地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

雪化粧

2014-02-14 11:12:58 | 周囲の自然
昨日から、断続的に雪が降っております。
雪、といってもかなり水分を多く含んだ雪でした。

そして今朝、お寺の周囲はこんな感じになっておりました。
寒いけれど…キレイですね~!














裏庭です。


分校跡地の校庭は、明日「風と土のまつり」が行われる用意をしています。
明日は大丈夫かなあ?地面がぬかるむと大変ですけどね…。


裏庭の梅の木です。梅が満開だったんですが、凍りついています。
まあ、梅の花に雪は良く似合いますけどね。












こちらは紅い寒緋桜が咲いていたのですが…寒そうですねえ。


五ヶ瀬川対岸を見ます。遠くの山も雪化粧をしています。










人間が、人間の都合で「早く暖かくならんかなあ…」と思っていても、
自然はお構いなしです。

「無寒暑(むかんじょ)」
私もそうですが、人は、暑さや寒さが厳しい時、それを理由にして、すべきことをしない事があります。
しかしそれでは、周囲の条件が整うのを待つばかりで、結局は何もしないまま無駄な時間が過ぎていくだけです。
暑い時は、暑さになりきる。
寒い時は、寒さになりきるのが良い。

都合良く自分にあった条件が整うことなど、そうそうありません。
自分に都合がよければ、この寒さも「良い」と思うし、
反対に都合が悪ければ、同じ寒さでも「悪い」と思ってしまう。
そのような人間の得手勝手な分別が、苦しみを生んでる、と言えます。

「暑さ・寒さ」の部分を、さまざまな言葉に言い換えて、考えてみましょう。
「損・徳」「美味しい・マズイ」「好き・嫌い」…

ひかなくてもいい線引きをしている、と、
思い当たることはありませんか?

…私なんて、しょっちゅうです(汗)。


「暑さ寒さによって、人は生きがいを失うことはないが、
暑さ寒さを理由にしてするべきことをしないと、人は生きがいを失う。」

どうぞみなさま、ご自愛ください。