伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

文化庁の移転

2016年02月04日 | 京都
いつの間にか2月になっていた。

スーパーのチラシが恵方巻を大々的に宣伝していた。
うちでは、巻きずしが好きなので買うが、
わざわざ丸かぶり用に切らずに売っている恵方巻を
食べやすいようにとっとと切ってしまい、
恵方など気にせず、テレビを見ながら普通に食べてしまう。
まあ、最近出来た風習を利用して、
好きなものを食べる、というスタンスである。


ところで、最近、
京都では文化庁の移転に躍起になっている。
新聞のニュースでたびたび取り上げられ、
大阪のテレビ番組、ちちんぷいぷいでも取り上げられたので、
ちょっと気になる話である。

とにかく、京都は千年の歴史のある都市であるので、
文化庁は京都に置くのが妥当である、
という京都の主張である。
オール京都で誘致に必死になっている。
京都では、そのほか北陸新幹線の京都駅誘致にも必死であり、
さらにはリニア新幹線の京都駅誘致にもこれはもう必死なのだが、
その前に一番現実味のある話として、
この文化庁の移転がしょっちゅう話題になっているのだ。


文化庁誘致には、
山田知事が文部科学省の馳大臣に会いに行ったり、
とにかくかなり具体的に誘致に動いている。
オール京都の悲願と言ってもいいだろう。
とにかく京都は千年の歴史があるので…
という謳い文句で政府に働きかけている。

それが実現するかはともかく、政府というか、役人というか、
官僚はひどくこの動きに後ろ向きで、
動きたくない、東京を離れたくない、というのが本音らしい。

地方創生はどうなったのだ、といいたい後ろ向き加減である。
東京一極集中を是正するためとして、
省庁の移転はわりと政府も考えてはいるようである。
けれども霞が関(?)の抵抗が強いらしい。
東京と地方(京都)を行き来するのが煩わしい。
いやだ。都会を離れるなんていやだ。
というわけらしい。


京都曰く、日本文化の中心は、常に京都にあった。
千年の歴史が…だから…というわけで、
日本文化の本場である京都に文化庁をどうしても置きたい。

ただ、京都はとても小さい都市だ。
大阪はもとより、名古屋よりも、広島よりも(確か)小さい。
そんなところに移転して大丈夫なのか。
移転して、そういう、大量の人物やものを入れておく箱があるのか。
京都は廃校になった学校を再利用するなどという案を出しているらしいが、
それって…
なんかいかにも地方の田舎の町おこしレベルのアイデア。
なんか、情けなくなって来る。
でも、それでも京都は必死なのだ。
なぜって、京都は千年の…。


まあね、雪の降った日、
テレビで金閣寺に人々が殺到する映像を映していた。
雪の金閣寺はため息が出るほど美しかった。
やはり京都は平安時代からの歴史が重層的にある。

平安時代のみではなくて、鎌倉時代、室町時代、
戦国、江戸時代、のみならず明治、大正、昭和と
それぞれの歴史がそこここに刻み込まれている。
それが京都という町の素敵さだと思う。
あの雪の金閣寺を見たら、やはり文化は京都だよねとも思う。


実際に実現しそうなのは、
文化庁の機能のいくつかの移転だろう、とぷいぷいは言っていた。
小さい町の大きな望み。
京都の人たちの悲願なので、まあ実現することを望んでおこう。


京都は今度、市長選挙もあるのだ。
このことは争点にはなってないけれど。
京都の市長さんは、祇園祭の奉行役をすることになるので、
心して投票しなければならないのだよ。





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