「9時には出発するけん、それまでにはこっちへおいでや!」
本作戦について事前に電話する中、どれだけ遅くても「愛媛県」は「松山」に午前8時
半までには入ってしまわないと間に合わないスケジュールだったJCA、朝まで元気玉
(= 特大ユムシ)をぶっ放し続けて即行片付けたと思えば高速を飛ばして更に西へ!
全く地理感が無い住所であってもサイコミュ?いえ、カーナビが引っ張ってくれるので
逃がしゃしないよ~、、、迷う事はありません。どうやら昨夜までのハ~イテンションが
抜けないまま“逆襲のシャア”のレズンになってしまってました。(爆)
そうです、今回のメイン作戦にご一緒して頂くのは「愛媛県」のフレーズですでにピン
と来られてるかと思いますが、いつも愛媛遠征でお世話になってる西四国サーフの
“ぱらのいあさん”でしたぁ。
愛車のプリウスに荷物を詰替えて予定通り午前9時までには出発 → シロアマダイの
メッカでもある「三崎港」を目指します。
いつもならあの新波止から投げてウミケムシにエソといった外道に弄ばれつつ本命を
待つ作戦を繰り広げているんですが、我らを乗せたフェリーは新波止からどんどん
遠くなってゆきました、、、
日曜日だったので結構混んでるかな?な~んて思ってたらガラッガラ、、、広い2等
客室で余裕かましての大の字爆睡ですわ!そしていい感じで熟睡できてるなぁ~って
時にはもう「大分県」は「佐賀関」に到着しておりました。
ここはもう「九州」!?
実感できないまま目的地までの最短ルートを走ります。
「あれが阿蘇山じゃあ。」
助手席でうたた寝しちゃってたわたくしめ、ぱらのいあさんの言葉で目が覚めて窓の外
を見てみると片方は雪が被り、もう片方は雪もな~んにもない山、、、
「あれって、どっちが阿蘇山なんでしょうかねぇ?」
「わしも知らん、、、」
とにかく阿蘇山の麓を抜けるルートは景色も綺麗で夏場なんかに訪れたらより一層
感動できるんじゃないかな?と思いましたよん。投げ釣りには関係ないけど、、、
順調に山道を抜けて目指す「熊本県」へIN。
しかしここで厄介な事が待っておりました!
なんと市内中心部に入るや否や大渋滞、、、3車線もある国道ですら長蛇の列となって
しまいノロノロ運転を余儀なくされます。同時に時間もどんどん流れてゆきやっとこさ
戦場に着いた時にはすでに午後17時頃になっちゃってました。(悲)
「緑川河口」
言わずと知れた超有名ポイントでごじゃいます。
この名前が出てきたとなると何がターゲットなのかも想像付くかと思いますのであえて
書かずに話しは進めさせて頂きやんす。(笑)今日の潮回りでは午後20時前後が干底
になるので今はまだ引いて行ってる最中、、、
目の前にはヘドロ底が剥き出しになってますわ。
上げによくアタってくるとは言うものの、その昔来た時には干底でもポツポツ釣れたので
とりあえず様子を見ようと竿は少なめにして投げてみましょう。
生体反応無し、、、
それどころか仕掛けを回収してる最中にラインへベトベトのヘドロが絡み付きガイドを
通る度に飛び散りまくります!お陰で2投目打ち返す時には手はもちろんの事、顔まで
ヘドロまみれになりテンションダウンな2人でした。
どれだけ探ってもアタリが無いのでまずは放置プレイしながら潮が高くなるのを待つ
ことに、、、実は今回あえて時期的にも若干早め?にやってきたんです。毎年だんだん
釣れなくなってきていると言われる本命ターゲット、万が一今回ハズれてしまっても
もう1回リベンジできるよ~にと考えており二段構え作戦!
他の戦場で釣れ出してるという情報を頂いてたのもあり、それなら「緑川」もそろそろ
いけるんのでは?と初日戦場としてチョイス → ただし上げを戦ってみてもサッパ
リだったら即行見切りを付けて実績が上がっている戦場に移動しようという魂胆です。
午後22時までちょっとも水位が上がらず、まだか?まだか?と待ちわびようやく満ちて
きてるのが確認できるようになった午後23時半くらいから真剣に集中砲火です!
あきまへん、、、
真っ暗で片付けるのも少々億劫になりますが、時間がもったいないので急いで撤収&
事前に教えて頂いていた実績ポイントへと向かいましょう。
カーナビに引っ張ってもらいながら夜道を進み、どこで左折?右折?と戸惑いながらも
なんとか到着!するとそこには埼玉からいらっしゃった東京フロンティアサーフの
“S原さん”が竿を出しておられました。
少し前ににぎやかし会長からS原さんもいらっしゃってるかもしれない?と伺ってたので
レンタカーというのもありもしかして?と思いましたが、ビンゴ!
釣果を聞くと明るいうちは微妙だったものの先程から釣れ始めているとのこと!とても
気さくな方でご親切にも隣に入れて頂ける事となり早速戦闘準備に入ります。
まずは教えてもらった投点に1本ファイヤ~。
糸フケを取って三脚の上に置いたら2本目のセッティングに取り掛かり、完成し次第
続けてファイヤ~!ちょこっと誘いを掛けてみようとさっき投げた竿を持ってみると微妙
な重量感があります!?
あらまっ、44cm ハゼクチが付いてました。(笑)
こりゃおるわ~ ♪
「緑川」にこだわらず即行見切りを付けたのが正解だったとぱらのいあさんと改めて
言い合いながら逃した上げの数時間を取り戻すべく積極的に打ち返してゆきます。
S原さんもすでに2桁台に突入したとのことですしやはり上げ、それも夜戦に分がある
ってことなんでしょうかねぇ。生態がよ~わかりませんわ、、、
JCAなんてスピンパワーのAXなので竿先になんて一切アタリは出てくれません、、、
それでも適当な頻度で仕掛けを回収してみると、
最大でも47cmまででしたが、ポツポツ退屈しない程度に釣れてくれあっという間に
時間が過ぎ去ってゆきました。
上げ上げタイムも終了し、朝にかけて下げモードとなった頃から食いも渋くなり出ても
型が小さい状況に、、、それでもまずまずのサイズはありますし釣れてる時に釣って
おかないと!という気持ちから気合いで攻撃続投です!
面白い事に突如活性が立ったのか?それまでハゼクチがメインだったはずなのに
アベレージ23cm前後のマハゼが入れ食いに、、、S原さんもぱらのいあさんもマハゼ
ばっかりじゃあ~~~と。(笑)
41魚種にチャレンジされているぱらのいあさんとしては25cm以上のマハゼも1匹必要
らしくちょうどいいわ!と大きなマハゼも視野に入れて戦われております。
投げてる場所が違うのか?それともたまたまなのか?JCAにはマハゼすらアタって
来ずしばし沈黙、、、たま~にアタったと思えばハゼクチ!嬉しいものの、“なんで?”
と疑問が残った朝マズメになりましたた。
こやつらが封印を解いた作戦のターゲットです!
魚図鑑などでは刺身にすると美味しいやら、地元では重宝される食材とあったのも
ありJCAの知人から一度味わってみたいから持って帰ってきて!との指令があり
キープしておりますが、、、とにかくヘドロが凄いっ!
「ハゼのお化けだ、、、」と思った貴方!これ押してちょ →