地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

散り始めました…

2011-04-10 21:48:43 | 周囲の自然
満開である時間はとても短く、桜が散り始めました。
風が吹くたびに分校の校庭が桜で埋められていきます。


道路わきには雪のように桜が積ります。


たった2週間ほどで散らねばならないとは、けなげです。
散った桜は見苦しいとも言われますが、どうしてどうして、綺麗ですよ。




風が吹くと、まさに雪が降るように桜が舞い散っていきます。
その姿といったら、満開の桜に勝るとも劣らない美しさです。
どうかまた来年、皆さんの目を楽しませて下さいね。

おまけ。近くの道端には菜の花が満開です。


菜の花の黄色も大好きです。いかにも春という感じですよね。

差木野薬師如来

2011-04-10 21:13:57 | お寺の行事
延岡市の北部に、差木野(さしきの)と言われる地区があります。
ここに、17年に一度、ご開帳される薬師様がいらっしゃいます。
今回、師匠とともにその法要をお手伝いする機会に恵まれました。

大円山善正寺、という小さなお寺ですが、地区のみんなで力を合わせて準備をされており、とても和やかな雰囲気でした。

写真左に見えるのが本堂です。



幟が並ぶ階段を登ったところに仏殿があり、そこに薬師如来様がまつられています。


仏殿の裏には、湧水が出ているところがあったらしく、案内の看板があります。


この時期、ご開帳すると水がわき出るという言い伝えがあったそうですが、
残念ながら今はほとんど出ておりません。


由来はこちらです。読めますか?

前回のご開帳が平成6年だったことが分かります。なんと私が社会人になった年だ!
本開帳と中開帳が交互に行われ、今年は中開帳です。

こちらが、ご開帳になった薬師瑠璃光如来像です。
800年前に作られたものだそうです。見るからに威厳がありますね。

左手に持たれている薬壺から、五色の糸が伸びています。
この糸は、仏殿正面の角塔婆につながっています。
仏像には直接触れることができませんが、塔婆に触れて頂いて、薬師様のご利益を頂けるようになっています。

4月8日から3日間開帳されて、10日に閉帳されました。
次にお会いできるのは2027年(!)です。その頃、自分は何をしているんだろう…?

当日は、地元のケーブルテレビ局や新聞社などが大勢取材に来ておりました。
その一部ご紹介します。こちら

花まつり

2011-04-10 20:52:45 | お寺の行事
12月24日がなんの日か、ご存じですね。クリスマスです。
キリストさまの誕生日ですね。
                 
では、4月8日がなんの日か、ご存じですか?



クリスマスに比べて、あまり知られていませんよね。
4月8日はお釈迦様の誕生日、「花まつり」です。

朝から「降誕会(ごうたんえ)」を修行し、誕生仏に甘茶をかけさせていただきました。

息子も甘茶をかけています♪


お釈迦様がお生まれになったとき、花々は咲き誇り、天からは甘い甘露の雨が降りそそいだという言い伝えにちなんで、
甘茶をかける習慣が生まれました。

法要後は、外に出して本堂前にてお参りの方を待ちます。


副住職が修行していた長崎では、花で飾った路面電車がこの時期に走っていました。
仏教界あげてもっとアピールしなきゃいけませんねえ。

宮●交通のバスを1台、全面広告バスにしましょうか?!