記事を書くときに「あんまり極端な例」を使うと、真実味がない気がするけどねえ。
「食べ・飲み放題」の経済学を学んで実践してきた!(抜粋)
2008年1月4日 R25編集部
新年会ラッシュの1月。
年末に引き続き、仲間や恋人と飲んで食って騒げる期間です。
この時期は
自然とリーズナブルかつボリューム感のある食べ&飲み放題コースに目が向くものですが
ここで素朴な疑問が1つ。
これらのコースってホントにお得なの?
というわけで
かねてから
「日本の“バイキング”のカラクリがわからない」
とボヤいていた編集部のルイーザ(♀)を連れ立って
一人1万1025円で松坂牛カルビ込みの食べ放題を体験することに。
値段はやや高めですが…
いや、精肉店で買えば100g3500円ほどする松阪牛が
「約1万円で食べ放題になる不思議のほうが大問題!」
支配人、この計算だと1人300g食べたらお店は赤字ですが、実際は?
<銀座唐人凧・伊勢田さん>
「このコースの原価率は平均5割近く。人件費などのことも考えると、赤字ギリギリのラインです。お客様の多くはほかのメニューも一緒に食べられるので、松阪牛の消費量はお一人様あたり200gくらいでしょうか」
やはり、食べ&飲み放題は消費者側に有利なシステムみたい。
では、ここまで無理してサービスする理由とはなんだろう?
「高級食材を割安感のある食べ放題にすることで、普段は松坂牛を食べないお客様にも来店していただくのが狙いです。当店ではコース導入後に原価率が約10%上がりましたが、リピーターが増大して売り上げが約30%伸びたため、赤字は回避できました」
なるほどー
薄利多売とはいえ、ちゃんとお店側にもメリットがあったんだ。
でも、出血サービス品を狙い撃ちされると
赤字はほぼ確定とのこと。
同店に限らず、食べ放題で“得”したい人は
「ブランド生肉>生魚介>生肉、冷凍魚介>冷凍肉>野菜」
という材料費の序列を目安にしよう。
んじゃ、そろそろ松坂牛をいただくとしますか。
さ、さ、ルイーザもどうぞ。霜降の和牛ですよ~。
「あのぅ、私、ベジタリアンなんですけど」(ル)…ってオイ、こんなオチってあり!?
納得できんなあ。
だいたい
「飲み放題」
はどこ行っちゃったの?
その他にもギモンなのは
「一人1万1025円で松坂牛カルビ込みの食べ放題のスタンダードか?」
ってこと。
確かに
このケースに限っては
「リピーター増大」目的の
「赤字提供」
かもしれないけど
フツーに食べ放題って言ったら
「食べ放題の専門店」でしょ。
あそこは
「そんなにいいものばかり置いてない」し
赤字にはならんでしょ。
逆に
「バイキング」しかやってないんだから
「バイキングが赤字ギリギリ」じゃ
商売してるイミもないじゃん。
飲み放題について言えば
「全く違う構造」。
いくつか場合があると思うけど
「1000円」なり
「1500円」なり
あんまり飲まない人からも確実に徴収できるのがミソ。
たいていの店の飲み放題は
「3杯飲むと元が取れる」
ってヤツ。
でも例えば
「カップルで来たとき」
つい、あんまり飲まない方の女の子の分も
「飲み放題」
にしちゃったりするでしょ。
そんなのは
「完璧にカモ」だし。
カラオケなんかだと
「1500円の飲み放題」
つけたのに
歌に夢中で
結局
「2杯」
しか飲まなかったりね。
そうでなくても
ビンビール以外の原価はたかが知れたものだから
「店が損することはまずない」んだよね。
それに
ビール党以外は
「とりビー」の後
焼酎やら洋酒やらカクテルにいっちゃうのがフツー。
だから
余計に店が損するリスクは低くなる。
全然スタンダードじゃないことを書いて
「経済学」
ってタイトルにするのは
少しなめてる気がするけどねえ。
記事にあるように
食べ&飲み放題は
「消費者側にとっても」
有利なシステムというのは
正しいかもしれない。
でもねえ
「食べ放題も飲み放題」も
元を取ろうとして
つい、ムリヤリ詰め込むでしょう。
後で気持ち悪くなったりするんだよね
だんだん年が上になってくると。
ギャル曽根みたいなヒトと違って
一般人の胃のキャパなんて
知れたもの。
少し高くはつくけど
「美味しいもの」を
適量食べた方が
精神衛生上も
身体のためにも
いいんじゃないでしょうか?
学生は別だけどね。
それに
「飲み放題」の場合
おいしいお酒は
「適用外」
ってことも多い。
飲み放題つけたばっかりに
「マズイ酒ばかりを飲む羽目になる」
なんてことも結構、悲しい。
とはいうものの
カラオケとか
居酒屋で
「飲み放題」
とみると
つい頼んでしまう。
飲みすぎる原因ですな。
「食べ・飲み放題」の経済学を学んで実践してきた!(抜粋)
2008年1月4日 R25編集部
新年会ラッシュの1月。
年末に引き続き、仲間や恋人と飲んで食って騒げる期間です。
この時期は
自然とリーズナブルかつボリューム感のある食べ&飲み放題コースに目が向くものですが
ここで素朴な疑問が1つ。
これらのコースってホントにお得なの?
というわけで
かねてから
「日本の“バイキング”のカラクリがわからない」
とボヤいていた編集部のルイーザ(♀)を連れ立って
一人1万1025円で松坂牛カルビ込みの食べ放題を体験することに。
値段はやや高めですが…
いや、精肉店で買えば100g3500円ほどする松阪牛が
「約1万円で食べ放題になる不思議のほうが大問題!」
支配人、この計算だと1人300g食べたらお店は赤字ですが、実際は?
<銀座唐人凧・伊勢田さん>
「このコースの原価率は平均5割近く。人件費などのことも考えると、赤字ギリギリのラインです。お客様の多くはほかのメニューも一緒に食べられるので、松阪牛の消費量はお一人様あたり200gくらいでしょうか」
やはり、食べ&飲み放題は消費者側に有利なシステムみたい。
では、ここまで無理してサービスする理由とはなんだろう?
「高級食材を割安感のある食べ放題にすることで、普段は松坂牛を食べないお客様にも来店していただくのが狙いです。当店ではコース導入後に原価率が約10%上がりましたが、リピーターが増大して売り上げが約30%伸びたため、赤字は回避できました」
なるほどー
薄利多売とはいえ、ちゃんとお店側にもメリットがあったんだ。
でも、出血サービス品を狙い撃ちされると
赤字はほぼ確定とのこと。
同店に限らず、食べ放題で“得”したい人は
「ブランド生肉>生魚介>生肉、冷凍魚介>冷凍肉>野菜」
という材料費の序列を目安にしよう。
んじゃ、そろそろ松坂牛をいただくとしますか。
さ、さ、ルイーザもどうぞ。霜降の和牛ですよ~。
「あのぅ、私、ベジタリアンなんですけど」(ル)…ってオイ、こんなオチってあり!?
納得できんなあ。
だいたい
「飲み放題」
はどこ行っちゃったの?
その他にもギモンなのは
「一人1万1025円で松坂牛カルビ込みの食べ放題のスタンダードか?」
ってこと。
確かに
このケースに限っては
「リピーター増大」目的の
「赤字提供」
かもしれないけど
フツーに食べ放題って言ったら
「食べ放題の専門店」でしょ。
あそこは
「そんなにいいものばかり置いてない」し
赤字にはならんでしょ。
逆に
「バイキング」しかやってないんだから
「バイキングが赤字ギリギリ」じゃ
商売してるイミもないじゃん。
飲み放題について言えば
「全く違う構造」。
いくつか場合があると思うけど
「1000円」なり
「1500円」なり
あんまり飲まない人からも確実に徴収できるのがミソ。
たいていの店の飲み放題は
「3杯飲むと元が取れる」
ってヤツ。
でも例えば
「カップルで来たとき」
つい、あんまり飲まない方の女の子の分も
「飲み放題」
にしちゃったりするでしょ。
そんなのは
「完璧にカモ」だし。
カラオケなんかだと
「1500円の飲み放題」
つけたのに
歌に夢中で
結局
「2杯」
しか飲まなかったりね。
そうでなくても
ビンビール以外の原価はたかが知れたものだから
「店が損することはまずない」んだよね。
それに
ビール党以外は
「とりビー」の後
焼酎やら洋酒やらカクテルにいっちゃうのがフツー。
だから
余計に店が損するリスクは低くなる。
全然スタンダードじゃないことを書いて
「経済学」
ってタイトルにするのは
少しなめてる気がするけどねえ。
記事にあるように
食べ&飲み放題は
「消費者側にとっても」
有利なシステムというのは
正しいかもしれない。
でもねえ
「食べ放題も飲み放題」も
元を取ろうとして
つい、ムリヤリ詰め込むでしょう。
後で気持ち悪くなったりするんだよね
だんだん年が上になってくると。
ギャル曽根みたいなヒトと違って
一般人の胃のキャパなんて
知れたもの。
少し高くはつくけど
「美味しいもの」を
適量食べた方が
精神衛生上も
身体のためにも
いいんじゃないでしょうか?
学生は別だけどね。
それに
「飲み放題」の場合
おいしいお酒は
「適用外」
ってことも多い。
飲み放題つけたばっかりに
「マズイ酒ばかりを飲む羽目になる」
なんてことも結構、悲しい。
とはいうものの
カラオケとか
居酒屋で
「飲み放題」
とみると
つい頼んでしまう。
飲みすぎる原因ですな。