伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

南禅寺2022・秋

2022年11月30日 | 京都

もうすっかり落葉して、世間は冬になりかけてるが、
紅葉の話題を・・。


紅葉の盛りだった11月の先日、
京都の紅葉を見に、どこかへ行きたいと思っていた。
NHKでも京都の紅葉を特集していたくらいだから、
やっぱり京都の紅葉は有名なのだろう。
(↑当たり前なんだよね(;^_^A)

どこへ行こうか・・・と迷ったが、
市バスは道路が渋滞していて、なかなか動かないから時間がかかる。
地下鉄で行ける南禅寺はどうかと思い、
南禅寺へ行くことにした。





人があまりいない時に、と思い、午前中に行くことにした。
その日は晴れていて良い天気。

地下鉄烏丸線から東西線に乗り換え、
蹴上駅で降りる。
市バスでも行けるが、渋滞しているので倍くらい時間がかかる。
ただバス停から徒歩2分ほどだが、
地下鉄だと徒歩10分はかかる。
その分、しんどいので、
帰って来るとへとへとになり疲労困憊した(>_<)。

けれども行って良かった。
南禅寺の境内はどこを見ても美しい紅葉ばかりで、
どこを見渡しても見渡す限り、見どころばかり。
思っていた以上にきれいな景色が広がっていて、
写真映えする所ばかりで驚くばかりだった。





南禅寺へは何度も行ったことがあるのに、
また場所が分からなくて、ひやひやした。
が、地下鉄蹴上駅を降りたら、ねじりまんぽを抜けると
近道だと公式サイトに書いてあったので、
ねじりまんぽを目当てにした。

ねじりまんぽとは、
蹴上のインクラインの下に通る煉瓦造りのトンネルの事である。
煉瓦が斜めに傾斜して積まれているのが不思議なトンネルだ。



上部にある扁額は当時の京都府知事・北垣国道が
揮毫したものである。


ねじりまんぽをくぐり抜け、そのまま景色を眺めながら
まっすぐ雰囲気の良い道を歩いていると、
何となく思い出して来た。


南禅寺公式サイト
https://www.nanzenji.or.jp/

アクセス
https://www.nanzenji.or.jp/profile#ANC-PAGETOP




まず南禅寺の中門?をくぐると広い庭園が…
というか、参道がある。



南禅寺の境内の中は無料である。
三門や、方丈や、塔頭に入る時にだけ料金がいる。
南禅寺は紅葉の名所としてはダークホースかと思っていたが、
人がいっぱいだった。
(近くに有名な紅葉の永観堂があり、
同時に行く人が多いのだろう)
予想以上に人が多くて、
どうしても写真に写り込んでしまうのが想定外だった。
それでもテレビで見た満員の清水寺や嵐山に比べれば、
遥かにましだったのだろう( ゚Д゚)・・。


南禅寺は禅寺(臨済宗)で京都五山の上の格の、
最も格式の高い寺という扱いである。



石川五右衛門で有名な大きな三門は迫力がある。
堂々としていて、紅葉にも映える。
現在の三門は藤堂高虎の寄進により、
1628年に再興したもので、重要文化財である。








三門をまっすぐ歩いてゆくと、法堂(はっとう)がある。

南禅寺は禅寺なので、
三門→法堂、と一直線に並ぶ。
法堂の天井には龍の図が描かれているのも、
禅寺の特徴である。
この南禅寺の法堂は豊臣秀頼の寄進によったものであったが、
明治28年に焼失し、
現在のものは明治の再建ということだ。


天井の龍の図は今尾景年の作である。
(栞による)
法堂の内部は写真に写せないので、
柱の間から中を覗くのみ。




美しい紅葉を見ながら、さらに進んでゆくと、
右側に有名な水路閣がある。
今にも船越英一郎が出て来そうである。
(水路閣は船越さんにとっては職場だそうだ笑)


方丈の入り口には、
船越英一郎のポスターが貼ってあったから、
水路閣は確かに船越さんがシンボルかもしれない。


水路閣は疎水を通すために、
南禅寺の境内を突っ切るように作られた。

当時の京都府知事である北垣国道が、
東京奠都のため衰退した京都の産業を回復させるため、
上水道、水運の発展のためと琵琶湖疎水を計画したのだ。
主任技師として当時、大学を出たばかりの
田辺朔朗が任じられた。
ローマの水道橋のような煉瓦造りの水路閣も
田辺の設計によるらしい。
明治21年(1888年)に完成したという。

付近に蹴上浄水場があり、琵琶湖疎水を通すため、
南禅寺の境内に水路閣を建設した。
寺でははじめ、反対があったそうである。
当然だろう(-_-;)。
由緒正しい禅寺の境内に、いきなり西洋風の水道橋など、
景観を損ねるとして許せなかったのではないだろうか。


今では威風堂々たる佇まいでよい塩梅に古びて、
苔むした風情がなんの違和感もなく、
南禅寺の景観に溶け込んでいる。

船越英一郎の例でもないが、
サスペンスドラマのロケ地としても有名となり、
観光地としても人気だ。


写真に撮ると見事な遠近法だが、
これは見せかけの遠近法で、
奥へ行くほど勾配が急になっており、
遠近法を強調した造りになっている。
なんというか、わざと斜めに作られているのだ。


アーチの中へ入って記念撮影するのもお約束だ。
みんな同じことをする(;^_^A。
必ず人がいるので、無人のものは撮れない。
見物客がいっぱいいたのだ。


水路閣から戻ってさらに進むと方丈があり、
ここは料金(600円)が要る。
方丈にも入り、庭園を堪能したのだが、
あまりにも沢山写真を撮りまくったので💦、
いったんここで終わる

いつかにつづく💦






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