ここ数日4SQアンテナの調整に関わっていました。そして謎も理論も少しだけ解けて、終了しました。
準備したもの
①タワーから引き下ろした3.8MHz用1/4波長バーチカルを4組約20m間隔で設置。確実にタワーや他のアンテナ影響あり とりあえず短縮率96%でカット
②1/4波長ラジアル 3.8MHz 3.5MHz用1本ずつ
③1/4波長75Ω同軸ケーブル4本、速度係数を実測してカット
④クワドレチャハイブリッド(位相分配機)JA6JPS製作
⑤MFJ-259B
⑥サーキットテスタ
実際には3.5MHzに対応させる為にエレメントの下部にスタブを挿入して切り替えていますが、その調整説明は省略。
スタート地点
75Ω7C2V1/4同軸ケーブルは一般的な速度係数でなく、少し長めにカットして同軸の一方を解放でMFJ等のアンテナアナライザーでリアクタンス0になる長さを実測で見つけてカットしないと結果的に1m以上の誤差が生じることもある。これがどれくらい性能やSWRに影響を与えるかは実測していない。
4本のアンテナを設置した状態で位相分配機には繋ぎこまずに、其々のアンテナをMFJ等のアンテナアナライザーで目的周波数でインピーダンス40Ωから60Ω程度、リアクタンス0に調整する。SWRを下げると言う表現もあるが?
この部分は後に4本を位相分配機に繋ぎこんだ時に4本のアンテナが影響し合って変化するらしいが、スタート地点としての位置付け、ここを省略すると迷路に入り込む。
これだけやって4本を繋ぎこめば、ビームを4方向に切り替えても、全てのポジションで、そこそこのSWRとダミーに流れる電力は許容範囲内に入る。
例えば一つの方向でSWRが高いかダミーに流れる電力が大きすぎるか等許容範囲に入らなかったら、何処かに不具合があるはず、全ての部分を見直す。例としてラジアルの取付部分が見えない部分で接触不良だったり、これは、其々のアンテナを見直すと確認できる。
この辺りを省略して無線機側でSWRとダミーに流れる電力を下げようとすると見かけ上は供与範囲に入ることもあるが其々のアンテナが正常に動作しているかが?である。
さらに調整を詰めるには4本のエレメントの長さを同じ長さだけ調整する目的周波数よりも高ければ長く、その逆は短く、これでさらに追い込めるはず、そうならなかったら、調整でなく、もう一度全システムの何処かに不具合があると疑って見直す。
最後に製作記事は割と見つかるのですが理論的な情報が少ないので、私自身全てを理論的に理解しているわけではないので説明できる段階ではなく実験の結果と思ってください。
ただ4本のアンテナが1/4バーチカルとして適切に調整してあればその先は苦労せずにSWRもダミーに流れる電力も許容範囲内に落とせるはずです。
終わってみれば、今回は調整の部分と言うよりも不具合箇所探しが主な作業でした。めでたし
もし誤った理解があればコメント歓迎です。
準備したもの
①タワーから引き下ろした3.8MHz用1/4波長バーチカルを4組約20m間隔で設置。確実にタワーや他のアンテナ影響あり とりあえず短縮率96%でカット
②1/4波長ラジアル 3.8MHz 3.5MHz用1本ずつ
③1/4波長75Ω同軸ケーブル4本、速度係数を実測してカット
④クワドレチャハイブリッド(位相分配機)JA6JPS製作
⑤MFJ-259B
⑥サーキットテスタ
実際には3.5MHzに対応させる為にエレメントの下部にスタブを挿入して切り替えていますが、その調整説明は省略。
スタート地点
75Ω7C2V1/4同軸ケーブルは一般的な速度係数でなく、少し長めにカットして同軸の一方を解放でMFJ等のアンテナアナライザーでリアクタンス0になる長さを実測で見つけてカットしないと結果的に1m以上の誤差が生じることもある。これがどれくらい性能やSWRに影響を与えるかは実測していない。
4本のアンテナを設置した状態で位相分配機には繋ぎこまずに、其々のアンテナをMFJ等のアンテナアナライザーで目的周波数でインピーダンス40Ωから60Ω程度、リアクタンス0に調整する。SWRを下げると言う表現もあるが?
この部分は後に4本を位相分配機に繋ぎこんだ時に4本のアンテナが影響し合って変化するらしいが、スタート地点としての位置付け、ここを省略すると迷路に入り込む。
これだけやって4本を繋ぎこめば、ビームを4方向に切り替えても、全てのポジションで、そこそこのSWRとダミーに流れる電力は許容範囲内に入る。
例えば一つの方向でSWRが高いかダミーに流れる電力が大きすぎるか等許容範囲に入らなかったら、何処かに不具合があるはず、全ての部分を見直す。例としてラジアルの取付部分が見えない部分で接触不良だったり、これは、其々のアンテナを見直すと確認できる。
この辺りを省略して無線機側でSWRとダミーに流れる電力を下げようとすると見かけ上は供与範囲に入ることもあるが其々のアンテナが正常に動作しているかが?である。
さらに調整を詰めるには4本のエレメントの長さを同じ長さだけ調整する目的周波数よりも高ければ長く、その逆は短く、これでさらに追い込めるはず、そうならなかったら、調整でなく、もう一度全システムの何処かに不具合があると疑って見直す。
最後に製作記事は割と見つかるのですが理論的な情報が少ないので、私自身全てを理論的に理解しているわけではないので説明できる段階ではなく実験の結果と思ってください。
ただ4本のアンテナが1/4バーチカルとして適切に調整してあればその先は苦労せずにSWRもダミーに流れる電力も許容範囲内に落とせるはずです。
終わってみれば、今回は調整の部分と言うよりも不具合箇所探しが主な作業でした。めでたし
もし誤った理解があればコメント歓迎です。