岩藤孝一ブログ

置戸町、岩藤孝一のブログ

「DOMA秋岡芳夫展」の「置戸巡回展」終了・・・

2012年09月10日 01時29分30秒 | 徒然日記
約一ヶ月に及ぶ、展示会が終わりました・・

延、何人の方が来られたのか? どれほどの感動を与えることが出来たのか?

最終日に合わせての、西川栄明氏(クラフト関係の本の著作では有名)、 日野明子氏(松屋百貨店やクラフトデザイン評論では有名)、志鳥光一(オケクラフトマン、町内では最高のロクロの技術者)、時松辰夫(言わずと知れたオケクラフトの先生)でのファイナルトークサロンでした。




「オケクラフト」の生みの親としての[秋岡芳夫]その足跡を辿ることで、何が生まれるのか? 「秋岡コレクション」の価値を置戸がどう肉付けし、「クラフトの町」として生きていくことが出来る町になるのか? この課題はとても大きなことです。 
しかしながら、気楽に考えるならば~ 「置戸の実力」の表れるところだと思います。 ここ数年来、「オケクラフト」が本当の意味で町内の皆様に愛されているのか? そんな想いがよぎります。  自分自身、作り手ですから、想い入れは強いですが、一般の方々はどうなのでしょうか? もっともっと、胸を張って「オケクラフト製作者です!」と言える状況になることを祈念します。

一つだけ、忘れちゃいけないこと~この30年間の「オケクラフト」の歴史の中で、奥原さんの存在は忘れてはいけないと思います。 置戸で唯一、曲げ輪を続けていた奥原さん。 オケクラフトの運動に共感し自ら製作、そして数々の「クラフト展入選」「大賞受賞」と・・会期中、病床に居ながらも車椅子での来場で、自分の「日本クラフト大賞」の曲げ桶を見て、泪していたそうです・・ そんな下地があっての「オケクラフト」でもあるのです。

最後の「ファイナルサロン」・・30周年記念に向け~或いは40年、50年後に向けてもっともっと指針となる提言や意見が欲しかったと、少しばかり残念でしたが、致し方ないかな?とも。

何はともあれ、時松先生が言われていた「この秋岡展が置戸で開催できたことに意義を持つべき!」との言葉を忘れないようにしなければいけないと思っているところです。