岩田院長のブログ

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花粉症辛いです

2021-02-21 19:06:49 | 医療
今日、仕事で広島に行きましたが、花粉症で目が痒い。嫌な時期です。
今年は昨年よりも多い予想ですが、なかなか忙しくて病院に行けない方、コロナウイルス感染が心配で病院に行きたくない方にドラックストアの薬での対処について、以前にも投稿した内容を再度お伝えします。
最近、国の方針でアレルギーの薬💊はジェネリック薬に変える、またドラックストアでも以前は医療機関でしか扱えなかった薬が販売できるようになりました。
ドラックストアで売っているアレルギーの薬で代表的なものは、アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)、クラリチン、ストラリニ(セチリジン)です。効果は、アレグラ、クラリチンは同程度、アレジオンはやや強い、セチリジンは他よりは強い印象です。ただ、アレルギーの薬にある眠気の問題は、アレグラ、クラリチンは自動車🚗運転の注意書はありませんが、残りの2剤は注意が必要です。もし眠気が困る仕事に従事している方はアレグラ、クラリチン内服がオススメですが、鼻炎症状が強くて困る場合は上記4剤の医療用の添付文書には、症状により適宜増減と書いてあります。岩田が処方した患者さんには症状が強いようならアレグラは1日3-4錠まで、クラリチン、アレジオン、セチリジンは1日2錠までと口頭で説明して使って頂く場合があります。ただ、眠気のある薬は増量するとなお眠気が強くなるので注意が必要です。アレグラは食後の内服になっていますが、効果の面でいうと食前の方が良いです。他にはパブロン鼻炎錠Sは塩酸プソイドエフェドリンが含まれているため鼻詰まりには効きますが、マレイン酸カルビノキサミンが入っているため眠気はあります。
内服薬の増量の話をしましたが、やはり増量は怖いという方はステロイド点鼻👃をお勧めします。ステロイドに抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、内服と違って点鼻は安全に使えます。ベクロメタゾンが含まれている点鼻(パブロン、アルカットex)は即効性はありませんが、毎日決められた回数で使っていると内服薬以上に効果があると思っています。ただし、間違って血管収縮薬の入った点鼻薬は使わないで下さい。
岩田としてのお勧めは、眠気の来ない内服薬とステロイド点鼻を最初は併用し、その間症状が強い時は内服薬を増量して対応し、1週間くらいすると点鼻の効果が出てきたら、点鼻は花粉症シーズンは継続して内服薬は症状が強い時に内服するのも良いかと考えています。もともと花粉症が強い方は内服薬を継続で飲むとヒスタミン(鼻症状を起こす物質)がくっつく受容体の活性を落とす働きがあることから継続で内服する事をお勧めします。眠気よりも効果を求めるならアレジオンやセチリジンを使用してはいかがでしょうか。アレジオンは眠気がある方に入れましたが、そこまでは強くない印象です。目薬はクロルフェニルマレイン酸が含まれているもの、またザジテン点眼もアレルギーの目薬です。
以上述べてきましたが、花粉症を持っている岩田は何を使っているか。岩田の花粉症の程度は診察中は屋外に出ないため花粉症に触れる事はない(部屋も空間清浄機や空気清浄機をつけています)はずですが、患者さんの服に付いた花粉で目は痒い!
岩田は内服薬は眠くなるので、もっぱらステロイド点鼻で対処しています。目はクロルフェニルマレイン酸入りの点眼を使っていますが、やはり痒いです。
長々と書きましたが、耳鼻咽喉科医師👨‍⚕️としてはクリニック🏥に受診するように勧めないといけないのかもしれませんが、国の方針や何よりも仕事が忙しくて受診できない方、コロナウイルス感染が心配な方に少しでも役立てて頂ければ幸いです。上記を試しても症状をコントロールできない時はお近くの耳鼻咽喉科に相談して下さい。
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