曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

縟創手当 時短図る

2015年09月13日 | 介護

要支援1のBこさん(オット母)なので、カテゴリー支援で。

思いがけず縟創と言われて、青天の霹靂!から丁度丸3週間が過ぎました。

いやあ、もう2,3か月経っているような気がしますが、違ったのね。

まだ、高々3週間ですかあ~~。

まあそれでも、縟創が小さくなってきたこともあるし、処置の仕方はかなり早くなってきました。

Bこさんが使っているのは→こちら

一応始めは先生に言われた通り、ガーゼにたっぷり塗っておりましたが、この薬ぼてっとしていて、ちっとも塗り広げるところか、ガーゼにもうまく乗らず、貼る時にぼとんと落ちてしまったり。まあ、丁度のところに落ちてくれれば、その上からガーゼを当てるんでいいんですが、時々そのまま、下に落下。

「たっぷり」と言われているので、絞りだしたそのままの形で2本分、塗っておりましたが、いやこれがまた、厄介なんですわ。

形状上、どうしたって、隙間が出来ます。それに、びっちりテープで覆ってしまうと、蒸れてしまうし、テープも多く張らないといけません。

もっとひどい状態だと、透明なフィルムを皮膚の代わりに貼ってしまうという事もするようですが、どちらかというと、Bこさんの場合、たこのようになっているところと、仙骨部分の飛び出ているところに縟創があるので、たこのところは、あたりを柔らかくするためのパットの役目が必要なんですねえ。それを、この薬でやろうと思うと、ムムムな状態になってしまうんですなあ。

隙間からにゅ~と絞りだした砂糖⑦+ヨード③がパンツからころり。事件が勃発する訳です。

トイレでころりなら、まだいいですけど、パンツの中にころり。あるいは、ガーゼから浸み出したシミは、茶色ですから、下着に沁みたのも落ちないし、さらに色は微妙な色合いなんで、ズボンに沁み出したらねえ

もう、デイには行かないなあんて事も、懸念される訳でして、かなあ~~り、量を減らしての処置。それでも、ころり事件は勃発するんであります。

で、考えました。

なんとか、ガーゼ内に(上下とも)納める方法は無いかと。

ポロリしてしまうのは、砂糖が原材料の7割なので、とにかく重いんです。そして、ガーゼに塗り付けても、くっつかないで、下向きにすれば重力に従って落ちる。

つまり、ガーゼの中に入れてしまえばいいんじゃないかえ?

ガーゼを畳んで

ガーゼ2枚下に絞りだし、

ガーゼの包剤の間に挟み込んでぎゅ~~とすると、

いいじゃあありませんかあ~~

ガーゼは上のような、固定するテープのシートを使って、始めはまわりに切れ目を入れてと、(これが結構な手間)していましたが、今はこのシートはガーゼの大きさより気持ち大きいぐらいにして、ばんそうこうで固定しています。どっちみち、このシートに切れ目を入れて、貼り付けても、それだけじゃ足りなくて絆創膏で止めるので、同じ事ですからね。

ただし、これは、たこの部分に出来た縟創のところしか出来ません。

足の付け根と、仙骨部分は

こっちの薬を周りに塗り、トイレに支障のない範囲でしか貼れません。足の付け根はパンツのゴム部分で、夏でもパンツ2枚に足首まである長いズボン下を重ねているBこさんには、テープを張ると、余計にキズを増やすし、テープがめくれてきてしまって、それが貼りつきとめんと~~なことになるので、この薬を塗るだけ。

最近は仙骨部分のガーゼは貼らないようにしました。

ウオシュレットが外れた時ひじょ~~に厄介ですし。

キズも広いので、邪魔にならないように貼ると、キズの上にテープを貼らなくてはならない事になるし。

薬がないのか?とか、薬が変わったのか?とBこさんは言い、何度あるよと言っても、毎回聞くので、なんでだろうと思ったら、仙骨部に薬を付けてないと思ったらしいです。更に傷が治ってくると、皮一枚黒いうす~~いかさぶたのような膜が貼るんですな。

これがつれて、ピリピリする様です。

となると、ますますテープを貼るのが難しく、仙骨部分は薬塗布のみ。ただし、デリケートゾーンは塗ってないので、そこはそのままと、斑模様でございます。

こういうところ、ど~~しているんでしょうかねえ。

それよかなにより、傷の手当てって、医療保険では、医師が行った時のみ点数が請求でき、看護師がやったら点数が請求できないんですって。うちは受けられないんですけど、往診でこの縟創の手当ても同じで、医師が行った時だけしか請求できず、看護師が行った時は請求できないそうで、す。

訪問介護(介護保険)でも同じで、最近やっと初期の縟創の手当てが介護士が行ってもいい(今までは医療行為なので出来なかった)となったそうですが、実際には、処置の出来る人は限られていますし、とてもとても、日に2回だの、おむつを替えるたびの処置なんてのは、お願いできる訳もなく、ほとんどは家族の手によって処置是ざるを得ないというのが、現実のようです。

私の友達で義父が施設に入所したが、2週間でギブアップしてしまい、義母と共に家に引き取ったという人がいます。しかも、まだ幼稚園の子どもさんがいる家で、ご主人も不規則勤務と言う事で、本当に大変ですが、やはり縟創があちこち出来て、治ったと思うと別のところで、自費で(?)処置してもらっているとか。

もちろん、キズの手当て自身も大変なんですが、手当のできやすい恰好に出来ない(足が開かない等)というのが、Bこさんぐらいでもありまして、萎縮硬縮のある方だと、ほんとにほんとに大変だと思います。

自宅介護を勧めるような方向のようですが、正直、Bこさん程度でも、せいぜい2,3時間ですよ。家を空けられるのが。Bこさん世代は沢山年金がもらえますけど、私たちは、夫婦合わせても、半分よりは多いかなぐらい?私ひとりなら3分の1以下ですからね。生活自身成り立ちませんもの。

出来ない分の介護を自費でなんて、とてもとても出来ませんよねえ。

一人暮らしでの人の中など、たぶん縟創が出来たことすら気がつかない、とか、それがなんなのかわからないまま、ひどい状態になってしまうんだろうなと思います。一人暮らしでなくても、家族が気がつかないなんてことは、普通にあると思いますねえ。

私もBこさんがなんだかんだ言った時に、危うくスルーするところでしたもの。

それにしても、私の還暦一人で旅をは……、永遠に。

に、なりそうだねえ