伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

トニーノ・デリ・コリの死

2005年08月19日 | 映画
トニーノ・デリ・コリ氏が亡くなられた。
イタリアの、超一級の映画の撮影カメラマンである。

人によってはセルジオ・レオーネ作品を思い出すだろうか。
フェリーニ、パゾリーニともタッグを組んだ。
「薔薇の名前」もこの人だったと記憶する。

私はどちらかと言うと、82歳という年の方がショックだったかもしれない。
そんなに年を取っていたのか。。

でも当然なのかも知れない。
フェリーニだってもう亡くなっているし、
セルジオ・レオーネも…レオーネも確か、もう亡くなっているよね。

映画のカメラマンなどというのは監督に比べてよほど地味なので、
このことを報道してくれた新聞を賞賛したい。

日本でトニーノの名前を知っている人がどれくらいいるか、果して疑問だ。

作風は、私の記憶によれば、どことなくだが統一感があった。
渋くて、モノクロームなイメージがあるのだ。

「ワンス・アポンナ・…」のイメージが強いのかもしれない。

同じイタリアのストラーロの華麗さや、
ジュゼッペ・ロトゥンノの天才的なカメラ・マジックとはまた違った渋い味わいの人だった。
合掌。

http://isabeau.fc2web.com/10/camera.htm

ところで同志社クラーク館が現在解体修復中だが、
塔の屋根部分を、これまでの緑ではなく、
創建当時の黒に変えることが発表されたそうだ。

重要文化財指定を受けているので、創建時の姿に復旧するのが妥当、
という結論らしい。

今までの掠れた緑色の屋根の派手さがなくなり、
地味になるのかもしれない。
2007年に完成予定というから、もう少しおあづけ…。
待ち遠しいことだ。


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