のんびり里山日記

里山を次の世代へ引き継ぐために、何かできることはないかな? のんびりと考えながら、里山のできごとを紹介していきます。

海照らし

2009年04月26日 | 季節

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 ヒトツバタゴの花が咲きました。
 長崎県では対馬の鰐浦(ワニウラ)に群生地があり、海岸沿いに咲くヒトツバタゴが波静かな海面に映る様が海を照らすようだということで、海照らしと呼ばれています。
 この辺では「ナンジャモンジャ」と呼ぶんですが、どういう意味なのかはわかりません。
 きれいな花なのに、変な名前というのが印象です(笑)

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 めずらしい木だったはずが、最近では、街路樹や庭木によく使われ、町の中を車で走りながら、どこのナンジャモンジャの花の付きがいいか、見てまわったりします←暇人です(笑)

 山は、ハイノキ、クロバイと真っ白な花が目白押し。エゴノキの花も開き始めています。
 連休は調査の手伝いに出かける以外は、今のところ予定がないので、真っ白い花を見に、山へ出かけようかと思っています。


たけのこ掘り体験

2009年04月20日 | 自然観察

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 日曜日は我が家で『たけのこ掘り体験』のイベントを実施しました。
 過去最高の19人の参加者があり、主催者としてもビックリしました(笑)

 たけのこの栄えるピークが、例年より早かったため、参加者の割にタケノコの収穫量は少なくて、少し残念ですが、それなりに楽しんでいただけたかな?と私としては満足しています。

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 何よりの楽しみは、青空の下、みんなでご飯を食べること。
 タケノコのちらし寿司や煮付け、叔母たちがフキを煮付けてくれて、近所の方が手作りこんにゃくを差し入れしてくれたりと、まさに地産地消の食事は、みなさんに楽しんでいただけたようです。

Pict5034_2  野草をとって天ぷらにしましたが、参加してくれた女の子3人で、天ぷらを揚げてくれました。
 家では、天ぷらなんて作るのでしょうか?
 子供たちだけで、役割分担をしながら天ぷらを揚げている姿は、とても頼もしくて嬉しくなりました。

 自然と関わる生活の中で、みんなで作業をしたり、一緒に遊んだり、大きな目的がある訳ではないのですが、その中で自然と身についていくことがあるように思います。

 そんな田舎の里山体験の場を、これからも作っていきたいと思いますので、ぜひ、我が家の里山に遊びに来て下さい。

 暑い中、貴重な休日をつぶして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。


筍レシピ その2

2009年04月18日 | 季節

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 ここ数年、我が家の筍料理№1なのが、筍のそぼろです。
 作り方は簡単で、筍をフードプロセッサで細かくみじん切りにして、ひき肉と唐辛子と一緒に炒め、砂糖としょう油で味付けをしたシンプルなものです。かつおだしの素を少し入れると更においしいですね。

 味付けは、他にもカレー味とか味噌味(みりんと味噌と唐辛子)とか、その日の気分で変えています。
 一緒に炒める具材も、ニンジンやちくわ、玉ねぎなどを加えています。

 筍のそぼろは、大量に作って冷凍しています。そのままご飯にのせて食べてもおいしいですが、チャーハンの具にしたり、オムレツに入れたり、うどんに絡めたりと、なんにでも使えるので重宝なんです。
 筍の下の方の少し固い部分を使うと、歯ごたえがあっておいしいですよ。

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 庭のクルメツツジが満開です。

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 エビネの花もすでに満開。去年より1週間は早いですね。

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 オオテマリの花も咲きそろいました。
 白い花は大好きですが、特に白が美しいと思うのは、このオオテマリの白とキヌガサソウの白です。
 そう考えると、白と一言で言っても、多様な白があって、自然の色の多さを改めて感じますね。

 週末はたけのこ掘りのイベントです。参加者も集まってもらえるようですし、怪我なく、楽しい一日にしたいと思います。


筍レシピ その1

2009年04月14日 | 里山

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 毎日筍ばかり食べている我が家ですが、違う味で楽しみたいと、筍料理を開発中です。
 今回は、筍の南蛮漬けです。

 筍に小麦粉をまぶして揚げ、南蛮漬けのたれにくぐらせるだけです。簡単でおいしいですよ。
 南蛮漬けのたれは、寿司酢にお醤油をお好みで混ぜ、刻んだ鷹の爪をひとつまみ散らしておくだけです。

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 山歩きの途中で見つけたヤマルリソウです。
 勿忘草と同じ仲間なのだとか。
 可愛い花に出会えると、山歩きは数倍楽しくなりますね。


新芽

2009年04月06日 | 季節

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 春は、淡い緑のやわらかな新芽も、私たちの目を喜ばせてくれますね。
 これは、キハダの新芽なのだそうですが、ちょっとおもしろいですね。

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 こちらは、最近我が家に仲間入りしたカツラの新芽です。
 葉っぱがハート型で可愛くて、香りの良い木です。寒いところのでは街路樹にも使われる木ですが、九州ではちょっとめずらしいですね。春の市から我が家にやってきました。

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 モミジの新芽はやわらかい黄緑で大好きです。
 紅葉も良いのですが、春の新緑を散歩するのも楽しいですね。

 九州だと常緑樹の新芽は、少々わかりにくくて、春の訪れは、よーく観察しないとわからないんですが、落葉の森とは一味違った力強い生命力を感じられて、いいんですよね。

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 さて、こちらも新芽なんですが、すっかり胃の中におさまりました。
 自分が食べることしか頭になく、リョウブの新芽の写真は、撮るのを忘れていました(笑)

 筍とリョウブの新芽の混ぜ寿司です。
 筍はだしと砂糖と塩で汁気がなくなるまで煮て冷ましておきます。
 リョウブの新芽は、重曹とお湯であく抜きをし細く刻みます。
 それをす飯とあえてできあがりです。
 お試しください!