「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)2月17日(木曜日)
通巻7222号
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イラン、秘密の核開発施設を山の中に建設中
イスラエルのメディアが報じた中味とは?
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エルサレムポスト(2022年2月16日)がすっぱ抜いた。
「イランはイスラエルからの空爆を避けるために、新しい核施設をナタンズの地下深くに造成している」と報じた。
国際政治の舞台では、イスラエルの空爆は「イラン核合意」交渉の決裂をもって実施されるだろうとしており、また中東諸国にとってもイランの脅威を排除するイラスエルの軍事行動に反対は起きないだろうと観測されている。
ナタンズの秘密核施設は山中から地下深くに建設中で、イスラエル軍機の空爆で破壊は不可能という。
中国の核ミサイル基地のように山の中に無数のトンネルがあちこちをつないでいるらしい。ミサイル発射も中国軍の場合はトンネルからのレイルガン方式が想定されている。
モサドは2020年7月と2021年4月にニケ所の核施設疑惑の建物などを爆破したと推測されているが(小誌既報)、新施設はその地域に近い地下施設だ。
この「ナタンズ・トンネル核複合施設」が建設されている山は「クー・エ・カラン・ガス・ラ」(海抜1608メートル)。また遠心分離施設が建設されている山は「クウエ・ダグ・グーイ」(海抜960メートル)。
現在欧米とイランの交渉がつづく「イラン核合意part2」は、この新設箇所を協議の対象とはしていない。どうみても、この巨大地下施設とトンネルは核開発計画の一環で、イラン雄機密プロジェクトだと考えられる。
令和四年(2022)2月17日(木曜日)
通巻7222号
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イラン、秘密の核開発施設を山の中に建設中
イスラエルのメディアが報じた中味とは?
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エルサレムポスト(2022年2月16日)がすっぱ抜いた。
「イランはイスラエルからの空爆を避けるために、新しい核施設をナタンズの地下深くに造成している」と報じた。
国際政治の舞台では、イスラエルの空爆は「イラン核合意」交渉の決裂をもって実施されるだろうとしており、また中東諸国にとってもイランの脅威を排除するイラスエルの軍事行動に反対は起きないだろうと観測されている。
ナタンズの秘密核施設は山中から地下深くに建設中で、イスラエル軍機の空爆で破壊は不可能という。
中国の核ミサイル基地のように山の中に無数のトンネルがあちこちをつないでいるらしい。ミサイル発射も中国軍の場合はトンネルからのレイルガン方式が想定されている。
モサドは2020年7月と2021年4月にニケ所の核施設疑惑の建物などを爆破したと推測されているが(小誌既報)、新施設はその地域に近い地下施設だ。
この「ナタンズ・トンネル核複合施設」が建設されている山は「クー・エ・カラン・ガス・ラ」(海抜1608メートル)。また遠心分離施設が建設されている山は「クウエ・ダグ・グーイ」(海抜960メートル)。
現在欧米とイランの交渉がつづく「イラン核合意part2」は、この新設箇所を協議の対象とはしていない。どうみても、この巨大地下施設とトンネルは核開発計画の一環で、イラン雄機密プロジェクトだと考えられる。
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