えーと、好きな映画について書いてみようかなと。
若者の中には、
どれだけ泣けるかが映画を見る基準らしいとか(太田直子女史の本による)、
映画配給会社もこれだけ泣ける、
ということを宣伝材料にしているケースが多くある。
けれども、
泣ける映画が良い映画だというのは馬鹿馬鹿しい話であって、
そうした映画は私には何の価値もない。
私は映画を美術品のように考えている部分があり、
そういう意味でまずビジュアルが美しい映画、
が最も良い映画だという基準にしている。
以前撮影監督のベストを挙げてみたが、
http://isabeau.fc2web.com/10/camera.htm
ジュゼッペ・ロトゥンノやデ・サンティス、
ヴィットリオ・ストラーロ、ダグラス・スローカム、
ピーター・サズィツキーなどのカメラマンの作品が当然上位に来る。
ただ、
ストラーロは私の嫌いなウォーレン・ビーティと多数コラボしているので、
そこが今いち不満。
次に、当然俳優。
どんな俳優が出ているかが、私の好きな映画の基準になる。
ヘルムート・バーガー、ルトガー・ハウアー、
ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン…
へい、もろあっち系統で。すんません。どうもどうも。
へん、どうせあたいは変態さ。
監督も重要である。
ルキノ・ヴィスコンティ、デヴィッド・クローネンバーグ、
メル・ブルックス…、
ひゃあ、ここはでたらめな基準だ。
脈絡が全然ないぞ。
そして自分の趣味として「やおい」系がある。
同性愛がテーマで、映像が美しければ自動的に上位へ食い込むが、
そのような映画が滅多にないのも事実。
例え好きな俳優が出ていてもぼんくらな映画もあるし、
好きな監督であってもダメ映画を撮る時もある。
もちろんそういう場合はシカトする(死語)。
ヴィスコンティだからといってどの映画も名作であるはずがない。
ビジュアルという面では「天国の日々」(78)という象徴的な作品がある。
口コミ的に広がった映画で、
私も噂を聞いてビデオレンタルをしたものだ。
当時私はリチャード・ギアが大嫌いで、
ブルック・アダムスという女優もブスだし嫌いだった。
テレンス・マリックという監督名は聞いたことがない。
それでも、一見してこの映画にベタ惚れしたのは
ひとえにネストール・アルメンドロス、ハスケル・ウェクスラーの
カメラによる陶酔的なまでの情景描写にあった。
この陶酔的なカメラは、俳優の演技もストーリーさえも無にしてしまう。
奇跡に近いこの映像がアメリカ映画?
耽美的なアンドリュー・ワイエスとでも言うのか。
ともあれ稀な映画ではあったことよ。
http://isabeau.fc2web.com/movie/cine/10movie.htm
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どれだけ泣けるかが映画を見る基準らしいとか(太田直子女史の本による)、
映画配給会社もこれだけ泣ける、
ということを宣伝材料にしているケースが多くある。
けれども、
泣ける映画が良い映画だというのは馬鹿馬鹿しい話であって、
そうした映画は私には何の価値もない。
私は映画を美術品のように考えている部分があり、
そういう意味でまずビジュアルが美しい映画、
が最も良い映画だという基準にしている。
以前撮影監督のベストを挙げてみたが、
http://isabeau.fc2web.com/10/camera.htm
ジュゼッペ・ロトゥンノやデ・サンティス、
ヴィットリオ・ストラーロ、ダグラス・スローカム、
ピーター・サズィツキーなどのカメラマンの作品が当然上位に来る。
ただ、
ストラーロは私の嫌いなウォーレン・ビーティと多数コラボしているので、
そこが今いち不満。
次に、当然俳優。
どんな俳優が出ているかが、私の好きな映画の基準になる。
ヘルムート・バーガー、ルトガー・ハウアー、
ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン…
へい、もろあっち系統で。すんません。どうもどうも。
へん、どうせあたいは変態さ。
監督も重要である。
ルキノ・ヴィスコンティ、デヴィッド・クローネンバーグ、
メル・ブルックス…、
ひゃあ、ここはでたらめな基準だ。
脈絡が全然ないぞ。
そして自分の趣味として「やおい」系がある。
同性愛がテーマで、映像が美しければ自動的に上位へ食い込むが、
そのような映画が滅多にないのも事実。
例え好きな俳優が出ていてもぼんくらな映画もあるし、
好きな監督であってもダメ映画を撮る時もある。
もちろんそういう場合はシカトする(死語)。
ヴィスコンティだからといってどの映画も名作であるはずがない。
ビジュアルという面では「天国の日々」(78)という象徴的な作品がある。
口コミ的に広がった映画で、
私も噂を聞いてビデオレンタルをしたものだ。
当時私はリチャード・ギアが大嫌いで、
ブルック・アダムスという女優もブスだし嫌いだった。
テレンス・マリックという監督名は聞いたことがない。
それでも、一見してこの映画にベタ惚れしたのは
ひとえにネストール・アルメンドロス、ハスケル・ウェクスラーの
カメラによる陶酔的なまでの情景描写にあった。
この陶酔的なカメラは、俳優の演技もストーリーさえも無にしてしまう。
奇跡に近いこの映像がアメリカ映画?
耽美的なアンドリュー・ワイエスとでも言うのか。
ともあれ稀な映画ではあったことよ。
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