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JCAの激闘!投げ釣り戦記Ⅰ

大物投げ釣り一筋!(2007~2013年)

ハイポテンシャルは健在! 遠征第百三十三弾!青森県・六ヶ所 / むつ小川原港 (3日目)

2011-03-08 23:47:55 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル133】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


ついにやった、、、


出口の見えない“真子組”頂上作戦に今期も総力を挙げて取り掛かり始めた
2回目の一斉ガサ入れ、あえて目撃証言が多い地区から若干外れた一角を狙った
捜査網に掛かってきたのはなんと「4課」が追い求めていた首領“ゴ~マル”


広域鰈組織の中でも群を抜いて大幹部検挙率が少ない“真子組”だけに、その
意外性と驚きは間もなく喜びとなり俺たちは昨夜、久しぶりに祝い酒を交わした。



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漁師の主人が毎朝八戸港で水揚げされた魚介類を店に並べる居酒屋でちょいワル刑事
と念願のゴ~マル・マコ検挙を祝い、その後彼の“はぐれ刑事・純情派”チックな邸宅で
酔いが醒めるまで爆睡 今日からガサ入れ予定のあのシマへと向かった。


ある筋からの情報ではまだゴ~マルに迫るような大幹部連中と“真子組”の残党がシマ
うちで不穏な動きを見せているとも入っており4課としても見逃すわけにはいかない!


シマに近付くにつれ八戸市内では見かける事が無かった真っ白な雪が辺り一面を覆い
尽くしている、、、夜明け前という時間帯もあり所々アイスバーンになってるようだったが
彼のヤン車は時速30km以下で爆走を続けた。







「むつ小川原港」


以前、報告書にも挙げた覚えがあるが大波止を含めシマにおける最重要指定捜査地区
のほとんどが度重なって一部心無い地元の堅気さんによって引き起こされた水難事故
により立ち入り禁止措置と国家権力の闇に葬られてしまった。非常に残念な事だ、、、


そんな経緯もあって今では大波止付け根部の張り出した護岸角が一級捜査地区に
なり“真子組”検挙に従事する捜査官らはここを抑えようと争奪戦を繰り広げている。




今朝はちょいワル刑事に一級角を託し俺はその横で彼の捜査網を掻い潜ってくる連中を
叩く事にするが捜査開始と同時にここ最近、角付近に出没すると噂されていた真子組の
企業射程“カニ”が牙をむいて襲い掛かってきた!


オトリ捜査に導入しているアオイソメ弾は次々と真っ二つに切断され苦戦を強いられる
ちょいワル刑事だがお前らまとめてカニ汁の刑に処する!と機動刑事ジバンのような
フレーズを言いながら容赦なく根こそぎ検挙している、、、


さすが東北の雄とも謳われた鬼刑事だ。




正午を回ったが一向に“真子組”組員は動きを見せない。





雲間から覗く太陽により辺りを白く染めていた雪は解けいつもの見慣れた風景に戻った
シマで集中的に圧力を掛けていた刑事が突然叫んだ!


「JCA! タモや~、タモ持ってこいっ!」


午後15時55分の出来事だった。








なんと彼の捜査網に御用となってきたのは 47cmマコガレイ、大幹部クラスだ!


いくら一級と呼ばれる地区であってもこのサイズはなかなか姿を見せず俺なら確実に
スカリに叩き込んでいるところだが、50を超えないと何枚しょっぴいても意味が無い!
とあっさり釈放してしまったのだ!?


ここ青森を本拠地とし過去に同サイズを何枚も検挙しているちょいワル刑事によれば
40cm前後までなら威勢も良く取り調べ甲斐があるが、それ以上の大幹部クラスは敵
ながらもある意味男として認めている部分もあり、無差別検挙はせず首領になってから
必ず俺の手で裁く!
と。


まあ、彼の邸宅にある冷凍庫を覗けばその意味はすぐ理解できるのだが、、、




結局昼間はこの1件のみで俺たちは夜を迎えた。






暗くなると共に気温は一気にマイナスに落ち雪が降ったり止んだりするようになってきた。
ただでさえまだまだ極寒な東北の夜、気付けば最前線の三脚に吊るしたバケツの水は
凍りアオイソメ弾装填後に使う手拭きタオルはカチカチになってしまっている、、、


しかし不思議な事に連中の活性が上がってきたのだ!







大幹部クラスは混じらないものの中堅連中が数多く捜査網に掛かってくる。それもなぜか
今度は俺の捜査線のみで、、、一級角で昼間はカニに捜査妨害されたちょいワル刑事
にはカレイからポ~クビッツのようなマイクロアイナメに切り替わり激怒するよりはほぼ
心が折れかけてるようにも見えた。


特定の時間帯において一気に活動を活性化させる特徴のある鰈組織がゆえ約1時間半
足らずで連中はどこかへ身を潜めてしまい音信不通となった。


時刻はまだ午後22時を過ぎたくらいだが数時間前から続いていた降雪が激化の一途を
たどり捜査続投が困難になってきたので今夜はここで打ち切りとしよう。






47cmは釈放するもそれ以下には容赦無い“八戸のちょいワル刑事”の検挙カレイ。









日が暮れてから逮捕劇が連続した“JCA”の検挙カレイ。







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51、45、42cm 巨大マコガレイ撃沈!遠征第百三十三弾!青森県・八戸 / 八戸第一沖防波堤 (2日目)

2011-03-07 23:09:47 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル133】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


予期せぬ北西風とウネリの前、初日から捜査を中断せざる終えなくなった、、、
俺は昨年までここ以外は考えられないかの如く集中的に叩いていたあのシマを
思い出しその足で向かう事にする。思い出してもらえただろうか?


途中、温泉に立ち寄ってた事もあり到着した頃にはすでに日は暮れてオレンジ色
の常夜灯がどこか寂しく灯っているシマ、、、詳しくはまた後日語ろうと思うが、
ここでも引き続き“真子組”の気配は一切感じられなくマハゼ、カニといった外道
連中の邪魔が入るのみの昨夜。


そんな中、あの男から連絡が入ったのだった。



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「JCA、今すぐ八戸へ戻り俺と明朝からもう一度あのシマを叩くぞ!


せっかく捜査線争いが激しい一級地区に入れた事とここ最近モ~ホ~疑惑が浮上して
いる男からの要請、、、その上、作戦が初日早々大撃沈を食らったシマへ再度潜入という
のだから俺がためらうのは仕方が無かった。







「八戸第一沖防波堤」


悩みに悩んだ挙句、あれから俺は夜間捜査を打ち切り八戸市内へ戻りこの朝一番から
41cm マコガレイを逮捕した疑惑の男“八戸のちょいワル刑事”と合流した。


午前5時にシマへ渡った俺たちは昨日俺が単独ガサ入れした同じ区域に捜査本部を置く
ことにする。水面は鏡の様に静かで、まるで昨日海上保安庁から避難通告までされた程
の猛威を振るった北西風がウソのようだ。


無風ベタ凪な今のうちに様々な距離を丹念に探っていく、、、




そんな時だった。


うおお~いっ!!!




どこからともなく聞き覚えのあるイカツイ大声が!?




このしゃべり口調は間違いない!


“八沖(八戸沖堤)のぬし”とも呼ぶべき御大“ゴメじいさん”だ。







それにしてもすごい遭遇率の高さだ、、、“ぬし”と呼ばれるだけあって毎日のようにこの
シマをパトロールしてるのだろう。今朝も前回同様ミズタコの行方を追っていると言って
おり、ちょうど次の瞬間逃走犯の身柄確保か?と思わせる竿の曲がりを見せた。


これは間違いないっ!ミズタコだ。


と数十分に渡り真剣にあれこれ対処する御大ではあったが、どうやらちょいワル刑事が
最初から指摘してた通り単なる根掛かりのようだった、、、


しかし御大を見ているとどこか健気で時間を忘れてしまう。そろそろ捜査線にある房掛け
にしたアオイソメ弾も弱ってる頃か?とチェックを兼ねて仕掛けを上げてみる事にした。


すると、


グイグイグイ!? グ~~~






午前8時13分、45cm マコガレイ逮捕。


俺たちが御大と話している隙にアオイソメ弾をネコババしようとしていたに違いない!
なんて卑怯な奴。だが4課もそんな甘い考えに降る捜査方法は取っておらず一度トラップ
にハマってしまうと99%スッポ抜けをしない形状の針を導入している、、、しかし昨日と
異なり反応がある!2日目にしてようやく“真子組”の足取りが掴めてきたようだ。


即座に捜査本部へこやつを連行しスカリ取調べ室で他の組員の潜伏状況を問いただす。
どうやら潔い輩だったらしくペラペラと必要以上の情報を話し出した!俺はその証言を 
基に連中が潜んでいるという方角へ捜査網を張った。そして約15分、


ゴンゴン、、、グ~~~!!!






午前8時56分、42cm マコガレイ逮捕。


まんまと罠にハマってきた。俺が読むにはまだまだ極寒の日が続くこの時期、連中の
行動もシマうちの潮や日によってまちまち。たとえ奴らが韓国から八戸港へ密輸を目論む
大量のアオイソメ弾をオトリに使ったとしても警戒してなかなかアタックしてこないのだ。


となると、今日は当たり日か?しかしすぐ隣で捜査網を張るちょいワル刑事には反応が
無い、、なぜだ?いくら広域に分布する組織とはいえ鰈対法が施行された今、俺たち4課
のみならず地元警察も取り締まりを強化してるはず。少数派に分かれ点々と身を隠してる
方が奴らにとっても動きやすいのかもしれない。




様々な憶測が飛び交う中、どこからともなく




「ぅおお~~~、いいカレイが釣れたなぁ!これはウマイんだよ。」




遥か遠く白灯台付近まで捜査に出たはずの御大だった。


ミズタコを検挙すべくシマを片っ端から探り尽くすとはりきって行った御大、その視力は
78才とは思えない程のものでオスマン・サンコン氏顔負けだ。また俺たちがカレイを逮捕
するのを確認すると即戻ってくるフットワークの軽さ、、、やはり昔SPまでしていたという話
はガセネタではないようだ。




それにしても、、、





どこから見ても大きな人斬り鎌を持った悪魔にしか見えないのはなぜだろうか?知らない
人が見ると間違いなく怖いはずだ。御大はきっとハロウィンシーズンには近くの小学校
など引っ張りだこに違いない。


距離がある程度離れているとこうやってシブく御大について話すちょいワル刑事ではある
が、いざ近くに来られてしまうと子猫同然!半強制的に今日もエラコ採りに連れて行かれ
てしまった、、、


風は弱いので依然ベタ凪のままだが雪がチラつき始め視界が閉ざされてきた。





長距離歩いて戻ってきた2人は早速大量のエラコを剥きにかかっている。なぜか御大も
ミズタコ捜査はほ~ったらかしでちょいワル刑事と共にエラコを剥いている、、、いや、
剥くというより力任せに引き裂いていると言った方が適切か?後で刑事曰く、


御大は絡まったエラコをめちゃくちゃに引き裂いてるから使い物にならなくなる、、、


確かにそうかもしれない、、、そこにはぐちゃぐちゃに引き裂かれ黄緑色の血を流した無残
なエラコが大量に横たわっていた、、、しかしこんな優しい人はなかなか居ない!いろいろ
話してて笑いが絶えない御大はやはり“ぬし”だと改めて実感した。


午後13時頃、メシを食いに行くと御大はどこかへ消えていった。


それと共に俺たち4課捜査本部にもつかの間の平穏な時間が戻ってきた。ちょいワル刑事
はお湯を沸かし大好物のカップラーメンをすすり俺はしばしテントの中で仮眠を取る。




1時間とわずかではあるが身体を休めた俺は最前線に戻った、すると!?


ゴン! ゴン! グイイイイイイッ!!!


スピンパワーAXライフルの穂先が大きく叩かれ何者かのアプローチを警告している!
急いで俺はライフルを手に取りそ捜査網に掛かってるであろう敵を引きずり上げる。




グゥ~~~、ガンガンガンガンガン!!!



右へ左へ走り力糸が見え始めたくらいからは小刻みな首振り?とも言えるような最後の
抵抗を見せた!シモリ・マフィア組織アイナメではないっ、、、となると、




一体何者!?









水面に浮かんできた茶色く分厚いボディー、ちょいワル刑事が放った玉網によって身柄
拘束された大アタリの正体は、、、


きっ、きさまは“真子組”を統率する黒幕!?


午後14時42分、51cm マコガレイ逮捕!




ついにやった、、、4課が総力を上げて追いかけてきた念願のゴ~マル検挙!頂上作戦を
始め約2年、今ここに終止符が打たれたのだ。


そして昨夜、再度このシマを叩こうと提案したちょいワル刑事の読みは見事的中した!
彼の案が無かったら俺はきっとあのままもう一つのシマで粘っていたかもしれない。
さすが地元密着型の凄腕刑事の勘!








長く巨大な「八戸第一沖防波堤」、手がかりとなったのはこの種のヒトデだった。


地球深部探査船ちきゅうまでその入港航路に取る深くえぐれた広大な水道にこれが
異常に溜まっている凸凹したピンポイントがある。今回の逮捕劇はこの狭い範囲からの
遠投によって!不思議な事にちょいワル刑事の捜査線ではほとんど掛からなかった。


まだ近くに同クラスが潜んでいるかもしれないと俺たちは捜査を続投したが、首領の柄を
取られてしまった組員たちは体制を立て直すべくどこかへ身を潜めてしまったよう。


午後16時、4課はシマから脱出した。






明日は俺が仕留めると意気込む“八戸のちょいワル刑事”の検挙カレイ。









終わり見え無き長き任務に一区切り付いた喜びに浸る“JCA”の検挙カレイ。





今夜は八戸港で水揚げされた海産物が堪能できる居酒屋で宴会か。




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荒れ狂う北西風、、、遠征第百三十三弾!青森県・八戸 / 八戸第一沖防波堤 (1日目)

2011-03-06 23:53:33 | 投げ釣り戦記!

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【捜査ファイル133】


俺は4課のJCAだ。


座布団鰈の犯罪を多く扱う事から我々は“マル鰈”と呼ばれている。
今日もまた眠らない鰈大国・日本のどこかで事件は起きようとしている、、、


先日、俺の地元明石港で大量押収したアオイソメ弾、、、これら全てが“真子組”
流れてしまうと他組織とのパワーバランスが崩れまた長い抗争が始まっちまう。
「4課」としてもそれだけは絶対避けなくてはならない。


それにしてもこれだけの密輸アオイソメ、奴らは一体何の為に?この取引には
必ずやトップクラス・ゴ~マル連中が絡んでるはず!俺は危険と知りながらも
あえてこれらをオトリにして敵地に潜入する事にした。



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夕闇に滲む富士山


あれが我ら大日本帝国における最高峰の山、、、メトロポリス東京から再度飛び立った
俺を見送るかのようにそのシルエットを遠く浮かび上がらせていた。俺が向かう先は
言うまでも無く“真子組”大幹部が潜むと噂されるシマ「青森県」だ。




午後19時05分、


定刻より約15分遅れで三沢空港に降り立ったそこにはやはりあの男が居た。




この週末は別件で手が離せない彼だがわざわざ時間を割いて俺を迎えに来てくれた
のだ。やはり持つべき物は友?いや、、、ただ単にモ~ホ~疑惑があるからこそなのか?
今回も俺は詳しくを聞く事はできなかった。


一度、彼の捜査本部がある八戸市内へ赴き捜査期間中置かせてもらっているキススペ
ライフルなど装備一式を受け取ると俺はまさか刑事が使用してるとは思えないような彼の
ヤン車を借りて一路港へ走った。





「八戸第一沖防波堤」


普段は人目が懸念される週末を捜査対象から外している「4課」だが、前回あれだけの
寸たら、または蛻の殻続きだったこのシマの不可解さを考えれば1時間でも多く綿密な
ガサ入れを行う事がゴ~マル検挙へ繋がる最短ルートと睨み日曜日である今日も単独
であっても乗り込む決意を決めたのだった。


どうやら渡り蟹食い逃げ容疑で逃走中のミズタコの足取りはまだ掴めていないよう、、、
今朝も多くの地元捜査官が蟹のオモチャをオトリに地道に探っている。


そんな中、唯一4m25cmもあるライフルを数本構える俺は完全に浮いている。ヤバイ!
このままでは目立ちすぎて連中に感付かれてしまうかもしれない。





ゴンゴン、、、ゴンゴン、、、


首を振るような抵抗は予想通り42cmのアイナメ。


足元から数メートル先にかけて敷石が入るこの第一の方ではシモリ・マフィア組織
“アイナメ”の格好の隠れ家となっている。コンビを組んでシマを徘徊していたのか?
連続して30cmが連行されてきたがアイナメは全く捜査対象に入ってない4課方針に従い
即釈放。さっさと海へお帰り頂こう。




午前7時半、それまでベタ凪だったシマに激震が走った!


そう、突如予報に無い強度の北西風が吹き荒れ瞬く間にウネリを引き起こして俺たち沖堤
の捜査官に襲い掛かったのだ。そして最悪な事に時間の経過と共に激化の一途をたどり
正午には波しぶきが高さのある堤防に乗り上げてくるまでに、、、


当然ながらここまでなってしまうと4課の捜査方法では飛距離が出せず、真正面からの
暴風にアオイソメ弾をセットした捜査網は押し戻されてくるだけ。




万事休すか?





午後14時過ぎ


シマの北側にそびえる白灯台付近に海上保安庁の巡視艇が接近しているのを確認し、
その後すぐミズタコ捜査班の1名が各捜査員に直ちに撤収せよ!と通達を流してきた。


10分後には各々の渡船が迎えに来るものの打ち付ける大波に転覆させられるかの如く
弄ばれなかなか接岸できない、、、結局何度か離れては接岸を繰り返しようやく俺たちを
回収 シマから脱出となるのであった。




緊急を要する事態だったがゆえ仕方ない事だが、中途半端に空白時間が出来てしまった
俺は先に冷えた身体を温泉で温め夕暮れ時刻目掛けてもう一つのシマへ潜入。





今年になって初めて足を踏み入れたこのシマ、、、昨年のうちに多くの地区が国家権力の
闇に葬られてしまい俺たち捜査官の立ち入りが制限されてしまっている。幸いにも誰一人
おらず最も“真子組”連中の目撃証言が多い一角へ入れたがちょっかいを掛けてくる輩
はマハゼとカニのみ、、、


そんな中、あの男から電話が入り夜間捜査を打ち切り戻ってくるよう要請があった。




俺はどうするべきか?




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捜査予告:遠征第百三十三弾!大量押収したアオイソメ弾

2011-03-05 23:49:41 | ブリーフィング

我らが日本の裏社会を取り仕る極道たち、、、
もちろん同様に日本の海にも海底の社会を取り仕切る組織がある。




「真子組、石組、滑多組、黒頭組、真組」




これらが中でも最も構成員が多い大所帯の組織で日本の海底の秩序を乱さぬよう
日々、他海域からの侵入魚へ目を光らせているそうな。


仁義を重んじ任侠の道に生きるカレイ達だが、収入の滞る寒い時期、
時にして堅気魚のエサを横取りなど迷惑をかける連中もおり被害届が出される事
がこれからの季節各地で増えてくるはず、、、


そんな悪漢カレイを一斉検挙すべく発足されたのが




通称:マル鰈 こと、


「組織座布団“鰈”対策部捜査4課」




今期もあのゴメカモメですら容赦無くしょっ引く東北の怖~い刑事さんも健在。





今期初のガサ入れが不発に終わった青森抗争、、、


沖堤から帰還する道中に俺たちは停泊する不審な多国籍タンカーを発見した!本来なら
公安や銃器薬物課の仕事なのかもしれないが、怪しい臭いを感じ取った俺たちは即座に
タンカーへ踏み込み大量のアオイソメ弾を押収したのだった。約1キロ程度か、、、?





まさに弾頭サイズも俺たち「4課」が使用しているリボルバーの口径と合致した為、この
不景気な世の中、上層部からもそこまでの捜査資金は下りてこない、、、俺たちは
こっそりこのブツを捜査に使用する事にした。


最終日、再度シマに踏み込むも蛻の殻、、、そんな経緯もあり余ったブツがまだ俺の
ジュラルミンケースの中に残っているのだ。その上なんと昨夜こちら関西の某港でも同種
の細イソメ弾頭の押収があった!銃器薬物課が気付く前にどこかで使用せねば、、、




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真子組





検挙期間: 9月下旬~5月
潜伏場所: 関西~東北にかけての漁港
特徴: 石組と並び日本を代表する広域“鰈”組織で構成員数もピカイチ




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もし4課が動くとなればシマはあそこしかない。




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3分間クッキング!? ~半生エラコ~

2011-03-04 03:45:07 | つまらないネタ

はいっ、またまたちょっと前に引き続き「エラコ」ネタです。


そして「エラコ」と言えばこの方、“八戸のちょいワル”先生!





その誰にも負けない高速かつムダの無いエラコ剥き術は、いつかフィーバーした!
かの高橋名人の16連打の如く華麗なるもの、、、この人、釣り場で投げ釣りよりエラコを
剥いてる時間の方が長いんちゃうん?とまで思われがち。(笑)




そんなちょいワル先生出演の新たなページが完成しました。


今回ご紹介しているのは半生「塩エラコ」の作り方でエラコを剥く段階から詳しく丁寧に
レクチャー中!個人によって様々な作り方&こだわりが存在する塩イソメとかと違って
「塩エラコ」はまだ単純、簡単に言えば塩の中にほ~り込むだけで完成なんですが、、、


おいおい、それだけかぁ!?(笑)






暗い場所で逆さにしておくと自分から出てくるやら水中から取り出してバケツに数時間
放置してると脱走しだすなどいろんなエラコ取り出し術がある中、オーソドックスな手で
剥く!という方法を紹介しております。


まっ、興味がある方だけそっと見てやってください!


FISH MEALは投げ釣りで! こだわり・他 雑学




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2011 北海道遠征の目標は?

2011-03-02 16:03:47 | 業務連絡

JCAの投げ釣り戦記の毎年恒例行事に「北海道」遠征があります。


クロガシラ、マガレイ、スナガレイ、ホッケ、巨大アイナメ (← 個人的にあまり好きじゃ
ありませんが、、、笑
)など水質が綺麗で冷たい海流に揉まれた魚はどれも活きが良く
釣り応えあり&食べ応えあり!と “最高” の一言に尽きます。


そんな投げ釣り天国「北海道」でこれまでわたくしめが最大目標に掲げ作戦を繰り広げ
てきたのが、みなさんご存知のよ~に“ゴ~マル・クロガシラ”でしたが幸運にも昨年、
北海道の釣友らのサポートもあり達成する事ができました。


と、なると今シーズンの目標は?ですよね~。(笑)


何にしましょうか?


本当ならここでゴ~マル・マガレイ、ゴ~マル・タカノハ、ありえないよ~なサイズのホッケ
などと言いたい所なんですが、これらを狙って実現させるにはあまりにも難しすぎて、、、
ある意味、神のみが成しえる領域になってくるので、とりあえずは!








→  “美味しい魚をたくさん撃沈する!”




「北海道」に通い始めた頃の原点の気持ちに返って北の大地でしかできない投げ釣りを
謳歌したいと思います。戦場選びもあれこれと、、、


あ~、待ち遠しいっ!




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キススペシャル&スーパーエアロ・テクニウムMg

2011-03-01 18:44:46 | 仕掛&戦術

「キススペシャル405BX」「スーパーエアロ・テクニウムMg」





このコンビから連想される作戦はまさに“キス引き釣り”


ポカポカ陽気の早春から灼熱の真夏、型が揃う落ちシーズンの晩秋まで主にサーフから
多点針仕掛けで臨む投げ釣りの醍醐味の一つ、、、JCAもそんな魅力に惹かれこれらを
購入したんですが、考えてみればここ近年、常に大物!やら自己記録更新と置き竿作戦
ばかりやってるのでこのタックルの年間使用頻度が超低い事に気付きました。


せっかく軽量&遠投性能を秘めたタックルですし使わなくてはもったいないのでキススペ
の方は昨年のカレイ作戦からたま~に導入したりしてきました。そして今年は更にリール
までもセットで!と考えているわたくしめ、、、


早速、テクニウムMgを取り出してきてハンドルを右に変更し





とりあえずカレイ作戦においてPE力糸のままでは個人的に変な?違和感を感じてしまう
事からナイロン力糸に変更しました。だんだん気持ちが盛り上がってきた~!




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