地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

梅雨入り間近

2012-06-02 16:54:07 | 周囲の自然
今日は雨です。宮崎もそろそろ梅雨入りしたのでしょうか。
付近の田んぼには水も入って、田植えの準備が着々と進んでいます。
農家にとっては、待望の雨ですね。

この時期になれば、紫陽花の出番です。






紫陽花は、学名を「ハイドランジア・オタクサ」といいます。
「オタクサ」とは、幕末に長崎に来た医者シーボルトが、
妻のお滝さんを「オタキさん」と発音できずに、「オタクさん」と呼んでいて、
その名前を付けたから、と聞いたことがあります。
これは、植物学者の牧野富太郎博士が唱えた説。
この方は高知県出身です。
高知市内の、五台山の中腹にたしか、牧野植物園ってあったなあ。
副住職は、学生時代に高知に住んでおりました。なつかしいです。

ついでに…
副住職が修行した長崎のお寺には、このお滝さんと、娘イネさんのお墓があります。
少々無理がありますが、紫陽花はつくづく自分に縁がある花だなあと思っています。

閑話休題

オタクサはともかく、じゃあ「ハイドランジア」は??
これはギリシャ語で「水の入れ物」という意味だそうです。
そういえば、飛行機の油圧系統のことをハイドロっていいます(笑)。
多分、語源は一緒なのかな…。

また脇道にそれちゃいました。失礼。

しかし、雨の季節にぴったりな名前ですね。




当山は裏庭や永代供養墓沿いにアジサイを沢山植えています。
今年も綺麗な花が咲き始めました。

ちなみに分校跡地にもあります。ちょっと色違い。


古い井戸があるんですが、紫陽花が占領してしまいました。
「朝顔に釣瓶とられてもらい水」という歌はありますが、
「紫陽花に、ポンプ取られて…」とは(笑)。
ハイドランジアの名前通りですね。


この手こぎポンプだけありませんかね…。
飲用は不可ですが、井戸自体は枯れていないようなんです。
非常時用とかに使えないかなあ。




おまけ

庭の芝生から出てくる花です。名前はよく分かりません…(汗)。
例によって、ご存じの方は教えて下さい。
小さい花で、放っておくと、どんどん顔を出してきます。
あまりに出過ぎて、洗濯物を干すときに踏んでしまうよ~。
小さいけれども、よく見ると可愛らしい花です。
草が伸びると、私は一気に刈払機で刈り取ってしまうので、
どうにも申し訳なく思って、罪滅ぼしに撮影しました。
「一隅を照らす」ということで♪