JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

JARLが開設する記念局の申請条件の現状

2023-06-29 16:05:52 | アマチュア無線

最近の記念局申請の状況、今回はJARLを通してのHQ (連盟本部局)= (記念局扱)申請でしたのでタイトルにもJARLが開設するとしましたが、全ての記念局に該当する内容かと思います。HQ=記念局なの?との疑問もあるのですが

記念局の開局申請の条件に「公開運用、又は体験運用が義務付け」が加わり、申請から却下までの現状をレポートします。「義務」と記載したものの、電波法等の法的な根拠があるのかは、検索してみましたが見つけることが出来ませんでした。もしかしたら「自治体が公園の使用許可を出す条件」の様なもので、電波法での規定ではなく総合通信局内(以下総通)での決定事項かもしれません?

一部では乱立する記念局を抑制する目的があるとも伝わってきますが、これはどうなのでしょうか?

 

今回私達が経験したのは7月に開催される

IARU HF World Championship

IARU ContestにJARLのHQの一チームとして参加するために応募したが、公開運用又は体験運用の計画が含まれておらず(なぜ含ませられなかったかは後に説明)条件をクリアしていないと却下された例です。我々Team Sixはここ数年8N6HQで21MHzCWを担当してきました。交信内容はHQのメンバーとして十分に貢献できる成績を残しています。

時系列で

  • 1月にHQ参加の募集が始まったので21MHzCW (目標値、昨年より上回って1300QSO 100multi 30000points)で応募しました。この時点では公開運用、又は体験運用の義務化は発表されていなかった。

募集要項:ここに注目(HQ局は個人局との設備共用での免許を原則とします。)

後で述べますが、これがHQ(記念局)のハードルを高くしています。

https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/2-6_stations/2023/boshu.htm

 

  • 3月末に21MHzCWでの担当に決まりましたので、必要書類をJARL事務局に提出する準備掛かりました。この時点では既に運用計画書(公開、体験運用を含む)が含まれていましたが、公開運用、又は体験運用の義務付けが公式発表されておらず、実施することが望ましい程度と思っていました。HQにも適用されるのか不明だったのでコンテスト参加中心の運用計画書のみを提出

 

  • 4月に入って公開運用、又は体験運用が義務付けられたことを知りました。それでも本当にHQに適用されるの?とも思ったのも事実です。

 

  • ここからが、課題が続きました。

公開運用、又は体験運用についてメンバーで検討しました、しかし、「完全には収束していないコロナ禍のリスクを考えると、個人の住居を利用 (個人局との設備共用が条件)しての不特定の訪問者を迎え入れての公開運用、又は体験運用が出来る状態ではない」と判断しリモートで公開運用、又は体験運用をやることに決めました。

ところが九州の総通に確認すると「公開運用、又は体験運用はリモートのみではなく、訪問者と対面でも実施ないと認められない」との回答、他のエリアの状況を調べると「いや、リモートでOK貰ったよ」との事、つまりリモートによる公開運用、又は体験運用については地方の総通によって理解が異なるようです。あまり追及すると他のエリアの許可に影響を及ぼすと申し訳ないので、それ以上は追及していません、ただしIARU contestが終わったら継続確認にします。

 

  • これで、今年のHQ参加は終わったかなと思ったのですが、もう一つの案として8N6HQで「移動しない局」と「移動する局」の二つの免許を申請することで、移動する局の免許を利用して屋外で公開運用、又は体験運用を実施することで、条件を満たすし、家族へのコロナ感染のリスクも回避でき公開運用、又は体験運用への集客が期待できると、計画書に含ませてJARL事務局経由で再申請しました。

ところが、ここでも九州の総通の担当の回答は「移動しない局」「移動する局」両方ともに公開運用、又は体験運用を実施することを条件」またも却下されました。確かに同じコールサインではあるが、免許は異なるので、「ははあ~お上の仰る通りで」と思いながら、「ガチガチ」なんだなとも

 

ならば条件通り、「公開運用、又は体験運用をやれば良いだけのこと」と思われるでしょう。

しかし、「個人局が設置してある家族の住居を一部開放して不特定の多数の人を招き入れると言うことには、抵抗とリスクがあります。」これはオーナーが判断ではなく、メンバーが最優先で考慮することだと思います。また局によっては山の中の別宅シャックで、その場所に登るのに徒歩のところもあるかもしれませんし、その場所を特定されると盗難や悪戯等のリスクも考慮する必要があります。という事で今年のHQは不参加となりました。

公開運用、体験運用については、クラブや仲間内、知合いだけやるなどの選択もありそうですが、一般に公開することで初めて公開運用になるのかと思います。つまり「どんな方法でもやりゃ良い」ってものでもありません。

これからは、公開運用、体験運用は積極的に取り組むことだと思いますが、これを記念局に、ましてやHQに義務化するのはどうもいただけません。誰がどの時点でこの様な条件を「しれ~っと」組み込んだのでしょうかね? 

次回に向けてJARLが何らかの交渉を行うのか?そのまま受け入れるのか? この対応によっては、JARLが、JARL-HQとしてIARU Contestへの参加を理事がどの程度真剣に考えているのか感じ取れるかもしれません。

であれば、8NxHQではなく各地方にあるJAxRLでIARU contestに参加する選択肢もあるのかなと思います。

Team Six Op JA6WFM

 

補足説明:リモート利用での体験運用について 6/Jul/2023

我々Team Sixが想定したリモートによる体験運用を、投稿を読まれた方が少し異なったリモート利用で理解される恐れがあるでは?との指摘がありましたので、補足説明します。

我々が想定していたのは、

体験運用(HQをリモートするメンバーの横に体験者を招いて、メンバーの監督のもとに体験運用の実施であり、HQの設備を運用できるライセンスを持たない体験運用希望者が希望者の自宅から単独でリモート運用することは想定していない、後者の部分は、記念局に限らず常識かと思います。)
また公開運用(HQの局舎で運用する様子、又はメンバーがリモート運用する様子をネットで一般公開する)で、これらを「リモート利用した公開運用、又は体験運用」として九州の総通に確認しましたがNGでした。
 
この投稿で、もし他にも?と思われる部分がありましたら、遠慮なくコメント、またはメール等でご質問ください。jarl.com

 

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社員総会

2023-06-26 20:23:19 | アマチュア無線

昨日は社員総会で大きな動きがあったようです。社員ではありませんので、ツイッターやfacebook等のネット情報のみですので、誤った理解もあるかもしれません。

JG1KTC高尾氏が会長を辞任されました。辞任なのか?解任なのか?までは判りません、何れにしても総会前日に潔く辞表を提出されたようです。往生際の悪い狸は未だいるようですが

第3号議題(「地方本部長選挙」にかかる規則改正の件)は討議後の挙手採決の結果「可決」とのこと、これで地方本部長不在の可能性が無くなるとのことですが、言い換えれば、地方本部長不在を回避するために、相応しくない理事候補を承認していたのが、躊躇せずに相応しくない理事候補を否決できるようになりました。地方本部長はそのエリアの事が主な役割ですが、理事は地方選出であっても連盟を運営する立場にありますので、相応しくない候補は承認すべきではありません。本音は過去に幾つかの例があるような、「会員が選んだのだから、考え方や手法が異なるからと社員が勝手に否決するなよ」って言いたい部分もありますが

またこれに関連して支部で選ばれた社員=支部長、これは地方本部長と同じ様な考え方をすれば、支部長としては相応しいが、社員としては相応しくない方もいらっしゃるようですので、支部長選挙と社員選挙は区別して欲しいところです。

相応しくない社員の例として今年の総会で2名の理事解任の提案がありました。提案することは全く問題ないと思います。しかし、総会の会場で、議長からその解任提案理由を問われた際に35名の提案者から誰一人答弁できなかったとのことです。既に提案理由は提出済なので、答える必要はないのではとも思いますが、あのような場所雰囲気で聞かれたら、信念のしっかりした人か、余程度胸の据わった人でないと答えられないでしょう。でも「地方本部長として相応しいが、理事としては相応しくないと判断しました、ただ、全ての理由を述べるならば過去を振り返りますので1時間位かかりますが大丈夫ですか?」位言える人は居なかったか?

この提案者の中には14名の支部長が含まれています。また支部長なのか一般の社員なの公開されていませんが、自分が提案者であることを知らなかったとアホな事を言われる社員もいたようです。総会前には、全ての議案に目を通すことは社員の義務かと思います。それを怠っておきながら知りませんとは、踊らされたアホウドリです。

最後に今回の会長辞任のきっかけになった会長解任の提案には、理由として、これまで犯したミスや過ちを指摘されています。しかし、改革のピークだったと思われる過去の総会で複数の理事候補が否決されたときは、新人ですので、ミスや犯罪を犯したわけではありません、手法や考え方の違いを理由に否決を先導した人がいます。ずっと前から連盟の事に関心も持っている方ならば当時の状況が思い浮かぶと思います。ですので、今回の解任理由と過去の否決理由の中身が異なるのです。つまり、「会員が選んで当選した新人にやらせてみたら良いじゃん、会員が選んだ理事候補を手法や考え方の違うからと社員が勝手に否決するなよ」ってことです。社員制度になってから、これは避けられない儀式ですので、この話は、これでお終いです。

もしこの中で事実に反する理解があれば訂正いたします。

会長挨拶であることに触れられたJA5SUD森田会長の舵取りに期待します。

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JARL 日本アマチュア無線連盟の現状

2023-06-05 22:33:17 | アマチュア無線

聞くところによると、既に先月の5月18日の話ですが「裁判所がJARLに対し令和4年度の会計帳簿を直ちに開示するよう命令」とのこと

【速報】裁判所がJARLに対し令和4年度の会計帳簿を直ちに開示するよう命令

我々一般会員には、現在のJARLがどうなっているのか、事務局や会長からのコメントもなく、何ら情報が流れてきませんので、状況がさっぱり分かりませんが、開示命令が出るという事は、裁判所も何かの根拠があって判断したのでしょう、しかし、JARL (日本アマチュア無線連盟 会長 髙尾義則氏)は、3回目の開示命令が出たにもかかわらず、開示せずに、さらに控訴の構え(実際に、行ったかどうかは我々は知る由もありません)とのこと、何故開示しないのか?出来ないのか、我々一般会員には何も伝わってきません。

この様な場合には、理事会の決定を経て控訴費用は会費からなる予算で支出されるのでしょうか?素人考えでは開示すれば要らぬ支出も不要だと思うのですが、何故開示しないのか?開示したのか?これもさっぱり分かりません。

今月はJARL社員総会も開催されます。こちらも社員のみの出席(過去には傍聴席は抽選で幾つかの席があるようですが)過去の理事会報告は形式的なもので、理事会は、どのように行われているのか、全く伝わってきません、内情はどうなっているのでしょうか? 総会では、真実だけが明らかになることを願っています。

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