曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

回復とはいかなかったBこさん その2 褥瘡が出来た_| ̄|○

2020年09月22日 | 介護

いよいよ歩行が危うくなってきたBこさん。

見栄というかプライドと言うか、よく言えばおしゃれ?身の回りに気を使う?人なので、どうしても美容院での洗髪とセット(もちろんパーマ毛染めも)が週1回欠かせなかったのですが、先日美容院でお出入り禁止(とまでは行かないが暗にうちではもう手に負えません状態)となり、洗髪はヘルパーさんのAさんにお願いすることに自分で決めたようです。もうすでに美容院に最後に行ってから1ヶ月半は過ぎ、行きたいようなそぶりも見せつつも、洗髪はヘルパーAさんにお願いすることは本人も納得したもよう。

デイでの入浴は入れ代わり立ち代わりの入浴なので落ち着かないこともあり、介助に着くのを嫌がっているのですがもうすでに介助がないと入浴は難しい状態にあります。そもそも浴室に行くこと自身が怪しいし…。

つまり、週1回の自宅でのヘルパーA氏監修のもとじっくりしっかり入浴するのが定番になってきた矢先、ついに浴室に入る第1歩での転倒。すぐ後ろにいたヘルパーさんにより無事立ち上がったが、もともと1㎝の段差にも足が上がらない人が浴槽をまたごうってのが無理な話なわけで。

にもかかわらず浴槽に入ろうとするBこさん。

さすがにその日は浴槽にはヘルパーさんストップで入れず、翌々日のデイでもシャワー浴にされました。

更に、なんと、久しぶりの褥瘡が…( ̄▽ ̄;)左臀部仙骨部付近にヘルパーA氏が発見。週1に来るヘルパーさんですが、とてもがっかりされていてこっちのほうが恐縮です。見つけてもらった時は5㎜程のまん丸の円形に一枚皮がずる向けになっている状態。その周辺一帯黒く像の表皮のようなしわしわひだひだといつでも褥瘡になりますぞ状態になりましたです。

腰椎の飛び出た部分の周りは茶色いあざ状。

さてどこへ連れて行こうか悩みましたが、掛かりつけの外科内科の医院は、いろいろ診てもらえて一度に済むのですが、ここはひとつ皮膚科に診せたほうが良いかと判断し、近くに最近開業した皮膚科に行ってみました。

皮膚科にしたのにはもう一つ理由があり、掛かりつけ医では褥瘡の手当てがガーゼに薬を付けたものを張り朝晩替えると言うやり方なのですが、傷がほぼほぼ出口の真横なので、ガーゼじゃあねえトイレの度毎回濡れてしまいそうな難しい場所。以前は何とか自力でソファーに横になれましたが今はそれは出来ずつかまり立ちさせておいて貼るっきゃない。つまりこちらはしゃがんで患部の手当てをしなくてはならない。腸の動きが悪いため(足を動かさないので)立ち上がって歩き出すとガスをPuPuPuと1歩ずつ撒きながら歩行するので、顔に噴射の恐れもあり、あのガーゼの手当てはもうごめんだわってのが正直な気持ち。

とりあえず、皮膚科では出来てから2日目だろうとの判断。褥瘡は出来た日×1週間が治る目安で、例えば7日経ってしまえば7週間以上は掛かり、深部にまでいってしまうと半年とか自然には治らず手術が必要になるとか。

ついこの間までまあまあ自分で動いていたのし肌艶もよく栄養状態も良いように見えるので、2週間で治るでしょう。もし治らなかったら別の手立てを考えるので、とりあえず患部に2種類の塗り薬(これは1日に1回でよい。良かった~~ガーゼも要らないし)腰の腰椎の周りは滑りをよくする為のワセリンを出来ればトイレの度に塗るように言われました。

褥瘡が出来た原因には思い当たるものがありまして、一度手すり付きの大きめの椅子に座って食事と言うのを半ば強引にさせていたのですが、出来る2日前に前の椅子じゃないと嫌だと今度はBこさんが強引に前の椅子に変えてしまったのです。替えるったって自分で出来る訳もなく、オットがBこさんの言いなりになってしまったのですよ。手すりがないため右に傾き放題になってしまい、骨盤は左に大きくずれたままの座位になるのですが、本人はこのほうが楽なんでしょうね。楽だからいいわけではなく、歪んだままずっといて、ギギギとずれていく音が聞こえてくるぐらいなんですよ。椅子の背面とBこさんの背中がこすれて音が不気味に鳴るんです。本人は聞こえてないんですけどね。

なので、また強引に大きな座面の手すり付きに替えて、腰は一日2回、患部は一日1回塗っているんですが、残念ながら患部の方は上下に広がってきています。(と言っても縦に5mmが7mmに広がり横は5mmのまま。)赤剥けはそのままその周囲はもうすぐただれるよ~~と言わんばかりの状態。

あと1週間で治るか?治らないと思うな

更に見つけてしまった!右腰の背中からお腹にかけて骨盤が腰にのっかった状態になっており、そこに折り畳まれたボケットが出来ている。そのポケットの中はしばらく洗うことなくきたらしく中が非常に汚れておった。

写真の赤い筋の部分。よくこんな風に重なるなって感じなんですけど、一番深いところは5センチほどのポケットです。臀部の赤いポチが褥瘡の出来ているところです。

ヘルパーAさんに言って、よく洗ってもらいましたが、(私も拭くには拭いた。ゴミが良くとれたわ( ̄▽ ̄;))洗いきれず黒いものが残ってしまったと気にしていました。Aさんもきっとずっと洗われないまま来ていたんですよね。気が付かなくて申し訳ないと謝ってくれ、いや私も今回腰回りにパンツとズボン下とズボンのゴムがごろごろしているのに気が付きそれを広げていて気が付いたので、普通こんなところにこんな深部があるとは思いませんよねと慰めました。

明日デイなので、デイでもよく洗ってもらうようにお便り帳に書きましたが、どのような返事が来るでしょうか?

前回は詳しく褥瘡の事を書いたら、「今度診察後の様子をお知らせくだされば結構です」とあり、つまり余計なことを書くな、褥瘡の事はこっちのほうが良く知っているわいと言いたいのではないかと推測しているよし子がお送りしました~~。