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事件or事故/居室も定員もずさん、火災「たまゆら」が群馬県提出の書類

2009-03-22 02:49:47 | ニュース
被害が大きくなる理由は決まって「人災」。











居室も定員もずさん、火災「たまゆら」が群馬県提出の書類(抜粋)
2009年3月21日

群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で19日夜に起きた火災で

重傷だった男女2人が死亡したと

21日、渋川署が発表した。

2人は東京都墨田区の紹介で入居し、延焼した別館にいた。

火災の死者は男性5人、女性4人の計9人となった。

一方、たまゆらを運営するNPO法人彩経会(高桑五郎理事長)が県に提出した「運営内容確認表」は

居室25、定員25人としながら

図面では居室が15となるなどずさんな内容だったことが分かった。


<彩経会が3日に県からの要請で提出した確認表>
①施設の概要では「居室数25、定員25人」となっている
②ところが、建物の規模・構造では「居室は1人室×15室」となり
③建物の平面図も15室だった
④また、施設は別館を含めて3棟あったが
⑤「建物の規模」には、平屋建て215平方メートルとあるだけだった


入居者については1月1日現在で24人となっていた。

火災の発生時に施設にいた入居者は16人だった。


<渋川広域消防本部>
①たまゆらは1996年4月の開設
②施設は当初60平方メートルだったが、約450平方メートルに増えている
③増築を繰り返していたとみられる


<近所に住む女性(38)>
「約10年前にホームを建設して以来、頻繁に施設を広げていった。最後にできた建物(別館)は掘っ立て小屋のようで、雑な造りだった」











「県に提出した「運営内容確認表」はずさんな内容だった」

というが

そうなると

「ずさんな内容にもかかわらず、許可を出してた」県の対応に

問題がある可能性もある。



少なくとも

施設の概要で

「居室数25、定員25人となっている」のが

建物の平面図で

「15室」になっているのは

すぐに分かることのような気がする。



詳細が気になるところだ。











申請せず増改築繰り返す=建築基準法違反の可能性-10人死亡の高齢者施設・群馬(抜粋)
2009年3月21日

10人が死亡した群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」の火災で

施設を運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「彩経会」が

施設を増改築する際

「建築基準法で義務付けられた建築確認申請をしていなかった疑いがある」

ことが21日、県への取材で分かった。


<県建築住宅課>
①施設の建築確認申請は1997年から2004年にかけ
②彩経会などの名前で3度出された

③97年3月には各約66平方メートルの建物2棟の新築申請に対し
④県が確認書を交付
⑤用途は「長屋」とされていた
⑥7人の遺体が見つかり火元の可能性が高い別館「赤城」と
⑦延焼し3人が病院搬送後に死亡した別館「榛名」とみられる

⑧99年4月には、用途を「多目的室(本館)」とした2階建て約185平方メートルの新築申請
⑨04年2月には約990平方メートルの「寄宿舎」の増築申請があり
⑩確認書が出された
⑪これ以降、建築確認申請はなかったという


一方、施設関係者や近所の人の話では

施設は増改築を頻繁に繰り返していた。

高桑理事長らが自分たちで工事することもあった。

一時は本館と別館を渡り廊下でつないでいたが、現在は取り払われている。 











死者は10人となったようだ。



痛ましい事故だ。



記事の中に

「特定非営利活動法人」

という語句がある。



営利を目的にしないのであれば

なぜ

増改築を頻繁に繰り返していたのか?



「高桑理事長らが自分たちで工事することもあった」

ともある。



営利目的でないのであれば

「なるべく多くの人に利用してほしい」

という善意からだろうか?



「漢字検定」のトコみたいな勘違い団体ではなく

「善意の団体」

であってほしい。



結果は重大だが

そうであればまだ

「不幸な事故」

ということになる。



もし

そうでなければ











これは「悪質な事件」ということになる。
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責任の所在/210円のはずが500円…スイカ・パスモで遠回り運賃

2009-03-22 02:11:45 | ニュース
「あんたが悪い」という姿勢。











210円のはずが500円…スイカ・パスモで遠回り運賃(抜粋)
2009年3月21日 読売新聞

「Suica(スイカ)」
「PASMO(パスモ)」

などのICカード乗車券をタッチして改札を通過する際

「機械が読み取りに失敗すると、知らぬ間に割高な運賃を引き落とされるケース」

があることが分かった。

「改札を通過しなかった」と判断したコンピューターが

改札のない「ノーラッチルート」を通ったとして

わざわざ遠回りのルートで運賃を計算してしまうためだ。

JR東日本など鉄道各社は

こうしたトラブルの発生を

「2年前から把握」しながら

システム改善や注意喚起を行っていなかった。


<東京都調布市の会社員男性(60)>
①今年1月、長男の使ったパスモの履歴を見て驚いた
②京王線から乗り継いだJRの新宿-赤羽間で
③通常運賃(210円)の倍以上にあたる500円が引き落とされていた
④駅に問い合わせたところ
⑤JR埼京線1本で行けるはずの赤羽に行くために
⑥都営線の白金高輪(港区)、東京メトロ東西線の中野(中野区)などを経由していたことになっていた

⑦JR東が調査したところ
⑧新宿で京王線からJRに乗り換える際、改札機がカード情報の読み取りに失敗
⑨改札通過記録がないまま赤羽で下車したため
⑩コンピューターが、改札を通らずに赤羽駅に到着するルート=図=を勝手に推定したという
⑪通過したことになっている駅は京王線と都営線、都営線とメトロ、メトロとJRの間で
⑫いずれも改札がないまま乗り換えのできる駅だった


<JR東>
①同様のトラブルは、スイカとパスモの共通利用がスタートした2007年3月以降発生しているが
②件数は公表せず
③乗客から申し出があれば個別に駅で対応
④今回のように明らかに不自然なルートであれば返金に応じている


<同社>
「タッチを確実にしてほしいと呼びかけているが、運賃の誤請求はシステムの問題ではなく、乗客のタッチミスが原因なので、特に告知していない」


<同社のある駅員>
「タッチミスをしてもゲートが閉じないときがあり、気づかない人も多いのでは」


この駅員の勤務する都内の主要駅では

今回のような誤請求の申し出が

「月10件程度」

あるという。


<2月末現在の発行枚数>
①パスモが1149万枚
②スイカが2754万枚
③JR西日本の発行するICOCA(イコカ)など、互換利用ができるICカード乗車券ならどれでも起こりうる問題


<京都産業大学の坂東俊矢教授(消費者法)>
「乗客のタッチミスが原因だとしても、システムの『穴』によって高い運賃を支払う可能性があるなら、まずそのことを注意喚起し、最短ルートで運賃を計算するようシステムを変えるべきだ。運賃は約款に基づいて支払うもので、申し出がないからと言って高い運賃を支払わせることは許されない」


<ノーラッチルート>
①別の鉄道会社の路線に改札を通らずに乗り換えられる経路のこと
②ラッチは英語で門の掛け金の意味
③例えば、代々木上原駅では小田急線と東京メトロが
④中野駅では東京メトロとJRが
⑤それぞれ改札なしで乗り換えられる
⑥本厚木駅-入谷駅(神奈川県座間市)は通常300円だが
⑦改札のない代々木上原・中野の各駅を経由して行くこともでき
⑧その場合は1660円かかる
⑨首都圏に多く、関西圏ではほとんどないという











京都産業大学の坂東俊矢教授の話を引用するまでもなく

「トラブルの発生を2年前から把握しながら、システム改善や注意喚起を行っていなかった」

というのは

マトモな企業の姿勢とは言えないだろう。



「運賃の誤請求はシステムの問題ではなく、乗客のタッチミスが原因なので、特に告知していない」



こんな理屈が通るのであれば

「わざとミスをしやすいシステムをつくり、料金を過大徴収することで利益を上げる」

というのも可能になりそうだし

また

「そういうつもりでやってるのではないか?」

と勘繰られても仕方がない。



申し出がある例だけでも

大変な数になっているものと思われる。



「ある駅員の勤務する都内の主要駅では誤請求の申し出が月10件程度」

つまり

年間で120件にもなる。



全ての駅での発生事例をトータルすると

何件になるのか?



誤請求に気付かず

「請求すらしていないケース」は

いったい、どれほどあるのか?



全く、想像もつかない。



「タッチを確実にしてほしいと呼びかけている」

というが

呼びかけも

どんなやり方をしているのやら。



「トラブルの発生を注意喚起していない」わけだから

呼びかけられる方にも伝わるわけがない。



また

「タッチミスをしてもゲートが閉じないときがあり、気づかない人も多いのでは」

という証言もある。



「ミスがあったら通れない」

というのがあるべき姿であり

せめて

「ミスををした場合には100%気付くシステム」

あるいは

「請求時に過大な請求がされないようなシステム」

であるべきだ。



それがビジネスであれば

いかなる時にでも

「客のせいにはしない」

というのが大前提だろう。



もっとも

今、流行りの「モンスター○○」みたいなのは

別だが…。



腹が立つのは

このシステム

絶対に「交通機関側は損をしないだろう」ということ。



もし、このシステムの穴によって

「損失が出る」のであれば

即時、改修してるだろう。



担当者が

「いやあ、タッチを確実にしてほしいと呼びかけているんですけどね」などとほざいた日には

経営陣「バカヤロー、人のせいにするな!いくら、損をしてると思ってるんだ!!」

と怒鳴りつけてるはず。



でもね

利用者の気持は「全くそれと同じ」ってことを

ご理解いただきたい。



政府のおバカな人が

「こんに○くゼリー」の会社を責めてたけど

本当は











こういう悪質な企業こそ、徹底的に叩いてほしいものです。
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