒波が早く襲来していたら、
帰れなくなるところでした。

九州各地から、同じような大雪のニュースが入ってきます。
奄美大島でも雪だとか、すごいですねえ。

昨日から今朝にかけての、地福寺周辺の様子をご紹介します。
1月19日掲載の「初雪」と比べてみて下さい。











昨日のツクバイ。まだ凍ってはいません。


裏の分校跡。






椿の蕾も寒そうです。




永代供養墓。ドームがうっすらと雪化粧しています。


そんな中でも、お釈迦様はお坐りになっておられます。






永代供養墓そばの六地蔵さま。ちょうど光背が風除けのようになる方角でしたが、
肩に雪が…。お寒くないですか?
笠が無くて申し訳ないことです…。




墓地の様子。


南西の方角。北方のゴルフ場を見る方向です。


五ヶ瀬川と対岸の角田地区。






藤棚。


お寺全景。
なんだか違う場所にいるみたいです。


いやあ、雪もそうだけど、拭きつける風が冷たいのなんのって!!
山の斜面のほうが白いのは、雪が上から降るのではなく、横から飛んでくるからです。
手袋はしているけど、カメラを持つ手がかじかんで大変です。


昔、中国に洞山良价(とうざんりょうかい)という禅師さまがおりまして、
ある修行僧との有名な問答があります。
その問答があった日は、とても暑い日(あるいは寒い日)だったようです。

「いやあ洞山さま、どうしてもやりきれないような暑さ(寒さ)ですね。これでは修行に専念できません。」
「ならば、暑くも無く、寒くもない所へ行けばいいではないか。」
「それはどこにありますか?」
「寒い時は、その寒さになりきって、暑い時は、その暑さになりきってしまえばよいのだ。」

暑さや寒さでは、人は生きがいを失うようなことはないが、
暑さ寒さを理由にして、すべきことをしないでいると、人は生きがいを失うのだ。

とでも訳しましょうか。

ううむ、しかし今日は寒さになりきれそうもありません。
早く戻ろう…。(情けないナァ…)



これは月曜(本日)の朝に撮影。ツクバイが凍っておりました。
風呂場の窓枠の水滴も凍っていたし、今日も一日中寒いのでしょうか。


それでも、「日本のひなた」を標榜する宮崎県。
九州山地が風除けになってくれるので、
他県に比べて雪はそれほどでもありません。
山間部はともかく、平野部ではまだ、こうしてはしゃぐ余裕があります。

普段雪が降らない地域での積雪は、時に怪我や事故のもとになります。
特に長崎のような地域では、石段や坂道を歩くだけも危険です。
無理な外出は避け、どうかご安全にお過ごし下さい。



おまけ。
ほどなくして、午前中には雪はやみ、晴れました。
さすが!「日本のひなた」