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ヒトゴトにあらず/<スノーボード>東京の会社員転倒、雪中死 北海道・富良野

2007-12-12 00:30:40 | ニュース
マンガなら笑えるけどリアルは怖い。











<スノーボード>東京の会社員転倒、雪中死 北海道・富良野(抜粋)
12月11日 毎日新聞

10日午前11時50分ごろ

北海道富良野市北の峰町の富良野スキー場で

会社員(26)が

「上半身が雪に埋まった状態で動けなくなっている」

のをスキー客が発見

119番通報した。

松崎さんは市内の病院に運ばれたが

死亡が確認された。

死因は窒息死。

富良野署の調べでは

現場は急斜面の「ダイナミックコース」。

松崎さんはスノーボードで転び

「頭から雪の中に突っ込んだ」らしい。











そういえば

「私をスキーに連れてって」

という映画がありました。



少し前に

「洗濯機型タイムマシンが出てくる映画」

を作ったホイチョイプロダクションというところが作った映画です。



「原田知世と三上博史」

が主役

しかも若い。



どんだけ前の映画か分かりますね。



でも

スノーボードの前

つまり

「スキー」

の大ブームを作った立役者なのです。



映画の流行った当時というのは

まさに

「洗濯機タイムマシーン」

で行ったバブルの頃。



世の中はというと

「マニュアル全盛の時代」。



ホットドックプレスが

幅を利かせていた時代です。



この映画も

「スキー初心者達のマニュアル」

になったワケです。



前段が長くなりすぎましたが

この映画の中で

「主役の原田と三上が親しくなるきっかけとなったシーン」

これがまさに

今回の事故と同じ状況だったのです。



スキー初心者の原田が

転んで

「雪の中に突き刺さっている」のを

三上と仲間たちが発見します。



ゲレンデの地面に

「足が2本ニョッキリ」。



八墓村みたい。



始めは笑ってたんですが

三上が

「助けなきゃ」

と言うので

我に返り

両足を引っ張って

「救出」。



原田第一声「びっくりしたあ」。



この映画を見たときは

笑ってましたが

考えてみると

あのシーンで

誰も助けに来なかったら・・・。



そういうことなんでしょうね。











重大な怪我の危険性もあり!スノーボードでの転倒をあなどるべからず(抜粋)
2006年1月12日

人気の高いスノーボードは頭部へのけがが多いという。


<全国スキー安全対策協議会のデータ>
①2004~2005年シーズン(2005年2月の1カ月間、48スキー場からの報告をもとに集計)
②受傷者の合計は4639人

●スキーでの受傷者 1631人
●フリースタイルスノーボードでの受傷者 2898人(全体の約63%)

→スキー場への入場人員の減少もあって

スキーヤーの受傷者が減少しているのに対し

スノーボーダーの受傷者は横ばい

割合としては年々増加傾向

→スキーヤーに比べるとスノーボーダーの受傷する割合は約2倍


②傷害の部位

●スキー 

下腿(かたい)
足首など
●スノーボード
肩(2841人中459人)
頭(387人)
足首(217人)
肘(214人)

→頭部の受傷者が多くなっている

③死亡事故

●スノーボード 7件の死亡事故のうち5件が頭部外傷によるもの
→事故の状況を見ると、転倒によるものがほとんど

(東京女子医科大学 脳神経外科学 主任教授 堀智勝氏)
「スノーボードの場合、スキーと違って足を1枚のボードに固定しています。これは足を縛って滑っているようなもの。特に初心者はスピードに対する恐怖心があるため、腰が引けて体重が後ろに残ってしまうため転倒してしまいます。その際、後頭部を打ちやすいのがスノーボードの特徴です。前に突っ込むのであれば手を付くこともできますが、後頭部を打つのはとても危険です。」


後頭部を打つことによってどのような症状が起こるのか。

<堀氏>
「スノーボードも含めた、スポーツによる頭部外傷の特徴としては回転加速衝撃(脳実質が頭蓋内で強くゆすられる状態)が掛かることが挙げられます。その衝撃が一定の大きさに達すると、まず脳しんとうが起きます。さらにスポーツによる頭部外傷で重症になると、急性硬膜下血腫が発生しやすいことも特徴です」

<脳しんとう>
●頭部への外傷によって意識や身体活動に異常が引き起こされた状態

目は開いていてもボーッとした状態
質問に答えられない
まっすぐ歩けない
意識消失

といった症状

<急性硬膜下血腫>
●脳をとりまく膜の一つである硬膜の内側に血腫ができる状態

→頭部に回転加速が加わり、脳が強く揺すられることで、脳実質、脳表と頭蓋、硬膜の間でズレが生じるために起こる

①硬膜は頭蓋骨の内側に密着している1mmほどの厚さの膜だが
②脳は頭蓋骨と架橋静脈という太い静脈でつながれている
③そこに回転加速が加わると、硬い骨より柔らかい脳の方がより大きく動く
④そのため、架橋静脈が切れてしまい出血が起こり
⑤血がたまり最悪の場合死に至る


<堀氏>
「急性硬膜下血腫を起こしやすいスポーツはスノーボードだけでなく、アメリカンフットボールやボクシング、ラグビーなどがあります。例えば柔道では投げられるとき、回転が掛かっているため頭を打つと頭部にも回転加速が掛かってしまいます。スノーボードや柔道は競技人口が多いスポーツですが、危険度も高いと言われています」


もちろん転んで頭を打つことで

全員が脳しんとうや急性硬膜下血腫になるわけではない。


「痛い、というくらいですぐに立ち上がれるなら大丈夫でしょう。危険なのは意識がなくなった場合です」。


急性硬膜下血腫の場合

切れているのは静脈であり

じわじわと出血してなかなか止まらない場合も多い。

転んで頭を打ち

意識がなくなる際に起こる最初の意識障害が

脳しんとうである。

その後、目覚めて

『大丈夫』

などと言いながら滑り始めるケースはよくあるが

その間も出血は止まらず

脳内に血腫がたまるということもある。

この、いったん意識が戻る状態は

『意識清明期』

といわれ

スポーツによる頭部外傷の際によくみられる特徴であるという。

スポーツによる外傷のときは

10分から数10分と比較的短いので注意が必要だ。


<頭を打って意識が飛んだ場合>
①まず病院へ行き診断を受けることが大切
②しかし、出血がごく少量の場合、 CTを撮影しても最初は異常なしと出ることもある
③徐々に血がたまっていく場合もあるので
④しばらく経ってからも頭が痛かったり、気分が悪くて吐き気がするという状態があれば
⑤再度病院へ行き検査する必要がある


スキー場で頭を打って

一瞬気を失ったけれど

すぐに意識が戻る

というのはよくあること。

しかし

意識が戻ったとしても

油断は禁物なのだ。


<堀氏>
「頭部を守るヘルメットをかぶっていても、回転加速が掛かってしまうと脳が揺らされてしまうから同じこと。やはり柔道はまず受け身から学ぶように、スノーボードもきちんとスクールに入って正しい転び方を身に付けてから滑ることが大切です」











この記事内の表が添付のものですが

死因の「窒息死」というのは

雪崩によるもの。



やっぱり

始めの記事みたいなのは

マレなんでしょうね。



でも

キケンなことに変わりはない。



実話ですが

いっしょにスキーにいった知り合いのハナシ。



このときは

「スキー2名」
「スノボ2名」

の計4名のグループでした。



奇しくも

同じ北海道なのですが

こちらはニセコ。



3泊くらいの日程の最終日。



一緒にスキーしてたヤツが

「最後だからスノボやろうよ」。



スキーと同じようなリクツですべるので

何となく分かるんですが

そうはいっても「初心者」。



転ぶ転ぶ。



スノボは

「逆エッジ」になると

凄まじい転倒をします。



頭を打つとやばいと思っていたので

気をつけてましたが

人間の首は

「頭を支えきれない」ようです。



転倒の瞬間

「頭を意図的に持ち上げても」

結局

「ゴチン!」。



コンタクトが外れるほどの衝撃です。



「目から火が出る」ってヤツ。



一緒にスノボやった「初心者」も

かなり転んでました。



その日に飛行機で帰ったんですが

おかしなことがありました。



空港のレストランでの会話。



「あれ、良かったでしょ、板」



自分の持ってきた「カービング」の板を

貸してたんですよね、スノボ初心者の彼に。



スキーをしてる間

「このカービング、滑りやすいよねえ」

ってしきりに言ってたんで

話題に出したんだけど



「え、板って、なんて名前だっけ?」



記憶が飛んでたんです。



その後

「オレ、このまま死んじゃうかもしれない」

って本気で心配してました。



実際には

「今もピンピンしてる」ので

ダメージは小さかったんでしょうが

「スノボでこけた」ためなのは

マチガイナイ。



その後

彼はスノボをやってないようです。











みなさんも気をつけましょう。
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サイテーなやつら/高いからって…消防車7台からガソリン盗難

2007-12-12 00:28:56 | ニュース
なにげに「ヤバそう」です。











高いからって…消防車7台からガソリン盗難(抜粋)
12月6日 産経新聞

ガソリンの高騰が続くなか

愛媛県宇和島市は6日

市が車両や備品などを管理する同市消防団の消防車7台などから

「計280リットルのガソリンが盗まれた」

と発表した。

宇和島署が窃盗容疑で捜査している。


<市>
①2日に行われた第5分団の月例訓練の点検で
②消防車に8割ほど残っているはずのガソリン約50リットルが抜き取られ
③カラになっていることが分かった
④他の6消防団でも同様の被害が判明
⑤消防車計7台や携行缶などから、ガソリン計280リットルが抜き取られていた
⑥被害総額は約4万1000円

⑦火事の際、駆けつけた団員がすぐ運転できるよう消防団詰め所の車庫のシャッターは無施錠で
⑧消防車のカギは装着したままになっていた
⑨犯人は車のキーを使ってガソリンキャップを開けたとみられる


<市の担当者>
「有事に人命や財産にかかわること。絶対に許せない」











ウチのクルマは

「ハイオク仕様」

です。



リッター160円オーバー!!!



悲しすぎる。



そういう状況だから

何か発生する理由もナットクできるが

ちょっとヤバイハナシですね。



「火事の際、駆けつけた団員がすぐ運転できるよう消防団詰め所の車庫のシャッターは無施錠」
「消防車のカギは装着したまま」



普通のクルマで

こんなことしたら

オマワリさんに

「盗んでくれっていってるようなもんだぜ」

と怒られちゃいますが

コトが「緊急対応」だから

こういう体制も仕方ない。



でも

「事件が起きてしまう」と

対応するしかなくなる。



もし

「同じ体制にしておいて」

また「盗まれ」

出動できなかったら

「ダイモンダイ」だもんね。



消防車の施錠はともかく

「指紋センサー式の鍵をシャッターにつける」とか

手間とカネはかかるけど

そういう対応も仕方がない。



それにしても

このドロボー野郎(男かどうか分からないけど)

もし

「燃料がない状況」で

大火事が起きてたら

どうなったんだ!



「震災の後に物を盗むヤツ」

もそうだけど

こういうヤツラを











「盗人の風上にも置けない」って言うんですね。
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