日本人にとって
“おめでたい魚”といえばまず
「マダイ」を連想されるんじゃない
でしょうかねぇ?お正月などめでたい席では姿焼きが必ずありますしね~。

去年の始めあたりまでは結構精力的にマダイ作戦に従事してきたわたくしめ、マダイのみ
を追っかけて早20数年の折り紙つき投げ釣りマダイ・ハンターの我が師匠に一から作戦
のノウハウを徹底的に学び、その甲斐あって型も数も十分満足できる域まで達せました。
わたくしめのブログを読んで下さってる方ならお気づきと思いますが、去年の夏以降くらい
から夏の夜釣りにおいてのターゲットが変わりつつあります。
“更なる強敵を夢見て走り続ける!” これがJCAの考える男のロマン、、、
それでもやっぱりいつの間にかマダイ作戦が心底大好きになってたんでしょうね~!
少し前にニック先生と遠征し大撃沈食らった
「桜島
」でもそ~ですし、ここ最近ハマってる
アマダイ、カワハギ作戦においてもすぐ無意識に目が行っちゃう所があります。
マダイの養殖イケス!
水深がたっぷりある海域に綺麗に並んで入れられている養殖イケス群ですが、マダイの
入っているイケスにはちょこっと他と違いがあるんです。
それはといいますと、

ご覧になれますでしょうか?
イケス中央部に設けられてる
“薄緑色の四角いボックス”。
これは漁師さんやマダイ師匠に聞くところによればほぼ全国共通のカラーリングでたまに
水色もあるそうですが、マダイ養殖用のメイン・エサ
「ペレット」を入れておくもので、この
ボックスにはタイムキーパーなるカウンターが付いておりセットされた時間になると自動的
に設定された量のペレットがイケス内へ落ちる仕組みになってるそうな。
上の写真奥にもありますが、今度は反対にボックスの付いてないイケスもありますよね?
これらは空イケス、もしくはマダイ以外のハマチといった青物みたく特にペレットを嫌う
「生イワシ
」など小魚エサがメインとなる連中が入ってる場合が多いようです。
時々、投げ釣りしてたらこんな風景も見かけませんか~?

朝一番やらお昼過ぎなどにクレーンの搭載した漁船がイケス横にやってきて何やら作業
をしている、、、これは大概がハマチなどに小魚のエサをやってるんです!だから同時に
おこぼれを頂戴しようとカモメ連中が漁船にアホみたいに群がっている、、、
緑系のボックスが設置してあるイケスですが、ペレットが主食な養殖魚は他にもマハタ等
何種類かおりますので一概に100%あれはマダイの養殖イケスとは断言できませんが、
“極めてマダイが入ってる可能性が高い!” とは言えるそうです。
それ以外にもだいたいマダイの養殖が盛んな海域では投げ釣りしてたら脱走した魚
(奇形もちょくちょく交じる、、、)が掛かってきたりするので、それらも判断材料となります。
当然ながらこの養殖イケスからのおこぼれを頂戴しようと天然マダイの群れも回遊ルート
として取っている、または居付いてしまってる群れもたくさんいるってわけですね。

まっ、過去にマダイの養殖が盛んだったが今は市場価格の低下で青物系に切り替えた
というエリアもありますし、地元の漁師さんから入手できる情報もマダイ作戦においては
有力な手がかりになり、同時に最大何センチくらいまでで出荷してたなどからもその海域
にいるマダイのサイズを予測できる事もあります。
これらは全てJCAが師匠から伝授して頂いたヒントおよびマダイ作戦時には毎回のように
漁師さんに聞き込み調査するなどした結果でして、絶対そうとは断言できる裏付けは
どこにもありませんが、覚えておいて損はない目安だとは思いますよぉ。
あと、余談ですが急に切り立った崖のそばなどでよく見かける
黒の丸いブイに点々と白い発泡ウキが交じって一列に入れられてる のは
“真珠”の養殖に使う母貝
「あこや貝」の養殖棚で、だいたい近くに魚の養殖イケスが
ある場合は真珠の中で最も大きくなる種
「白蝶貝」の棚がほとんどで水深は最低でも
20m以上の深場でしか育たないという特徴から一帯はドン深である事が言えます。
今年の夏はまたマダイもがんばっちゃいそ~な予感?
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