沖縄・台湾友の会

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TSMCは米国に四年先行し、台湾で3ナノ半導体生産へ    2ナノ研究ラボも新竹ハイテクパークで設立。米国が注目

2023-01-03 20:58:43 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和四年(2022)12月31日(土曜日)
       通巻第7573号  
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 令和四年も、今日でおしまい
   読者の皆様、よいお年をお迎えください。
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 TSMCは米国に四年先行し、台湾で3ナノ半導体生産へ
   2ナノ研究ラボも新竹ハイテクパークで設立。米国が注目
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 12月29日、台湾積体電路製造有限公司 (TSMC=劉徳音CEO) は米国に建設中の3 ナノ半導体を、台湾の台南にも605 億米ドルを投じて新工場を建設する式典を行った。
 TSMCは、米国アリゾナ州に3ナノ工場を建設しており、本拠台湾でさきに生産することになれば、ハイテクの優位を模索して、TSMCに協力をもとめてきた米国としては、やや警戒気味の反応をしめすことになる。

 TSMCは半導体戦端技術で世界一。1987年設立の若い会社だが、従業員は7万人弱。横浜にもR&Dセンターを設置し、2026年には大阪のラボと合わせて日本でも400名の技術者を確保するとしている。

 TSMC は 2020 年から 5 ナノ半導体を生産しており、世界的なスマホ需要に支えられて、8000人の研究開発スタッフを抱えている。

 3 ナノ半導体はスーパーコンピューター、クラウドベースのデータ センター、高速インターネット接続デバイス、モバイル デバイスなどに使われ、アップル、エヌビディア、AMDなどが顧客、5 年以内に1兆5000億ドルの市場に発展すると予測している。
 さらにTSMCは台湾のハイテクセンター「新竹科學園區」と「中部科學園區」で 2 ナノ半導体を研究する専門ラボを設置しており、技術の本丸が台湾回帰となる。


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