のんびり里山日記

里山を次の世代へ引き継ぐために、何かできることはないかな? のんびりと考えながら、里山のできごとを紹介していきます。

ダニにかまれた その後

2018年06月14日 | 自然観察

先週、体調が悪くなりました。
仕事中、頭痛と嘔吐、倦怠感もひどくて病院へ。

そもそも、野外活動を指導するものとして、マダニにかまれてはいけない!と習いますが、かまれたらどうするか・どうなるかってよく知らなかったのです。

病院では、熱を測って、問診があって、血液検査をしました。
問診は、マダニにかまれた影響以外の心当たりを洗い出して、
やっぱりマダニの可能性が高いかなぁ~を探る感じです。

あと、血液検査をしても、感染したかどうかはわからず、血小板の減少を見るのだそう。
そうすると、個人差があるので、以前の血小板数と比較をするそうで、健康診断の血液検査の結果を持ってきてほしいと言われました。

結局、感染したのかどうかわからなかったのですが、本人の免疫力が高ければ病に打ち勝つとのことで、3日間ほど安静にしておくように言われて現在に至ります。

家族は、私が体調が悪い間、「急変したら医療センターへ連れて行って!」と先生に言われて気が気じゃなかったようです。
やはり、マダニにはかまれないことが一番だと思いました。

 


ダニにかまれた

2018年05月29日 | 自然観察

朝、肌に血の塊?みたいなものを見つけて、「あれ?ひっかいて血を出したか??」
と思っていましたが、よく見るとダニです!!!
子供のころにかまれたことあったけど、その頃は感染症の話とか聞いていなかったし。
昨年は、長崎でも死亡事故が起きてたよな・・・

かきむしって取っちゃダメとは知っているけど、どうやって取るんだ?
出勤の時間が迫る中、ネットで探して、エタノールかワセリンで窒息状態にして
弱ったところを取ればいいと言うことで、なぜか自宅にあったワセリンを厚く塗りそのまま出勤。
ようやくさっき、無事かどうかはわからないけど、案外簡単にピンセットで取り外しました。

潜伏期間は2週間。その間、発熱・嘔吐などの症状が現れなければ大丈夫なんだって。
念のため、発熱する前に身の回りの整理をしておくべき?

ま、冗談はさておき、
たぶん、日曜日に梅をちぎったとき、枝が栄えすぎてて体を突っ込んでとっていた時に体についたんだと思うんですよね。
自然観察に出かけるとき、畑に行くときは、それなりに服装に気を遣うけど、庭木だったため部屋着のまま作業をしてしまったことが原因ですね。

ふと、先日県民の森に遊びに来ていた子供たちの服装を思い返すと、私より露出が多い子がたくさんいて、怖くなりました。

場合によっては命を落とす事例なだけに、自然をあまく見てはダメだと痛感しております。


九州自然協議会

2017年12月14日 | 自然観察

急に冬本番!毎日寒いです。
週末は、自然観察指導員の九州自然協議会に参加してきました。
テーマは『特定外来生物』
人の手で持ち込まれたものがほとんどなので、スパッと割り切れない気持ちで話を聞いていました。

雨の降る中、フィールドワークもこなし(私は寒くて橋の上から・・・)
捕れた魚やエビや貝。特定外来種や県の条例で指定されているものは処分する、つまり殺す訳ですが、観察会の現場では悩ましい問題です。

自然はきれいだ、すばらしい、と言うのは簡単ですが、その自然をよくよく見ると、そんな言葉を言っていられない場面に、ちょくちょく遭遇します。
久しぶりの参加でしたが、いろんな意見が交換できて有意義な時間でした。

最後に、東与賀で干潟を観察し、有明海の海の幸を堪能しての解散となりました。
お世話してくださった佐賀連絡会の皆様、ありがとうございました。


ケヤキの木

2017年10月19日 | 自然観察

街路樹でもおなじみのケヤキの木。
葉が色づいて秋の装いです。

ケヤキの実を見たことがなかったのですが、この角が2本飛び出ているのが実だそうです。
木の大きさに比べて小さいし、街路樹だと下の方の枝は切られていることも多いので、なかなか目にしません。

この小さな実をどのように拡散させるかというと・・・

写真のような枝の先を風に飛ばすんだそうです。
すると枯れて軽くなった葉が翼の役割をして、より遠くへ飛ばすのだとか。
わざわざ翼をつける実も多い中、役目を終えた葉を再利用するなんて、なんて合理的な木なのでしょう。

身近なところにも、まだまだ不思議は落っこちているものですね。


小佐々町

2017年09月25日 | 自然観察

台風一過の晴天の中、小佐々町に塩生植物の観察に行ってきました。
以前の大雨の影響で流されて塩生植物は減少気味でした。あちこちで海岸線はどんどんと開発され、塩生植物の多くは危機的状況。
今残されている植物たちががんばって生き残ってくれることを祈るばかりです。

この写真の田んぼは、長い年月をかけて干拓していったと思われます。
干潟に小さな堤防を築いて海水が入らないようにし、上流から流れる土砂を溜め、少しずつ陸地化して田んぼを広げて行ったのでしょう。

劇的な変化でないため、昔からの生きものを保持しつつ、新たな生態系へ移行していったのですね。高度経済成長の頃から、農薬と化学肥料、短時間に大規模な変化が起こるようになり、急激に日本の自然は壊れていっています。

台風一過の青空の下、気持ちの良いフィールドワークになりました。
すれ違う子供たちは、礼儀正しくあいさつをして行きます。小学1年と幼稚園児の兄妹はバッタをとったと自慢をしてくれました。
こんな風景を残していきたいなぁ