沖縄・台湾友の会

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ハマス大幹部暗殺はドローンではなく建物に仕掛けられた爆弾だった   イラン情報部と革命防衛隊の対立関係が警備の手抜かりを招いた(らしい)

2024-08-02 07:48:37 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)8月2日(金曜日)弐
     通巻第8352号   
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 ハマス大幹部暗殺はドローンではなく建物に仕掛けられた爆弾だった
  イラン情報部と革命防衛隊の対立関係が警備の手抜かりを招いた(らしい)
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 ニューヨーク・タイムズが報じた。
7月31日のハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ暗殺は「空爆」ではなく、彼の宿舎に密かに持ち込まれた爆発物によるものだった、という。
 爆弾は6月に建物の中に隠され、イランの核開発責任者モフセン・ファクリザデ殺害にも使われた最先端の遠隔技術が駆使されたと、こんどはワシントンポストが報じた。宿舎は高級住宅地にあって警備担当はイスラム革命防衛隊(IRGC)だった。

 攻撃が「空爆」であり、ドローン攻撃だったとした第一報は、ハニヤを守れなかった責任をIRGCから空軍などの他の組織に転嫁するためだった。ハニヤはテヘランを何回も訪問しており、同じゲストハウスに滞在していた。この機密を知るのはIRGCである。

ハニヤはイスラエルとの人質取引交渉でハマス軍事部門トップのシンワールより実務的だとされたが、最近はハニヤが交渉進展の障害となっていたため、ハニヤの排除によって合意が成立する可能性が高まったともいう。真偽のほどは分からない。

イラン軍とイラン情報省とIRGCは、整合性に乏しく、競合関係にあって事前に爆弾を検知できなかった。警備の責任はIRGCにあることは明瞭である。

さはさりながらイスラエルの状況は緊迫しており、イランや中東の過激派はハニヤ暗殺をイスラエルと断定しているため、大規模なテロが計画されている。
ルフトハンザ・グループは、ユナイテッド航空、デルタ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、フライ・ドバイ、ブリュッセル航空などがテルアビブ発着のすべての旅客便と貨物便を停止した。

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