【プロジェクト72 詳細データ】
● 出社場所: 竹芝桟橋 (7:30)
● 任務開催地: 東京都神津島村
● 任務: 村周辺に出没する笛を吹く生命体の調査
● 協賛: 東海汽船、ドリームチャレンジャー号
いよいよJCAの東京出張の全貌が明らかにされましたね~!
本プロジェクトの指揮を取ってくださるのが、
レインボーキャスターズの副会長様でも
いらっしゃる
K谷先生でして、わたくしめにとってはこれまで全国版大物投げ釣り本や
雑誌などの記事を通してノウハウを勉強させてきてもらったまさに神様的存在!
そんな方と一緒に竿を並べれるなんで夢にも思いませんでした。(笑)
先生とは浜松町駅から徒歩10分の
「竹芝桟橋」で合流し午前8時15分発の東海汽船の
ジェットフォイルに飛び乗りました。もちろん目指すは詳細データにもあるように東京都でありながら離島の村、
「神津島」。


途中、大島や式根島などいくつかの島を経由して正午にやっとこさ島に上陸!
到着後すぐ迎えにきてもらってた渡船屋さんの民宿へ直行&買出し準備を済ませ
少し時間があったので先生に今日は北東の風がひどくて入れることができない実績場をいろいろ車で案内してもらって午後15時、
戦場へ向けて渡船 「ドリームチャレンジャー号」 発進!思った以上に北寄りの風が入りすぎて本命のほとんどがアウトとなった今、新規開拓
ということで島南側にある無名の磯へ上がる事にしました。



イシダイの実績場や上物の人気スポットがわんさか点在する南側、その中でも本日の
戦場は底物狙いはほとんど入った形跡がない地磯のようでピトンを打ち込むのにも
一苦労、、、それでもさすが
「神津島」を知り尽くされているK谷先生は手際よく良さそうな岩の裂け目を探し出し準備されてゆきます。
結局、足場が鋭利すぎたりという条件から比較的平らな一部分に並んで竿を出す事に。



断崖絶壁の真下という立地で風が遮られ比較的海面は凪状態。
小さな湾状になった外側へ先生が2本、内側にJCAが2本といった感じで沖縄限定でゲットできるタマン竿が4本(JCAのも先生と一緒なので。)並び戦闘準備OKです。
先生の方向は水深が深めで、反対にわたくしめの正面から内側は超浅く両方とも底は
ゴリゴリ複雑で部分によってちょっと擦っただけで極太ナイロンの道糸が一発で切れて
しまう所もあるよう。それと同時にこ~んな戦場では恒例の
招かれざる敵たちの巣窟と化してるのは間違いないでしょう!(笑)
一通りの準備が整い、ある程度暗くなるまでしばし休憩し体力を温存です。
携帯電話も完全に圏外のエリアですし複数人数で入らないと万が一の場合にど~なるんだろう?なんて考えるとちょこっとゾッとしますわ~。

日の入り時刻、遠くに「恩馳群礁」を望みながらだんだん辺りが暗くなってきました。
そろそろ始めようという先生の合図と共に大きめのイカを投げ込んでゆくとすぐさま
フ~ワフ~ワ、ブルブルブルッ!っと典型的な
ウツボのアタリが出始めたかと思うや否や入れ食いに、、、。
「ウツボ揚場」なるものを岩の一角に確保してタマン竿でゴボウ抜きしたウツボは全て
そのスペースに落とし打ち返しのスピードをロストしないよう気を付けます。というのも
この揚場、傾斜の付いた岩と岩の継ぎ目上部にありくぼんだ平らな形状をしている事からウツボを落とせば、勝手に自分でクネクネ継ぎ目の溝を這って海に帰れるというまさに
シルクロード顔負けの
「ウツボロード」ってわけですわ。
ねっ! 見たくないでしょ?果てしないウツボの嵐にヒ~ヒ~言いながらグネグネの団子になった仕掛けや傷ついたハリスを交換し、いつやって来るかわからない敵の回遊を待ちます。
ギュイイ~~~ン!!!それは突然でした。先生の竿が何の前触れもなく一気に海に突き刺さり凄い勢いでドラグが鳴ります!すかさずファイトされる先生ですが、あともう少しという所で惜しくもライン
ブレイク、、、間違いなくデカかったはず!
残念ながらもそろそろ回遊してくるという確信が持てた今、引き続きしつこく来るウツボ
対応も素早くこなしできるだけ長時間海底にエサがあるように努めないといけません。
ギュイイ~~~ン!!!今度はわたくしめの竿が突き刺さりました!

やっと本命のお出まし~♪ いきなりジャスト
70cmのハマフエフキ!
1発目から70UPとはこの海域のポテンシャルの高さには驚きを隠せません。
今回は明日大阪に帰艦してすぐ翌日から出張なので
キャッチ&リリース します。
写真を撮って
ドボン!気持ち良さそうに泳いでいきました。
そろそろ時合いかな?と話してる最中に予想通り
K谷先生の竿がひん曲がります!
グイイイイイ!
おおっ!これまた
71cmのハマフエフキ。
先生も申請用の写真を撮った後
ドボン!「神津島」に通われ過去に80cmオーバーまで仕留めてこられてる先生ですが、今夜の敵はすごく元気がいいみたく磯の上でも
バタバタと跳ねまくってます、、、おとなしくしてればすぐに海に帰れるのにね~。(笑)
あいかわらず嫌がらせかのようにウツボの猛攻は続きますが、敵の回遊と重なってる為油断はできません!そして再び数十分後に
「来たよ~!」と叫ぶ先生の姿が、


またまた先生、
70cmのハマフエフキ 撃沈です!
今夜は先生側の深場、遠投が当たりみたくこやつもさっきのと同じポイントで来たよう。
それにしてもタックルごと海に引きずりこまれそうになる恐ろしいアタリを出す敵にも
関わらず、さすがベテランのK谷先生、
貫禄ありまくりですわ!敵に一切
主導権を与えず軽々と水面まで引っ張り揚げてこられます。
JCAも横でタモを構えながら勉強、勉強。
ほんと凄い!いつか先生みたいになりたいと憧れてしまいます。
ドボン!と写真を撮ってリリースし、連続してまだまだ来るかな?と期待しますが
ここで一旦アタリ全てが途絶えウツボまでも来なくなって静寂の海に、、、。


明朝までず~っとどんより曇った天気予報だったはず、、、が、しかし気付けばキレイな月が昇って水面を煌々と照らしております、、、これって我々人間にとっては手元が見え易くていいんですが、作戦的に見るとあまりよろしくないんですよね~。
って月にいちゃもん付けてもさすがに何も変わりませんわなぁ。(笑)風裏に入ってるので凪ですが、おそらく島の北側は大荒れなんだろうなぁ~と話しながらしばしマッタリした時間が流れておりました。
グッ、グッ、ギイイイ~~~!?タマミにしては少々微弱?にも思えるようなアタリがJCAの竿に出ます。

やった~♪ 念願の
46cm シブダイ撃沈!
実は以前からK谷先生やニック先生から
シブダイはすごく美味しいという話を伺っており、魚を食べたいが為に投げ釣りをしているわたくしめなので、そんなに美味しいならいつか必ず味見してみたい!という密かな願望があったんです。
もちろんこのお方は
リリース対象外!ありがた~くお持ち帰りさせて頂きましょ。
またまたまぁ~た、ウツボが入れ食いになりだし再びヒ~ヒ~言ってる中、先生の竿に
鋭いアタリが襲ってきました!?
ひょええぇ~~~! K谷先生、今度は
78cmまで撃沈されました。
JCA自身、この目でここまでデカいのを見るのは初めてです!立派な面構えで威厳あるハマフエフキですが、これまた先生にかかれば簡単に水揚げされちゃうんですわ。
85cm以下は全て写真のみでリリース対象とのことで
ドボン!いつかはわたくしめもこんなサイズを撃沈してみたいと熱くなりましたよ~。
リリースされ海に消えていく魚に、
ちょうど隣にあるエサに今すぐ食い付け!と
怨念を込めて見送りましたが、、、。(笑)
夜明けです。昨日より少し波が出てきてますが帰りのジェットフォイルは平常どおり運航ということで
一安心。午前6時に迎えの船に乗って船長さん宅の民宿で風呂&朝食、ちょこっとばかし仮眠させてもらい東京の竹芝桟橋へ向けて帰艦の路に着くことに。

さてさて、今回は1晩のみだったのであっという間に終了しちゃいましたが、とても親切で優しい
K谷先生に直接いろいろタマミ作戦のノウハウを教えて頂くなどかなり貴重な経験をする事ができ充実した遠征となりました。
K谷先生、この度はご一緒させて頂き本当にありがとうございました!そして最後に1晩で70cmオーバーが4匹とは、、、
「神津島」恐るべしです。
「いつか80cmオーバーを!」と思った貴方!これ押してちょ →