沖縄・台湾友の会

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アメリカの独立宣言を読むと納得できることがある   各州で独立分離の動きが顕著になった法的背景

2024-08-10 11:10:52 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)8月6日(火曜日)弐
     通巻第8358号  
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 アメリカの独立宣言を読むと納得できることがある
  各州で独立分離の動きが顕著になった法的背景
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米国の世論調査をみると、各州では「分離独立」の傾向が急増していることが分かった。
とくに2024年2月15日に発表されたYOU GOVの数字は衝撃的だった。テキサス州では31%が合衆国からの独立を支持するとしていた。
連邦離脱を支持する回答者は共和党支持者の29%、民主党支持者の21%。各州毎の集計ではアラスカ州では36%の人々が分離独立を支持した。テキサス州 (31%)、カリフォルニア州 (29%)、ニューヨーク州 (28%)、オクラホマ州 (28%) だった。

 くわえてテキサス州では独立を呼びかける組織(国民運動)が結成され、テキサス共和党は「州の脱退権」を宣言する綱領を採択した。
ルイジアナ州では「フリー・ルイジアナ」が、ニューハンプシャーでは「 NHEXIT Now」が誕生した(ニューハンプシャー州のNHにBREXITを引っかけた造語)。

オーストリア学派の本丸でリバタリアンの学者があつまる「ミーゼス研究所」のライアン・マクマケンは、「分離独立を唱える人々は、あらゆる分離独立の試みも、その領土への軍事侵攻と占領を正当化できると信じている。米国自体が分離独立の産物である」という。

米国の「独立宣言」から重要部分を抜粋する。
「或る国民が、他の国民と結び付けてきた政治的な絆を断ち切り、世界の諸国家の間で、自然法と神の法によって与えられる独立平等の地位を占めることが必要となったとき、全世界の人々の意見を真摯に尊重するならば、その国の人々は自分たちが分離せざるを得なくなった理由に宣言をすべきだ」。

この文節では米国が英国からの独立に至った正統性を述べているが、問題は次のくだりである。

「すべての人間は生まれながらにして平等であり、創造主によって生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づいて正当な権力を得る。
しかし、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときは、人民には政府を改造、または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有する」
つまり州が独立するシナリオを想定しているのである。

「人類は、慣れ親しんでいる形態を廃止することによって自らの状況を正すよりも、弊害が耐えられるものである限りは、耐えようとする。しかし、権力の乱用と権害が、常に同じ目標に向けて長期にわたって続き、人民を絶対的な専制の下に置こうとする意図が明らかであるときには、そのような政府を捨て去り、自らの将来の安全のために新たな保障の組織を作ることが、人民の権利であり義務である」。

シン南北戦争は近い?


 極左政治家とメディアの「極右」レッテル張りは間違い   不法移民の凶暴な犯罪への抗議は左翼路線の失敗が元凶である

2024-08-10 11:10:14 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)8月6日(火曜日)
     通巻第8357号   <前日発行>
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 極左政治家とメディアの「極右」レッテル張りは間違い
  不法移民の凶暴な犯罪への抗議は左翼路線の失敗が元凶である
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ヨーロッパ諸国は、過激な左派政治家たちが国家破壊を目的に推進してきた国境開放政策の大失敗のツケが廻ったことに驚いている。移民の犯罪、その凶暴化。欧州に限らず、アメリカでも不法移民が大問題となった。

英国のサウスポートでルワンダ移民の17歳が3人の子供を刺殺した。この事件で英国全土に反移民暴動が爆発的に連鎖した。
英国全土に「反移民デモ」が拡大した。ビートルズの町・リバプール、ブリストル、マンチェスター、ベルファスト、ストークなどの都市でデモが行われ。一部が暴力的になった。英国の左翼政権はこれを「極右の陰謀だ」とすり替えた。

しかし多くの英国民は、国境開放を推進し移民の流入を招いた「進歩的な」(珍歩的な)政府に激怒しているのであり、不法移民無策が、低技能職の賃金まで押し下げられ、労働者階級の家庭に悪影響を及ぼした。

 イーロン・マスクが警告を発した。
 8月3日、マスクは「内戦は避けられない」と警告した。この想定は、ヨーロッパに起こり得る近未来である。EU極左エリートたちはグローバリズムとかの現代版マルクス主義を鼓吹し、国境開放を推進してきた。EU域内に数百万人の不法移民が流入した。

 極左政治家とメディアの抗議者への「極右」レッテル張りは間違いである。不法移民の凶暴な犯罪への抗議は左翼路線の失敗が元凶である
米国から欧州の奥地に至るまで、とんでもない不法移民優遇政策を推進し、正統な国家優先政治を破壊し、ナショナリズムを悪魔呼ばわりし、あげくに男女区別を曖昧として同性婚を認め、神の摂理に逆らってきた。

神の復讐を受けるのは当然だという人もいるが、極左勢力は依然として強く、ナショナリズムの発露を極右と罵っている。

マスクの警告「シヴィルウォーは不可避的だ」は英国の暴動に向けられたのではない。米国にこそ当てはまるのである。もし不正投票でカマラが当選する事態となれば、アメリカは市街戦になるだろう。