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京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その438)12月25日は終い天神

2012-12-25 16:41:33 | 京の話題

21日は「弘法さん」で「東寺は賑わいます。25日は「天神さん」の日です。特に今年最後の25日は「北野天満宮」http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120319では「終い天神」で、大賑わい。

普段は、このように人はまばらです。

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しかし、今日「終い天神」は多くのお店が出て、人でいっぱい。

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お店が多く出て、人で押すな押すな。来年はいい年でありますように。

そして、年を開け、1月25日はまたまた「初天神」で賑わいます。なんやかんやと理由を付けてお祭りです。至ってシンプルな記事です。

また、今日は「知恩院」で「御身拭式」(おみぬぐいしき)が行われました。

(たわごと) 御神木を死滅さす、恐ろしい木材業者

最近、高知県をjはじめ6府県14本以上の樹齢500年以上の御神木が次々に枝枯れし、伐採を余儀なくなっていると言う事です。どの御神木にも根元に数個の深さ4cmの穴が空けられ、中に除草剤が入れられているとのこと。

木材の専門家では常識で、木の表面から水などを吸い上げるため、このような事をすると、木材本体は異常なく、葉枯れが数カ月でおこるらしいとの事。その御神木を目ざとく買い取って別の業者に千数百万円で転売。近年、神社や仏閣の改修に使うための木が不足している為に、これに転売した御神木を売るらしい?

罰あたりな、御神木には神がやどっています。罪状は「器物損壊」ですが、神からの目にも恐ろしい天罰がくだります。本当の日本人は、昔からの神に対する信仰でこのような恐ろしい事はしません。


京の話題(平安京その437)鈴虫寺で有名な、「華厳寺」の大根焚・今年最後の大根焚き

2012-12-24 15:56:18 | 京の話題

通称「鈴虫寺」は「華厳寺」(けごんじ)の南都六宗の一つ「華厳宗」の復興をはかるため享保8年(1723年)に「鳳潭上人」(ほうたん)が開祖したお寺です。「華厳宗」の総本山「根本道場」は奈良東大寺で、京都では「栂尾高山寺」(とがのお)が当初「華厳宗」で有りました。なお、現在は禅宗の「臨済宗」の末寺です。ご本尊は「大日如来」

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今日は、12月24日「納め地蔵」の日です。

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我が家から自動車で10分で、まことに近いです。この橋を渡り80段の石段を登ります。

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どのような願いもかなえて頂く、珍しい、草履をはいた「お地蔵様」が有られます。この「お地蔵様」は草履をはいてわざわざ我が家に願いをかなえに来てくれると言う事です。

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しかし、なんと言ってもここのお寺は年中通して「鈴虫」の鳴き声を楽しめるお寺で有名です。客殿には5000匹を越える「鈴虫」が年中鳴き声を楽しせてくれます。(これは難しい技術です)

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「北海道」「東北」「北陸」「山陰」などは大雪とのこと。ここでも雪は、ぱらつきましたが、いいお天気です。このお寺の松も綺麗にそびえています。

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毎月、24日は「お地蔵様」の日。今年最後の「お地蔵様」の日は京都で今年最後の「大根焚き」の接待が有ります。(もしかしたら、お地蔵様とサンタさんは同じ人?)

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無料で頂けます。

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この大きな大根二切れとおあげさんを焚いた「大根焚き」の接待、なんと無料です。

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檀家の方は大きなお釜で大根とおあげさんを焚いて、大忙し。

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皆さん、この今年最後のここ「鈴虫寺」の「大根焚き」のお接待で一杯です。

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この「大根焚き」の由来は、毎年その最後の「お地蔵様」の終日(24日)に梵字を書いて魔除けとされた大根を焚いて「お地蔵様」に感謝の気持ちを伝えると供に来年の「無業息災」「恋愛成就」「安全祈願」「家庭降盛」「出世」「商売繁盛」をお祈りする法要を営んでいます。

私は、「大根焚き」のお接待無料の為、二人前頂きました。(あつかましい事)御馳走様でした。(合掌)

もう一つは、お庭には多くの珍しい竹があるのが目をひきます。、

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竹の切り口が三角の変形した竹など、珍しい竹林が、お庭に有ります。

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今年は、思いっきりありったけの、京都のお寺の「大根焚き」に参拝しました。(来年はいい年になる事間違いなし) このお寺は、お菓子とお茶の接待で、住職が楽しく説明してくれます。(受け狙いで)何度参拝しても飽きないお寺の一つです。

明日は25日、「天神さん」の日です。「北野天満宮」では「終い天神」で賑やかな事。

西京区松室地家町31


京の話題(平安京その436)天台密教・最澄(伝教大師)の法灯を継ぐ天台宗の高僧-3・相応

2012-12-23 23:11:33 | 京の話題

相応(諡号、建立大師)天長8年(831)~延喜18年(918)

近江国(滋賀県)浅井郡の出身。15歳で比叡山に登り、安恵の高弟鎮操の門に入門。その修業が「円仁」の目にとまり、不動明法、別尊儀軌護摩法を授けられました。その秘法に感銘し不動明王を信仰し、比叡の南山に草庵をむすび修業します。当時、盛んであった修験道を修行に取り入れ、回峰行を創始しました。無動寺大師とも呼ばれています。

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京の話題(平安京その435)天台密教・最澄(伝教大師)の法灯を継ぐ天台宗の高僧-2・円珍

2012-12-23 12:35:20 | 京の話題

円珍(諡号、智証大師)弘仁5年(814年)~寛平3年(891年)

讃岐国(香川県)那河郡に生まれ、「空海」の姪の子で、15歳で比叡山に登り初代天台座主義真の門に入ります。12年籠山修業ののち、大峰山から熊野三山へ登り、熊野本宮で法華八講を開きました。唐に渡って、悉曇、止観、密教の秘法等を学びました。帰国後は、大津の圓城寺を天台別院として復興し、弟子の有成につとめました。第5代天台座主となりました。

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京の話題(平安京その434)天台密教・最澄(伝教大師)の法灯を継ぐ天台宗の高僧-1・円仁

2012-12-23 01:42:32 | 京の話題

簡単ですが、天台の系譜を列記します。かっこ内は”諡号”を記載しています。

円仁(諡号:慈覚大師) 延暦3年(794年)~貞観6年(864年)

下野国(栃木県)都賀郡の出。大同3年(808年)に師の「広智」につくられた比叡山に登り、「最澄」の弟子になります。麓山12年の制に従い学問と修業に励み、さらに横川で天台の研鑽をつみました。天長5年(838年)から847年まで唐に渡り、密教の秘法、摩訶止観、念仏法門などを学び伝えました。第3代天台座主となり、天台宗の基礎を固めました。

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