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逆ギレの中国。コロナ感染爆発
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黄文雄
逆ギレの中国。コロナ感染爆発の自国民を入国制限する日本に説教
あまりに突然すぎるゼロコロナ政策の大幅緩和で深刻な感染爆発状態に陥っている中国ですが、習近平政権がまたも「暴挙」に出たようです。
今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、中国当局が新型コロナの変異株出現を隠蔽するかのような「情報統制」をかけ始めたニュースを紹介。さらに失敗ともいうべき新型コロナ対策により、習近平指導体制が大きく揺らいでいるとの中国人政治学者の指摘を取り上げるとともに、日本をはじめ世界各国に対してはさらなる防疫の強化を呼びかけています
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【中国】コロナ死者急増で中国に万人坑が出現。変異株が再び世界を襲う可能性
● 中国、新型コロナのゲノム解析禁止 感染爆発で変異株の情報統制か
中国で新型コロナウイルスの感染爆発が止まりません。中国のゼロコロナ政策に抗議する「白紙革命」以後、中国政府はゼロコロナ政策を急速に緩和し、無症状者はコロナ患者にカウントしないと言い出したと思えば、無症状者は仕事に行けという通達を出すまで、ほぼ180度に近い方針転換を打ち出すようになりました。
● 対策緩和後に感染拡大の中国 地方政府では職場復帰促す動き
中国では政策が極端から極端へと揺れ動くことがしばしばあり、これは「中国の振り子」と言われてきました。毛沢東時代に自力更生を謳い大躍進政策や文化大革命を推し進めていた一方、毛沢東死後は改革開放という真逆の他力本願政策へと転換したこともそのひとつです。
ところがあまりにも急速な転換により、今回はかえって感染爆発を引き起こしてしまいました。これまでのゼロコロナ政策により集団免疫の獲得に至っていなかったことや、欧米のワクチンに比べて中国ワクチンの有効性が低いことなどが挙げられていますが、加えて、もっとも恐ろしい疑いは、新たな変異ウイルスの登場です。
変異ウイルスの発生を恐れる中国政府は、なんと、コロナウイルスのゲノム解析を禁止してしまいました。変異ウイルスに備え、抑えるのではなく、変異ウイルスの存在を知られないように情報封鎖するというのです。世の中に知られないことは「世の中に存在しないこと」だという、中国共産党の伝統的な考え方です。
中国では、中国共産党の中央指導部の醜聞ニュースや批判記事は絶対に出ません。党の失政は世の中に知られないので、「党の失政はない」ことになるわけです。だから中国共産党は絶対無謬な存在であり、党の指導が絶対であることが憲法に明記されているのです。
同じことを新型コロナウイルスでも行っているわけですが、人間と違うのは、新型コロナウイルスは中国共産党の命令を聞かないことです。どんなに「なかったこと」にしても、変異株は生まれるでしょうし、どんどん拡散してしまいます。
逆ギレの中国。コロナ感染爆発
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黄文雄
逆ギレの中国。コロナ感染爆発の自国民を入国制限する日本に説教
あまりに突然すぎるゼロコロナ政策の大幅緩和で深刻な感染爆発状態に陥っている中国ですが、習近平政権がまたも「暴挙」に出たようです。
今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、中国当局が新型コロナの変異株出現を隠蔽するかのような「情報統制」をかけ始めたニュースを紹介。さらに失敗ともいうべき新型コロナ対策により、習近平指導体制が大きく揺らいでいるとの中国人政治学者の指摘を取り上げるとともに、日本をはじめ世界各国に対してはさらなる防疫の強化を呼びかけています
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【中国】コロナ死者急増で中国に万人坑が出現。変異株が再び世界を襲う可能性
● 中国、新型コロナのゲノム解析禁止 感染爆発で変異株の情報統制か
中国で新型コロナウイルスの感染爆発が止まりません。中国のゼロコロナ政策に抗議する「白紙革命」以後、中国政府はゼロコロナ政策を急速に緩和し、無症状者はコロナ患者にカウントしないと言い出したと思えば、無症状者は仕事に行けという通達を出すまで、ほぼ180度に近い方針転換を打ち出すようになりました。
● 対策緩和後に感染拡大の中国 地方政府では職場復帰促す動き
中国では政策が極端から極端へと揺れ動くことがしばしばあり、これは「中国の振り子」と言われてきました。毛沢東時代に自力更生を謳い大躍進政策や文化大革命を推し進めていた一方、毛沢東死後は改革開放という真逆の他力本願政策へと転換したこともそのひとつです。
ところがあまりにも急速な転換により、今回はかえって感染爆発を引き起こしてしまいました。これまでのゼロコロナ政策により集団免疫の獲得に至っていなかったことや、欧米のワクチンに比べて中国ワクチンの有効性が低いことなどが挙げられていますが、加えて、もっとも恐ろしい疑いは、新たな変異ウイルスの登場です。
変異ウイルスの発生を恐れる中国政府は、なんと、コロナウイルスのゲノム解析を禁止してしまいました。変異ウイルスに備え、抑えるのではなく、変異ウイルスの存在を知られないように情報封鎖するというのです。世の中に知られないことは「世の中に存在しないこと」だという、中国共産党の伝統的な考え方です。
中国では、中国共産党の中央指導部の醜聞ニュースや批判記事は絶対に出ません。党の失政は世の中に知られないので、「党の失政はない」ことになるわけです。だから中国共産党は絶対無謬な存在であり、党の指導が絶対であることが憲法に明記されているのです。
同じことを新型コロナウイルスでも行っているわけですが、人間と違うのは、新型コロナウイルスは中国共産党の命令を聞かないことです。どんなに「なかったこと」にしても、変異株は生まれるでしょうし、どんどん拡散してしまいます。
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