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米国債務上限暫定停止で騒ぎは収まったのか   2025年1月1日が期限。バイデン政権最後の日々と重なる

2023-06-23 15:52:59 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023) 6月19日(月曜日)
        通巻第7802号  
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 米国債務上限暫定停止で騒ぎは収まったのか
  2025年1月1日が期限。バイデン政権最後の日々と重なる
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 6月3日にバイデン大統領が署名を済ませ「債務上限暫時停止法」が成立した。つまり赤字の上限枠を設けないで、2025年1月1日まで議論しないという手品だ。これはバイデン政権最後の日々と重なることになるかも知れない。

 上限枠撤廃から一週間で1兆ドルが上乗せされ、政府職員、軍の給与な軍人恩給などがデフォルトとならずにすんだ。
さてこのままの趨勢で赤字国債を発行し続けると、米国の債務は30年後に127兆ドルになる。2053年には歳入の40%が利払いに消える。

 FFレートは5%(6月16日現在)。さて国債金利はどうなったかと言えば、
 2年物  4・25%
 5年物  3・63
10年物  3・767(市場の基準は十年物)
30年物  3・63%

 米国の23年度予算は6兆8830億ドルだが、このうちの7890億ドルが利払いである。これは予算の11・5%にあたる(因みに日本の予算の25%が「国債費」として計上されている。米国と比べると予算規模が小さいから、比率が大きい)。

 中国は米国債保有を激減させている。往時、日本より多く1兆3000億ドルと豪語していたが、23年4月速報で8689億ドルに減っていた。因みに日本の米国債保有残高は23年5月速報で1兆0900億ドルだ。

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