■秋田・角館
川の中州に超小型飛行機不時着／角館町、けが人はなし
２８日午前１０時４０分ごろ、角館町雲然字碇川原を流れる玉川の中州に、秋田市の男性（６４）１人が乗った複葉型エンジン付き超小型飛行機が不時着した。男性にけがはなかった。現場はこの日行われた「桜花賞カヌー大会」のコース上だったが、大会運営に支障はなかった。
角館署の調べでは、男性は同日午前１０時半ごろ、同町西野川原の桧木内河川敷を離陸。玉川下流方向へ飛行中、突然エンジンが止まったため、着陸場所を捜した末、中州に着陸したという。現場の川幅は約１０メートル。中州は幅２０メートル、長さ２００メートルほど。
男性は同町の飛行クラブに所属しており、飛行機はクラブの所有。不時着時の衝撃で機体の一部が破損した。
カヌー大会参加者は、不時着から約２０分後に現場の上流側５．５キロの桧木内川をスタート。事故を知った県カヌー協会の役員が、中州に差し掛かった参加者のカヌーを借り、操縦席から出ていた男性をカヌーに乗せて岸まで運んだ。
＜写真：中州に不時着した超小型飛行機＝２８日午後２時ごろ、角館町雲然の玉川＞
（2002/04/28 20:25）
■沖縄
軽飛行機墜落、男性死亡 国営沖縄記念公園の駐車場
駐車場に墜落し、炎上した軽飛行機の残がい＝２９日午後、沖縄県本部町
２９日午前１０時４０分ごろ、沖縄県本部町にある「国営沖縄記念公園」の駐車場に、低空で旋回していた軽飛行機が墜落して炎上、パイロット１人が死亡した。ほかに乗員はおらず、地上での被害もない。
本部署によると、軽飛行機の所有者は、同県糸満市兼城のバス運転手柿林勝久さん（５２）。同署は関係者の証言などから、死亡したのは柿林さんとみて身元の確認を急ぐとともに、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会と合同で事故原因を調べる。
調べでは、墜落したのは「マイクロライトプレーン」と呼ばれる超軽量の飛行機で、全長約７メートル、幅１０メートル。
軽飛行機は同日午前１０時半ごろ、約１０キロ北西の伊江島にある米軍伊江島補助飛行場を離陸。現場近くの公園上空を低空で旋回していたが墜落、激しく燃えた。（共同通信）
[4月29日17時28分更新]
■白鷹町
軽飛行機不時着、１人負傷＝山形
２９日午後２時５０分ごろ、山形県白鷹町高玉の田んぼに軽飛行機が不時着し、操縦していた同町鮎貝、会社員佐藤忠さん（４９）が顔を打って両目の上部を切る軽傷を負った。長井署が事故原因を調べている。
調べによると、軽飛行機は現場付近の「むつみ飛行場」を離陸した直後に、エンジントラブルを起こし、右に旋回して不時着したという。
軽飛行機はカナダ製で１人乗り。同町内の飛行機愛好家グループで所有し、佐藤さんはグループ内で指導的な立場にあるという。 （時事通信）
[4月29日19時1分更新]