曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

枯れていた…(--〆)

2015年07月24日 | 日記

2年前に亡くなってしまった、友達

明るく向日葵の花の様な人だった。

その友達の育てる花は、彼女のように大きく明るい花ばかり。

高い塀に囲まれた大きなお宅に住んでいて、その高い塀から、大きな花の咲いた立ち葵の赤とピンクの花と、その間にひまわりの花が、明るく咲いていた。

彼女の亡くなったその年の夏。

いつも通り、立ち葵とひまわりは、競って咲いていた。

ああ、彼女はここにいる…。

そう思った。

けれども、今年は…。

高く育った花達は…、立ち枯れてしまっていた。

大きな茎の上にはひまわりの蕾も、立い葵の蕾も、ついこの間までは、もうすぐ咲くよって、言っていたのに、茶色い、塊になって、干乾びてしまっていた。

そうなんだ…。

彼女は、いなくなってしまったんだ。

そうだったね、もう2年も前に、いなくなってしまったんだった。

日蔭の我が家にも、彼女の亡くなった後、ひまわりと、彼女と一緒に見に行った、思い出のコスモスを植えた。

でも、ひまわりはやはり、太陽がないと、育たない。

コスモスだけは、毎年、花を咲かせてくれるけれど…。

まだ、葉だけのコスモスを見ながら、やっぱり、ひまわりのような彼女はいなくなってしまったんだ。

ひまわりの花の真ん中に見えていた、思いっきりの笑顔の彼女の顔が、ずっと遠くに行ってしまって、思い出だけになってしまった。