JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

VA6AM BPF Triplexer and Dunestar Triplexer

2020-05-09 10:23:00 | アマチュア無線
製作をお願いしていた200W対応のVA6AMタイプ(パーツキット)BPFとTriplexerが完成して、手元に届いたので実装試験を始めました。同じタイミングで中古のDunestarのTriplexerも手に入ったので、比較もやってみました。

先ず、20/15/10m用トリプレクサーの送信バンドと他の2バンドへの漏れ電力を測定してみました。
VA6AMでは漏れは殆どありません。Dunestarはフルスケール5Wレンジで針一つ分の漏れ電力です。

これを40/20/15/20m用ローターリーダイポールに繋ぎこんでIC-7700とIC-7600へ分配して100W送信で他バンドへの被りをチェックしました。
VA6AMタイプは20m/15mは相互で影響は全くなしです。20m送信10m受信はバンド内がざわついて影響が残ります。その逆は影響なしですので、2倍高調波が厳しいようです。と言っても同じアンテナで同時に送受信やっているので厳しいでしょう。この段階ではBPFは未装着です。

Dunestarはどの組み合わせも被りがあって厳しいです。公開されている特性の比較でも減衰量が劣っています。ただBPFを組み合わせれば改善されるでしょう。
この比較だけでもVA6AMタイプは素晴らしい、いやDunestarが悪すぎ?

次は、実際に使用する組み合わせです。BPFは不要と思いましたが、高調波も減るし、他のバンドからの被りも回避できるので、デメリットはないので装着しています。

40m/15m 2ele TA22j ⇒BPF⇒IC-7700 ANT-1 40m専用使用
20m/15m 2ele 214C ⇒Triplexer⇒20mと15mに分配
Triplexer20m⇒BPF⇒IC-7600
Triplexer 15m⇒BPF⇒IC-7700 ANT-2
80mと10mは中継用の同軸ケーブルが足りず後日

アンテナは全て同じタワーに重ねています。
この組合せで100W送信で全てのバンド間の被りは全くありません
全く問題なくSO2Rが実現できます。


漏れ電力の測定、組み立て時にがVNAを使って特性を追い込んで確認済で
その特性が反映されていて、漏れ電力は殆どありません








Dunestarはちょっと残念な結果(比べなければ)


私の場合は、リグとバンドの選択、切り替えは自動化ではなく予めリグに対して担当バンドを決めています。
それでもバンドの状況を把握して割り当てを決めていれば結構モノになります。

SO2Rの導入を検討されているのならばお勧めの製品です。
加工に自信があって安くあげたければキットでも、お金は余るほどあるけど時間がない方は調整済みの完成品を

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