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見知らぬ理論/五輪=日本代表も注目する「古武術」の動き

2008-03-16 17:54:23 | ニュース
何で見たんだっけ?











五輪=日本代表も注目する「古武術」の動き(抜粋)
2008年3月12日 ロイター

北京オリンピックの代表選手を始め
日本のトップ・アスリートの間で

「古武術」

が注目されている。

現代人の体の動かし方とは大きく異なり

従来のスポーツ現場で教えられてきた考えとも一線を画すが

「生死を賭けた武士たちに受け継がれてきた技」

を取り入れる選手が増えている。

古武術を30年来研究してきた甲野善紀氏。

眼光鋭く、真剣で空を切る姿は

武士そのもの。

「彼らは常にやるかやられるかの修羅場を潜り抜けて来た」

と言い

最も素早く

効率的な動きのみが後世に残ったと説明する。

その原理のひとつが

「ねじれ」

をなくすこと。

たとえばボクサーがパンチを打つ場合

肩をねじり

貯めを作ってから前方に拳を出すが

この動きを見て相手は

パンチを予測し

避けることが可能になる。

しかし甲野氏は

ジャブのように「ねじれや貯めがない動き」から逃れるのは

難しいとしている。

神戸女学院大学の客員教授でもある甲野氏は

一般向けの講座を多数開いているが

その技は

オリンピック代表も取り入れている。

世界陸上で日本人として初の短距離走メダリストとなった

「末続慎吾」

もその一人。

腰をねじらず
腕をまったく振らない

もしくは

脚と同じ側の腕を振る

「なんば」

と呼ばれる歩き方を走りに取り入れた

と公言している。

また

全日本卓球選手権女子シングルスで4度優勝し

北京オリンピック代表に内定している

「平野早矢香」も」

甲野の下を訪ねたアスリートの一人だ。


最近は介護の現場でも

甲野氏の技が取り入れられている。

ひとつの関節を起点に身体を動かすのでなく

「同時に多くの部分を使う」ことによって

より強い力を発揮できる

と甲野氏は言う。

体の自由が利かない老人などを持ち上げたりする介護士は

「恒常的に腰痛に悩まされている」人が多い。


<甲野氏>
「人を抱きかかえる際にいったん手のひらを返すことによって腕の力が抜け、体全体を使うことができる。」

「(自分より重いカメラマンを持ち上げながら)これが正しいとは言わないが、多くの介護士が腰痛であるなら、よりましなのかもしれない」


<埼玉県春日部市 介護老人福祉施設清寿園>
①新しい職員にはユニフォームとともに腰痛ベルトが支給され
②多くの介護士が体の痛みを感じる現状を少しでも変えようと古武術を取り入れている
③昨年入社した鈴木絢香さんも介護は体にきついものだと思っていた職員の一人
④古武術の講習を受けて考えが変わった

「体全体の力を利用することで、こんなにも大きな力にあるんだということを実感できた。今後は腕の力だけに頼らないこと、身体全体を意識した介護を心がけていきたい」











何かのTV番組で見たんですよね、この人。



記事途中にある

ボクサーとは違う

「ねじれや貯めがない動き」

の実演もやってました。



何の予兆もなく繰り出される拳に

出演者は

「目を白黒」

させてました。



よく「格闘技物のマンガ」なんかで出てくる

「無拍子」

(RPG ロマサガの技にもあったような・・・)

は確かそういう技でしたね。



介護現場で役立つ

「体全体の力を利用する重いものの動かし方」

もやってました。



「おもしろいものだなあ」

と思いながら

全く別の感想も持ってしまった。



世の中には

「一般的ではないが、真理といえる理論が結構いっぱいあるもんだ」

ってこと。



一番著名なのは

「東洋医学」。



ツボとか
気の流れとか
はり治療とか



ちょっとオカルトチックな感じがして

「ガチガチにリアルな西洋医学」

と比較して

なんかイカサマっぽい感じがしてしまったりもするんだけど

実際には

「ちゃんと効果もあって」

理由こそ解明されてないものも多いのかもしれないけど

それこそ

「西洋世界」

でも認められてきている。



つい

「一般的な社会常識」みたいなものから

「ありえない」

と言ってしまうことが

多いんだけど

「視野を広げる」

必要はあるのかもしれないなあ。



いずれも共通するのは

「学術的といわれるような理由」は

「後付けで付けられてる」

ということだからね。



ただ

「オカルトチックなもの」

を使って

「巨額詐欺」

みたいなのをやるヤツラも多いわけで

(「霊の力」とか「スピリチュアル」とかね)











そのバランスは難しいなあ。
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