伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

後祭2016 

2016年07月24日 | 祇園祭
今年も、後祭の巡行が無事終わり、
ひとまず祇園祭が一段落した。


前祭、後祭と分かれて、祭が続く、という環境は
なかなか悪くはないもんだ。

前祭が終わっても、
前みたいに急にむなしい気持ちにならず、
まだ後祭があるから…て感じで、わくわく感がつづく。


後祭には鯉山が出、大船鉾が出るが、
宵山も、巡行も行かずじまい。


鯉山の本物の方の見送り。フラッシュをたかないのでぶれた。


全10基だから、午前中には済んでしまうだろう。

後祭の巡行は前祭(さきまつり)と逆のルートで進むから、
いろいろ計算がややこしい。


何時にこの山がここを通るとか、
前祭ではわりと頭に入っているが、
だから新町では何時に行けばここからは見られる、
と見当がつけられるが、
(と新町で見ることが前提となってる自分)
後祭はまだ最近復活したばかりなのでむつかしい。



それに後祭は烏丸四条で解散らしいので、新町まで行くのか。
いや、大船鉾、北観音山、南観音山は、
新町通りに面しているので、
新町四条での最後の辻回しはあるだろう。

これからはここがポイントだな。

と、思っていたら、新聞に、最初の橋弁慶山が
烏丸四条を通過するのが11時20分ころ、と書いてあった。

…無理だな。
ご飯支度しないといけない時間だ。
とうてい抜け出せない。

これで後祭はもう無理だな。仕方ない。


後祭では、鉾は出ない。

大船鉾は出るが、あれは形が違うので、例外だ。

それで思うのだが、
北観音、南観音が曳山(ひきやま)になったのには、後祭に鉾が出ない、
ということもあっただろうということだ。




今までいっきに巡行していたので、そこまで意識が及ばなかったが、
確かに、後祭で鉾が出なくて、舁き山(かきやま)ばかりだと
地味だし、前祭に比べてとても見劣りがしてしまう。


だから、本来舁き山であったものを、どんどん大きくして、
鉾と見まごうばかりに飾り立て、囃子を付けて人を乗せ、
そうして、大きくなったから、曳き手も必要になり、
大勢の人で曳くようになり、
鉾と全く見分けがつかないような曳山にした。


これなら、後祭でも前祭に見劣りがしない
立派な巡行に見えるだろう。


そういうことだったのではないか。
と推測したりする。



曳山というのは、山の上に大人数の人がお囃子を奏でるために乗り、
何トンもあるから、人の手で、曳き手で綱を引くタイプの山のこと。


普通の山は舁き山と言って、
担ぐタイプで上にご神体人形が乗っている。
1~2トンくらい。
昔は実際に担いでいたが、今は下に車輪がついて押して巡行している。



巡行のテレビ中継で、
しつこいほど鉾と曳き山の違いをいつも説明しているが、
以前は一気巡行だったから、北観音山・南観音山も巡行する。
その時鉾と混同されないようにとの配慮だったのだろう。

前祭でも、岩戸山が曳山で、
これが前祭の唯一の曳山であるのだが。


鉾と曳山の大きな違いの一つで、
解説ではいっさい言わないが、
ひとめでわかるのは、山にはお稚児さん人形が乗ってない、
ということだ。

これさえ言っておけば分かりやすいのにと、
いつも思っていたけれど、
こんなことは当たり前のことで、言う必要もない、
という判断だったのだろうか。



南観音山の水引、加山又造の原画


それから、よくこれもテレビ解説で、
鉾は5個と決まっていたから、
それ以上鉾は増やせないので、
山を豪勢にして鉾にそっくりに近づけた、
と言われていたけれど、

なんで鉾は5基と決まっていたのか。
誰が決めたのか。
なんでそれ以上増やすことが出来なかったのか。

それが私にとって謎である。


民衆の単なる祭りであるのだから、
いくらでも鉾を出したいと思えば
出せたのではないのか。

これ以上増やしてはいかんと、
誰か偉い人が言ったりしたのか。
それは誰だったのか。

謎である。



思い出。


ともあれ、もし鷹山が復興ということになるのなら、
ぜひ曳き山の形で復興してもらいたい。

いっそう後祭が豪華になるから。

鷹山委員会(?)ではこれが復興の最後のチャンス、
と意気込んでいるという。

期待してもいいかしらん。



巡行はテレビで見た。

なんかもうどうでもいいようなぐだぐだな放送だった。

市役所の建物が映ったのだけは嬉しかった。
あまり御池河原町で巡行、という発想がなかったので。


BSフジでも放送しているのだ、時間が短いけど。
あれは全国放送だ。
でも、9時からの放送分、ぐだぐだだったから、
見られなくても全然オッケーだった。




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