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コンビニエンス中毒/かご持ち帰り相次ぐ 海陽町、レジ袋有料化のスーパー

2007-12-04 00:09:37 | ニュース
手ぶらOK!











かご持ち帰り相次ぐ 海陽町、レジ袋有料化のスーパー(抜粋)
2007/11/30

十月からレジ袋を有料化した海陽町内のあるスーパーで

「備え付けの買い物かごがなくなる」

ケースが増えている。

マイバッグを持たずに来店した買い物客が

一枚五円のレジ袋を買い渋り

「買った商品をかごごと持ち帰っているため」

とみられる。

思わぬ被害を受けた店は

「環境保護に協力しようと有料化したのに」と

困惑している。


<持ち帰り>
①この店では、以前にも備え付けのかごがちょくちょくなくなっていたが
②有料化後に急増
③店側は正確な数字をつかんでいないものの

(担当者)
「十月から目に見えて数が減った。店に残っているのは、有料化前の半分ぐらい。二カ月間で百個はなくなった」

④買い物客が増える年末には、かごが足りなくなる恐れがあることから
⑤約百個を近く買い足す
⑥かごは一個約八百円で

(担当者)
「ばかにならない経費」


<店>
①商品を入れたかごをカートに乗せて車まで運ぶ人が多く
②監視は難しい
③対策として、レジ袋の代わりに空き箱を無料で提供しているが効果はなく
④今後、「かご持ち出し禁止」の張り紙をして注意を促す


<町内の別の店>
持ち帰りが後を絶たないが、有料化後に特に増えてはいない


<レジ袋の有料化>
①袋の使用を減らし、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減につなげるのが狙い
②海部郡内の消費者協会などでつくるレジ袋有料化推進実行委員会の呼び掛けで
③七月一日に美波町のスーパーや食料品店でスタート
④十月三日からは牟岐、海陽両町でも始まった
⑤郡内では多くの店が一枚五円で売っている











1円・2円が戦争だ。











レジ袋有料化は黄色信号(抜粋)
11月29日 産経新聞

山梨県内でスーパーが協力し

約100店舗前で

「買い物客にレジ袋の辞退を呼びかける一斉キャンペーン」

が行われた。

環境保護のためレジ袋を削減しようとする取り組みで

県ぐるみのキャンペーンは全国初という。

一方、レジ袋削減に有効とされる有料化の協議も始まっているが

こちらは順調ではない。


<キャンペーン>
①10月上旬、山梨県全域のスーパー店先で行われた「ノーレジ袋推進の日キャンペーン」
②啓発チラシの配布に加え、甲斐市の「さえき おかじま食品館敷島店」など10店では
③有料化の是非などのアンケートに答えた買い物客にマイバッグをプレゼント
④15分ほどでの“品切れ”に、県職員から

「こんなに早くなくなるなんて」


⑤キャンペーンは市町村や県内スーパー、消費者団体が8月に発足させた

「県ノーレジ袋推進連絡協議会」(会長・金子栄広山梨大大学院教授)と

県が共催

⑥呼びかけに応じて県外資本スーパーも参加し、県を挙げての取り組みとなった


<県循環型社会推進課>
「県内では年間約2億枚のレジ袋が使われ、ドラム缶2万本の石油燃料が使われている。ちょっとした心がけで始められるレジ袋の削減を進めていきたい」


<レジ袋有料化>
①約1150人分のアンケート結果を集計

レジ袋有料化についてどう思う?

賛成 78%
反対 7%
どちらでもない 15%

②有料化に理解を示す県民が多い状況にもかかわらず
③10月下旬に開かれた協議会では
④有料化の実施についての議論は先送りされた


<あるスーパー関係者>
「同じアンケートの中でレジ袋を有料化したら80%は『今までと同じ店』と回答したが、14%が『レジ袋が無料の店に』と答えたのが響いた」

⑤チラシで他店より1円でも安く商品を紹介し客を奪い合う同業界にとって、レジ袋の取り扱いは微妙な問題


<36店舗を展開する県内最大手「オギノ」>
「レジ袋が有料か無料かで差が出るのは良くなく、営業戦略にしたくない」

①同社はポイントをためるとマイバッグをプレゼントし
②レジ袋の辞退分を森林整備に充てるという独自の取り組みで顧客にアピールしている


一方、15年前からレジ袋有料化に取り組む「市民生協やまなし」に続き

県内民間スーパーで初めて有料化に踏み切るスーパーも登場。


<県東部地域に展開する「公正屋」>
①8月から上野原市の1店舗で「レジ袋1円」を導入
②1日2000枚利用されていたレジ袋は500枚に減ったほか
③有料化後1週間でマイバッグやかごが実施前の3~4倍の各30個売れる効果も出た
④11月から他の4店舗も有料化し
⑤「環境に配慮するスーパー」の面で他店との違いをPR


<別の6つのスーパー>
①共通のレジ袋を作成し、5円程度で有料化しようとする動き
②レジ袋の原価は2~3円のため
③原価分以外は環境保護活動などに寄付する考えがある


<家庭の生ごみをスーパーで回収し、堆肥(たいひ)化する取り組みで知られる「やまと」>

(小林久社長)
「マイバッグは時代の流れ」

バッグ2000個をネッツトヨタ山梨と共同製作し一斉キャンペーン用に提供

(小林社長)
「レジ袋の削減に有料化は必要だが、やまと独自のやり方をしたい」


各スーパーのさまざまな思惑が絡み合うなか

県がレジ袋の値段を一律に定めればよいと思いきや

「新潟県佐渡市での問題」

といわれる難問が立ちふさがる。


<市全体でレジ袋の有料化を進めていた佐渡市>
①「レジ袋5円」と決めたが
②今年2月に公正取引委員会から「独占禁止法に抵触する恐れがある」と指摘された
③「1枚5円と記したポスターを準備していたが

「価格の部分をシールで覆った」

④価格は各店が決める形となった


<富山県>
①今月中旬、佐渡市の例を踏まえてレジ袋の価格は各社が決める形で
②来年4月から県内外資本の主要スーパー12社が一斉に有料化する方針を決めた

「協議会の場で、消費者団体がスーパーに『ぜひとも有料化を』と強く迫ったのが効いた」











はじめの記事のほう。



(町内の別の店)持ち帰りが後を絶たないが、有料化後に特に増えてはいない



となっているわけだから

この店だけ

「持ち帰り」

されてしまうのは

何か理由があるんだろうな。



やたら

「安さを強調」

してるのかもしれない。



そのほかには

「客が多い」
「駐車場までが不便」

とか。



例えば

「まとめ買い」が多くて

「駐車場が遠い」

となると

「取っ手のない箱」より

「手つき袋」

の方が全然便利です。



ちなみに

今住んでいるところは

「歩いて1~2分の距離」に

スーパーがあるんだけど

「店のカート」を

「自分専用に持ち出している豪の者」

がいます。



便利に慣れた現代人にとって

「そんなことは当たり前」

です。



モラルを

どうこう言っても

何にも変わらんでしょ。



それでナントカなる位なら

「有料化」前に

「マイバッグ」

がもっと浸透してるはず。



さっきの店も

「なぜ持ち出すのか?」

をもっとよく考えて

「利便性を図る」か

「持ち出しにくいシステム」

を作るべきじゃないかねえ。



ただ

問題全般としては

「スーパーでの有料化」は

「仕方ない流れかな」と。



後のほうの記事でも

「何らかの形」で

その方向に流れつつある状況が見えるし。



ただ

「有料化すること」で

「店のコストが減る」なら

「もっと還元」したり

「環境保全への寄付」を

もっと「大々的に打ち出すべき」だろう。



買うほうからしたら

「自分たちのコストアップ」と

「店側のコストダウン」

のようにも見えるからだ。



特に

「1円を争う人たち」

にとっては。



ところで

視点を変えて

スーパー以外のものを見ると

コンビニがある。



「目的買い」で来るスーパーは

車で来る事も多いし

「事前に準備できる」から

「レジ袋有料化」も可能だけど

「ふらっと立ち寄るコンビニ」じゃあ

「同じことをするのは難しい」よね。



「レジ袋有料化」に立ちふさがるのは

「コンビニエンス=便利」だ。



「スーパーの24時間営業」は

「ふらっと行ける便利さ」のために

できた。



コストのことを言ったけど

実は

「不便になることへの抵抗」

の方が大きいのかもしれない。



だから

「不便を解消できる方法」

を考えられれば

イチバンいいのかもしれない。



「手ぶらOK」に慣れてしまった感覚は

コンビニに限らず











そうカンタンに変わるもんじゃないよねえ。
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