岩藤孝一ブログ

置戸町、岩藤孝一のブログ

初めての日展!

2017年11月18日 17時10分35秒 | 徒然日記
格安航空券で東京は六本木「国立新美術館」で開催中の日展を観て来ました・・ 実は置戸ぽっぽ絵画館に寄贈頂いている作家様の中から6名の作家さんの作品が入選され展示されているとのことで。 日本では110回目という最も歴史のある公募展とのことです~ 絵画だけで日本画、洋画合わせて2276点の出品の中から692点の入選、そして無審査での展示作品269点という展示内容です。 全てが100号以上もある大きな作品ばかりです! 会場も広くて、凄い美術館です・・平日だというのに大勢のお客さん、さすがに東京です。



6名の作家さんのお名前は知っていましたが、リストから展示場所を探して観るのは簡単だと思い、ひたすら順番に観て、6名の作家さんの作風から作品を探そうと・・想いの他、簡単に見つけることが出来るだろう~と。何ともはや、完全な勘違いでした!
広い会場~多くの作品~そして何よりも全ての作品が大きく圧倒されてしますのです。 結局、4名の作品は見つけられましたが、2名の作家さんの作品がわからない! 何度も何度も会場を歩いたのですが・・ 最後の手段、リストから展示場所をさがしてやっと見つけることが出来ました。

写真の撮影は受付で許可を得ましたので、問題はないですが~ブログに載せるのは?? とりあえず、こんな感じですということで。 しかし、日本最大の公募展で入選されている方々の作品が置戸にあるのです! 素晴らしいことです。 あらためて、感激、そして感動しているところです。

寒いですね〜

2017年11月12日 23時47分50秒 | 徒然日記
相変わらずのご無沙汰ブログの書き込みです・・
先月の道内視察、担当分の原稿を載せます。 とても重要な視察内容、そして所見だと思っています。


平成29年度 道内所管事務調査 池田町
           担当~ 岩藤、阿部、前田

①  コミニュティーバス(あいバス)について
 人口6900人、高齢化率34.5%という状況である。公共交通機関のJR(根室本線)と十勝バスだけでは、利別川を境に二つに分かれた市街地区と利別地区の住民の足の確保が課題であり、その解決策として運行されているのが「あいバス」である。
1日8便が約1時間で巡回する運行体制で、大人100円、子供50円、1日乗車券200円、またフリー乗降も可能である。また、スクールバスからの乗り継ぎや、営業路線バスとの乗り継ぎでの割引等、高齢者や子供等に分かりやすい運行体制を工夫している。
 平成24年より、住民アンケート、そして試験運行、試乗モニター等々から26年の
提言書の提出と住民参加の下での実施である。平成26年より本格運行しているが、特筆すべきなのは地域公共交通協議会を設け、地域住民はもとより、関係する十勝バスも入れての「地域公共交通確保維持改善事業」として行っていることである。
この事業は国土交通省の事業であるが、運行を地元既存のタクシー会社に委託することで、地元企業を守りながら国の補助によって運行出来ているのである。平成28年度は
約1270万円程の事業費であるが、車両購入費約500万円が計上されており、国庫補助金約330万円を差し引きすれば、通常年は約400万円程の町の負担で行えると思われる。

置戸町は本年8月から、池田町と同型のバス2台を購入し昭和45年施行の「へき地患者輸送車設置及び管理条例」の下、運行している。来年3月までを試験運行とし、その後はより良い運行体制を計るとのことである。現状では多くの住民からの不便さへの不満の声が聴かれる。乗降所の問題、周知の問題等々・・ この池田町の取り組みは大いに参考になる事例と思われる。国交省管轄の事業を取り入れていることに於いて、高齢者から子供まで、全ての住民の地域間の「足」として多く利用されている。何よりも、多くの住民を巻き込んだ協議会の設置(バス会社も含めた)、そして運行形態の決定の過程は必要不可欠なことであると思われる。本町のコミュニテーバスの来年4月以降の運行に向け、直ぐにでも新しい運行体制の模索が必要と思われる。


    置戸のバスです~分かり難いですよね!

② 企業向け住宅について
 池田町は鉄道の町として繁栄した歴史があり、鉄道官舎が多いという住宅環境であった。その後、持ち家が増えたが空き家が目立つようになり定住対策としての制度にお設立が不可欠となった。
〇住宅リフォーム促進奨励金
    平成22年から実施し7年間で382件、事業総額6億276万円、奨励金額4867万円。屋根や壁の塗装、水回りやボイラーのリフォーム工事が主。商工会商品券で支給。
〇住宅取得応援奨励金
    平成28年からの事業、1年間で新築10件・中古7件、事業費2億9989万円、奨励金額927万円。300万円以上の新築は町外50万円・町内30万円、200万円以上の中古は20万円を支給。
〇老朽住宅解体促進奨励金
    平成25年から実施、4年間で43件、事業費4934万円、奨励金額1122万円。解体費用の3/1・30万円を上限に助成、商品券は100%・現金は80%支給。
〇民間賃貸住宅建設促進事業補助金
    平成26年からの事業、3年間で10棟49戸建設、事業費3億5514万円、補助金額2712万円。1平方メートル当たり1万5千円の補助金を支給。
〇町住情報ステーション
    平成28年より実施、空き家4件空き地5件の売却を仲介、「北海道空き家バンク」へ登録


   このように多くのメニューを用意し定住対策を行っているところですが、移住実績
13家族で28名とのことである。わが置戸町も昨年度より民間賃貸住宅建設補助制度
、或いは森と住まいの支援補助金制度を施行しているわけだが、人口減少に少しでも
歯止めをかけるには、これら制度の充実が不可欠と思われる。なお池田町で行われて
いる「北海道空き家バンク」への登録、加えて老朽住宅解体促進奨励金の制度は本町
としても見習うべきものと思われる。


12月議会にて委員長からの視察報告として報告されるであろうけれど、きちんとお知らせしておきます。