沖縄・台湾友の会

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惚け老人の失言なのか、米国のメジャーなメディアは黙殺   バイデン「台湾が中国に攻撃されたら米国は防衛責任を負う」

2021-10-23 09:40:55 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和三年(2021)10月23日(土曜日)
通巻第7090号  <前日発行>
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 惚け老人の失言なのか、米国のメジャーなメディアは黙殺
  バイデン「台湾が中国に攻撃されたら米国は防衛責任を負う」
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 バイデン米大統領は、2021年10月21日にメリーランド州ボルティモアで開催された集会で演説し、「もし台湾が中国から攻撃されたら、米国は防衛責任を負う」と従来の米国が謳ってきた「曖昧戦略」から大きく逸脱して発言した。
CNN、サウスチャイナ・モーニングポスト、多維新聞網、大紀元などが大きく伝えた。

補佐官たちは慌てて修正し、従来の台湾概念から逸脱していないとバイデン発言の否定に躍起だった。「惚け老人」の暴走発言を火消ししたということだ。

 米国の台湾関与は、1979年に制定された「台湾関係法」に明記されており、台湾の安全を確保するために武器供与をするというもので、防疫義務は謳っていない。クリントン政権は「そのときに決めるのであり、それまでは曖昧な立場だ」と戦略的曖昧性を全面に押し出していた。

 尖閣諸島防衛に関しても同様であり、「尖閣諸島は日米安保条約第五条の適用範囲である」とは述べているが、「防衛する」とはひとことも言っていない。
 トランプ政権と雖も、台湾は友人だ。価値観を共有しているとして、台湾との関係強化、閣僚の訪問も自由としたが、防衛責任については言及したことはなかった。

 中国語メディアは「如果中国攻撃台湾、美国将有責任保衛台湾」と報じた。
 如果は「もし」、美国は「米国」である。
 しかし、惚け老人の失言とばかり、米国の大手メディアは、この重大な政策変更を意味するバイデン発言を黙殺している。
 


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