JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

SO2R 構築 終盤

2020-05-14 18:06:00 | アマチュア無線
トリプレクサーとBPFの仮実装試験も終わったので、幅45cm長さ90cmのボードに乗せてみました。
BPFがラジオのアンテナコネクタ~と同じ位の高さにしています。
もう少し下側が同軸を引上げる位で良かったのですが、他との兼ね合いで、この位置に

夫々の接続は最小の長さのケーブルが良かったのかもしれませんが、そうすると全体のパーツ一直線になって長くなってしまうので、適当にターンさせています。

あとは、アンテナから来ている同軸ケーブルに挿入タイプとのコモンモードフィルタと同軸ケーブルにフェライトコアを被せてコモンモード対策位です。挿入タイプを全て装着するには足りないので、フェライトコアを被せるのと、3D2Vをフェライトに巻き付けてインダクタンスを稼ぐ方法を考えています

型番があるフェライトだとある程度の数値が分かるのですが、ジャンク利用だと、測定してみないと結構いい加減かもしれません。これも次の課題です。

私の場合にはアンテナとバンドとリグの割り振りをコンディションとDXコンテスト、国内コンテストの参加部門に合わせて、その都度変更します。これで十分やれますのでリグ連動での切替は省略です。ベアフット、又はQRPだと、アンプとの接続を考えなくて良いので、この辺りは少しは楽です。

コモンモードフィルターは5Wでフルスイングできるように5KW対応です。笑


現在トライバンドのアンテナは無くて214Cの20/15mのデュアルバンドなので、トライバンドアンテナへの入替も考えたのですが、10mはもう暫くは予備的で良いので、214Cに10mの励振用のエレメントを追加して対応する予定です。ダイポールよりちょっと良い位でも、国内ならば問題ないでしょう。

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CQ M international contest

2020-05-11 07:31:00 | アマチュア無線
週末は、CQ M international DX contestに5Wで出ていました。トリプレクサーとBPFも出来上がったので、試運転も兼ねて
ところがアンテナの向きを変えるとやはり被りが発生する?アンテナは全て同じマストの上なのでお互いの関係は変化しないと思うのだが?アンテナ直下にシャックなので、これも、関係あるか?

さて、コンテストはコンディションもイマイチで5Wでしたので、暇でした。あとはN1MMの設定でSO2Rでオペレートしている際に、一方で交信に入った間に自動的にもう片方でCQ,コールサイン、?等のメッセージを自動送信する設定が分かったので、これを試していましたが。

オペの望むような送出にはならず、もうちょっと、設定を調べてみる必要があるようです。それでも、その都度、もう片方のキーボードを操作してメッセージを送出していたのが、自動になったので、楽にはなりました。

それとCQ Mのログ受付は、cbrフォーマットのログをweb上で登録するだけで、登録後は、ほぼリアルタイムに暫定の順位が見れます。JARLもこれにしたら良いのに?
他の人の得点を見て、後出しじゃんけんで部門を選ぶ人が出ないか心配? そんな人は何処にでもいます。

いつまでたっても実現しない電子QSLのほうは、みんな既に忘れています。長い事、誰が電子QSL委員長だったのか、みなさん知っていますか?


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VA6AM BPF Triplexer and Dunestar Triplexer

2020-05-09 10:23:00 | アマチュア無線
製作をお願いしていた200W対応のVA6AMタイプ(パーツキット)BPFとTriplexerが完成して、手元に届いたので実装試験を始めました。同じタイミングで中古のDunestarのTriplexerも手に入ったので、比較もやってみました。

先ず、20/15/10m用トリプレクサーの送信バンドと他の2バンドへの漏れ電力を測定してみました。
VA6AMでは漏れは殆どありません。Dunestarはフルスケール5Wレンジで針一つ分の漏れ電力です。

これを40/20/15/20m用ローターリーダイポールに繋ぎこんでIC-7700とIC-7600へ分配して100W送信で他バンドへの被りをチェックしました。
VA6AMタイプは20m/15mは相互で影響は全くなしです。20m送信10m受信はバンド内がざわついて影響が残ります。その逆は影響なしですので、2倍高調波が厳しいようです。と言っても同じアンテナで同時に送受信やっているので厳しいでしょう。この段階ではBPFは未装着です。

Dunestarはどの組み合わせも被りがあって厳しいです。公開されている特性の比較でも減衰量が劣っています。ただBPFを組み合わせれば改善されるでしょう。
この比較だけでもVA6AMタイプは素晴らしい、いやDunestarが悪すぎ?

次は、実際に使用する組み合わせです。BPFは不要と思いましたが、高調波も減るし、他のバンドからの被りも回避できるので、デメリットはないので装着しています。

40m/15m 2ele TA22j ⇒BPF⇒IC-7700 ANT-1 40m専用使用
20m/15m 2ele 214C ⇒Triplexer⇒20mと15mに分配
Triplexer20m⇒BPF⇒IC-7600
Triplexer 15m⇒BPF⇒IC-7700 ANT-2
80mと10mは中継用の同軸ケーブルが足りず後日

アンテナは全て同じタワーに重ねています。
この組合せで100W送信で全てのバンド間の被りは全くありません
全く問題なくSO2Rが実現できます。


漏れ電力の測定、組み立て時にがVNAを使って特性を追い込んで確認済で
その特性が反映されていて、漏れ電力は殆どありません








Dunestarはちょっと残念な結果(比べなければ)


私の場合は、リグとバンドの選択、切り替えは自動化ではなく予めリグに対して担当バンドを決めています。
それでもバンドの状況を把握して割り当てを決めていれば結構モノになります。

SO2Rの導入を検討されているのならばお勧めの製品です。
加工に自信があって安くあげたければキットでも、お金は余るほどあるけど時間がない方は調整済みの完成品を

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エモト 1300MSA 修理

2020-05-08 08:28:00 | アマチュア無線
1300MSAが特に強い風が吹いたわけでもなく、容量を超えたアンテナを乗せている訳でもないのですが前日まで良かったのに今日は右回転が回らなくなった。と言うのは先週の話で

アンテナはエレベーターが降ろせない位置に止まってしまって、回らないと分かっていれば、泥沼に入る前にどうにかなったかもと、エレベーターまで登って、マストクランプ緩めてマストを手で回して、降ろせる位置に固定して、降ろしました。タワーの上に滞在時間は10分程度だったが、降りるときに腕に力が入り過ぎて途中で一休み

降ろして、コントローラー繋いで回そうとするが内部からの動作音もしない。分解して、リミッターをフリーにして再度導通を測定すると正常値で電気的にはモーターは異常ないだろうと判断。ギアーとモーターが乗ったプレートの4本の固定ボルトを外して、上に持ち上げると、するりとモーターが現れる。このままでも作業できないことはないが、配線でイライラしそうなので、リミッター、方向検出用可変抵抗、モーターの配線をはんだを溶かして外す。

モーターの上にブレーキとクラッチを兼ねた(ワンウェイクラッチともいえる)仕掛けがある。これを回してみると、少しは動くがちょっと重たい。さらに分解するとばねの一部が破損していた。これを交換すれば元に戻るでしょう。念のために100V駆動のモーターにAC100V加えると、左右に回転することを確認できたので、モーターも異常なし

このちっちゃいパーツ1個の不具合でローターが回らなくなるのが、これ1個で強力なブレーキになるのも面白い。モーターからの回転にはワンウェイクラッチが回転を許し、逆にマストからの回転にはワンウェイクラッチが回転を阻止する。

パーツが手に入れば、複雑な構造でもないので、復活するでしょう。中古でも9万位するらしいが、デカイのも不要なので修理終わったら手放して、クリエートのRC5A-3でも買おうかとも思ったりする。

以前ばらしたローターはこのバネの先っぽはリング状でなかったが
幾つかの種類があるのだろうか?






以前は配線を取り外す前に端子と配線の色をメモっていたが
今はデジカメで接続部、全体の組立位置等を記録しておくと間違いなし、
画像を誤って消さなければ(笑)


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バンド間の被りの検証

2020-05-05 15:43:00 | アマチュア無線
外出自粛の連休ではありますが、コンテスト参加にワークショップ、それに被りの原因の検証と実に充実しています。

Blogのトップにあるように1本のタワーに複数のアンテナが乗っているのですが、昨年の14MHzモノバンドから14/21MHzデュアルバンド八木に変えてから被りが気になることが多くなったので、検証してみました。

タワーの乗っている全てのアンテナでカバーするバンド全てで100Wで送信して他のアンテナに誘起されるエネルギーを接続されている同軸ケーブルの先端コネクタ(リグに接続する部分)を終端型の電力計に接続して電力を測定してみました。

誘起される電力と被りの度合いは比例していました。原因はTA-22jrと214Cには21MHzが含まれているのでどちらかのアンテナで21MHzを送信するとTA22jrの40m又は214Cの20m受信に被りが生じて使用できない状況です。

もう一つはっきりしたのは、90度ずらした40/20/15/10m用ローターリーダイポールはバンドが重なっているものの殆ど誘起されずに、当然被りも殆ど発生していません。

これは夕方から夜にかけてSO2Rで40mで北米とやりながら20m15mでヨーロッパと同時に交信することに貢献していました。朝方はこの逆で40mでヨーロッパ20m15mで北米です。

パワー計の最小レンジが5Wなので0.5W以下の数値はちょっとでも針が振れれば目分量での値です。ゼロは全く振れない状態です。


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