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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

ヒーリング体験

2007-09-30 | 戯言あれこれ
知り合いの紹介でチャネラーの方にリーディングをして貰った。
心の中を見て貰い、癒しの方法や方向を探るヒーリング。
このところずっと煮詰まっていてしんどくて、精神科でカウンセリング
を受けようか迷っていたところその方の話を聞き、ぜひ施術して欲しい
と頼み紹介して貰った。

こういう体験は初めてで正直半信半疑だったのだけれど、見て貰って
いる間勝手に涙がボロボロ出た。
最初彼女が見えるもの感じるものを口にしても、私は相槌を打つのみで
極力こちらの情報は出すまいと思って聞いていたのだけれど、私の個人
データを全く知らないはずなのに不思議とこれが当たっているのだ。
私の心に「これから先どうなりたいと思っていますか?」と聞いたところ
出た返事と言うのが、正にそのままだったので驚いた。
後からボソッと小さく付け加えた言葉というのがあって、それもすごく
自分の気持ちのままだったので、笑いながら泣けてしまった。

いやらしい見方をすればこういったリーディングの類は単に誘導尋問が
うまくて、誰にでも当てはまるような事を言い情報をそれとなく聞き出して
その人にあった事を言っているだけ・・と考える事も出来るだろう。
でも今日の自分の体験ではそうは感じなかった。
今回のヒーリングでは、問題を見極めそれに対処し改善していく方法を
教えて貰った。短い時間の中で確実に。
精神科でカウンセリングを受けても対処の方向性は一緒だったかもしれ
ないけれど、先生に話せるまでわかって貰うまで何度通うかわからないし、
薬を飲むのにも抵抗があったので私はこちらを選んで良かったと思った。

この一回で全てがふっきれて好転するとは思っていないけれど、これを
きっかけに底なし沼のような絶望や悲しみから少し自分を解放して
あげたいと思う。
自分を責めるばかりでなく、愛せるようになりたい。

上の人の声が言うには、私は信念が強くて閉じた気持ちの下にとても
熱いものを持っているそうだ。
先に明るい光りが見えると言われた言葉を、今は信じる事にする。


シネマ、シネマ、シネマ

2007-09-22 | 本・映画
「XXY」を観た人の感想が読みたいな・・と思い検索してみたところ、
ある人のブログに「始まって10分で主人公の秘密がわかってしまい、
先の展開が読めてしまってつまらなかった。テーマが重すぎたのか
消化不良でイマイチ。」みたいなのがあって、自分の感想とは正反対で
面白かった。
ほんとに人によって感じ方って違うもんだな~。
私は最初からこの映画をインターセックスの人の話として観に行って
いたし、監督さんはリアルかつ真摯にこのテーマに取り組んでいる
とても良い映画だと思った。
ネットをブラブラしていると自分の大好きなものをボロクソに言われて
る事なんかがあり、その度にいろんな人がいていろんな考え方がある
のだとつくづく思う。
それが当たり前でそれでいいのだ・・と。

今日は若い頃に付き合いのあったある友人の事を思い出した。
その人は某映画会社に勤めていたのだけれど、ある日私に「太陽が
いっぱい」の面白いシーン、重要なシーンをあげよ・・と質問した。
その答えによって、その人が映画を好きかわかっているかがわかる
のだそうだ。(会社の上司からの請売りらしい。)
友人とは言っても当時とても威圧的な態度だった彼女に私はいつも
やる事全てをダメ出しされていたので、その時も彼女が納得するような
回答は出来なかったと記憶している。
そこで言われた。「あなたは本当に映画が好きなんじゃない。」と。
好きだと思う気持ちに本当も偽物もあるのだろうか。
映画を作る側の人間がそう言うなんて。
もし監督が表現したかった事をきちんと把握出来ていなかったとしても、
それでもその作品に惹かれたり好感を持ったならそれでいいんじゃないか
と私は思う。
怖いのは、正しい事は一つと決めてそれ以外は認めようとしない事だ。

私が映画を好きだと思うのは、観ている間にいろんな所へ行けるし
いろんなモノになれるから。
映画は家で観るより劇場のスクリーンで観る方が好きだ。
映画館の箱の中映画の始まるその瞬間、明かりが消え辺りが暗くなり
スクリーンに未知の世界が始まるその時が何とも言えずワクワクする。
そして映画は沢山の感動や発見を私にくれる。
難しい事は何にもわかっていない私かもしれないけれど、映画から貰った
ものは少なくないと思っている。

その友人とはその後付き合いがなくなった。
今なら彼女と対等に話せるかもしれない・・と、そんな事を思った今日。



月見骸骨

2007-09-18 | 好きなもの諸々
ずっとてぬぐいをタペストリーにして壁掛けにするのがやりたくて
それ用の棒を探していたのだけれど、なかなか木製のやつが
見つからず最終的にネットで購入。
現在の絵柄は月見の骸骨。てぬぐいのタイトルは「酔骨」だった。
お月見のシーズンが終わるまではこれで行こう。
ちょっと部屋の雰囲気が変わっていい気分転換。
季節に合わせていろんなてぬぐいを飾ろうと思う。

お月見にはお団子を・・と思っていたら、子供が「目玉焼きを
焼こうよ。」と。
なるほど。それもありだね(笑)



XXY

2007-09-17 | 本・映画
スペイン・ラテンアメリカ映画祭で「XXY」を観た。

『15歳のアレックスには、誰にも言えない秘密があった。彼女が生まれて
すぐブエノスアイレスを去り、ウルグアイとの国境近くの寂しい漁村に
移り住むことを決めた両親。そんな彼らの孤独な家に、客人が到着する
ところから物語は始まる。招かれたのは、整形美容外科医とその妻、
そして16歳の息子イバロスの3人。誰もあまり語りたがらず、目配せばかり
が飛び交う居心地の悪い空気・・・彼らはなぜ招かれたのか?大人たちの
思惑をよそに、同世代のアレックスとイバロスは次第に交友を深め、
親密な関係になっていく。そして、秘密は明らかになった・・・。 』

                          映画祭公式サイトより

アレックス役の女優さんは実際には23歳との事だったのだけれど、
身体つきや表情などとてもアレックスらしくはまり役だと思えた。
アレックスは内性器は女性、外性器は男女両方の状態で生まれ、両親は
手術をせずにホルモン療法をしながら女性として彼女を育てたとの事。
15歳になったある日から、彼女は自らホルモン剤を飲む事を止める。
成長し変化して行く肉体、男女の狭間で揺れる心。
彼女の体の秘密は村の人々に知られる事となり、様々な事態が彼女を
襲う・・・。

母親が整形外科医を呼んだのは彼女に手術をさせようと考えての事
だったけれど、最終的に彼等は彼女にどちらを選ぶか選択権を託す。
実際にインターセックスとして生まれた人のほとんどが、何の自覚も
ないうちに周りの大人によって手術を施され、どちらかの性に振り分け
られて育てられているのが現実だろう。
今の世の中では男女どちらかに属していないと、出生届を出すその
瞬間からもう不都合が生じるから。トイレ、お風呂、学校、全ては
男女に分けられ、それ以外の人は存在しないかのように成り立っている。

アレックスの「知ればいい。」「薬はいや、手術もいや、このままがいい。」
という言葉が印象的だった。
物語は最後まで語られずに終わるので、彼女はどちらを選ぶのか・・
という思いが残った。いや、そのままでいるという選択肢もあるのだと
少ししてから気がついた。

上映後監督さんの舞台挨拶とディスカッションがあったのだけれど、
監督は美しい女性の方で脚本は彼女のご主人が書かれたものだそうだ。
これまで彼女は短編しか撮っておらず、他人の作品の脚本を書く方が
多かったのだけれど、この本だけは自分が撮りたい!と思いメガホンを
撮ったとの事。
彼女のコメントを以下某所から転載。

『多くの人は知らないが、外性器があいまいな状態で生まれてくる
赤ちゃんもいる。「XXY」はある若者が自分のアイデンティティと折り
合っていくときの、残酷で変革の起きる瞬間を捉えた作品だ。
「自分自身の身体を恐れるほど残酷なことはない」、と「正常化手術」
を受けたある若者が私に言ったことがある。彼は手術による傷を体に
持ちながら成長した。この切断において、性器のあいまいさへの恐怖は、
差異の恐怖から生み出されるすべての切断へのメタファーなのだ。』

日本語訳はないけれど、海の底にいるような美しい公式サイト。
http://xxylapelicula.puenzo.com/main.html




2007-09-13 | 戯言あれこれ
いつも穴の開いた入れ物に必死で水を注いでいる。
決していっぱいになる事はないのに。

穴は始めから開いているのか自分で開けているのか、もうよく
わからない。
塞がったような錯覚を繰り返しては、やはり漏れている事に気付く。
何を期待し求めていたのか。
バカにも程があらぁね。いい加減悟れよ。
私も所詮ただの穴。

TVドラマの何気ないシーンに涙が止まらなくなる。

幸せって何だろう。


どこまで伸びる

2007-09-08 | 戯言あれこれ


以前に貰って育てていたガジュマルが、いつの間にかものすごく
育っていてビックリ。
貰ったばかりの頃の写真と比べると「どんだけぇ~~!?」って
ぐらい伸びている(笑)



花でもサボテンでもいつも枯らしてしまってうまく育てられない
私だけに、この成長っぷりはかなり貴重だ!
こんなに大きくなるとは思ってもみなかったのだけれど、お水を
あげすぎないよう、乾きすぎないよう、ドキドキしながら大事に
育てている。
いったいどのぐらい大きくなるのだろう??
キジムナーいないかな(笑)



祈りの言葉

2007-09-06 | 戯言あれこれ
神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

        ~ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉~


変える事の出来ないものと変えてはいけないものとはまた違うと思った。
でも結局変えてはいけないと思う時点で、それは変えられないものなの
だと気付いた。

墓場まで持って行って独り朽ち果てるとしよう。
この世の幻はあの世でも幻だろうか。
誰も泣かないのが一番いい。
どうにもならない事ならば、笑い飛ばして過ごして行こう。





母と子

2007-09-05 | 子供と家族
小1の娘さんがいるバツイチのメル友がいる。
彼の浮気が原因で離婚する事になり、娘さんは奥さんが引き取った。
彼は娘の描いた絵を壁に貼って眺めては泣くほど、子供の事をとても
愛している。
話を聞く限りでは、お子さんとも別れた奥さんとも現在の関係は良好の
ように思える。

その娘さんが万引きをした。
気付いた元奥さんがお店と警察へ申し出て、謝罪し済んだとの事だった。
その後の話を聞いても寂しさからの荒れた行動というより、単に出来心
で深い意識もなくやってしまったようで、きちんと話して諭し本人も
反省しているようだった。
ただ元奥さんには非常にショックだったらしく、こんな時Jだったら
どう言って貰いたいか、どう接してあげたらいいか・・と聞かれた。

私はきっと元奥さんは自分の育て方が悪かったんじゃないか、離婚の
せいではないか・・と自分を責めていると思うから、彼女だけが原因では
ない事、毎日頑張ってやっている事を認めた上で支えてあげて欲しいと
伝えた。

子供に何かあれば母親は自分を責める。負い目があれば尚更だ。
私は姑に「うちの血筋にはそういう病気の人はいない。」と言われたし、
母親の接し方が悪いから喋らない、落ち着きがない・・と非難された。
障害のある子を持つお母さんは、皆自分のせいではないかと悩んでいた。
私もそうだ。
療育センターへ通うようになり、初めてそこで「お母さんのせいではない
ですよ。」と言われて涙が出た。
でもどんなに自分のせいではないと思おうとしても、どうして何も問題
なく産んであげられなかったか・・という想いは消えない。

話は少し違うけれど、カムアウトの話題を読む度いつも考える。
カムアウトは自分の重荷を軽くしたいだけで相手にその重荷を負わせて
しまうと言うけれど、確かにそういう部分もあるかもしれないがそれでも
私はもし自分の子供が抱えてる問題があればそれを話して欲しいと思う。
自分が何か至らなかったせいでそうなってしまったと思うかもしれない。
でも子供の本当の気持ちを知らずに終わってしまったら、そんなに悲しい
事はない。
お腹にいる10ヶ月の間ただ無事と健康を祈り慈しんで成長を見守り、
激痛をものともせずにこの世へ送り出した我が子は、例えどうあったと
してもとても愛おしいから。

とはいえ、全ての母親がそれを簡単に受け入れられる訳ではない。
私の友人のFTMのお母さんは彼の話を聞いてもわからないと言い続け、
夏に赤い帯の女物の浴衣を送ってきたり、じゃあお前は同性愛者なのか?
と言ったりしたという。
認めない事が彼女にとって、それまでの自分の生きてきた常識を支える
術なのかもしれない。
親だからって完全じゃない。駄目な部分もいっぱいぶら下げた人間なのだ。
カムアウトは絶対するべきだとも、するべきではないとも思わない。

もっと楽に生きられるように産んであげられなくてごめん。
でもお母さんはあなたをとっても愛しているよ。

悩みを抱える全ての子供とそのお母さんへ。



踊らにゃソンソン

2007-09-02 | お出かけ
近所で毎年行われている阿波踊りへ出かけた。
1年ぶりだ~~。
規模の小さいお祭りながら通りを横切れない程人が集まって、
いつもそれなりに賑わっている。
去年見て一目惚れした連があって、今年は始めからそこ狙い(笑)
タイムスケジュールをチェックしてしっかり見ました♪
でも今年は男衆が少なくてちょっと去年に比べ迫力不足で残念。
提灯使いが見れなかったよ。

逆にこれまで女踊りは動きが静かで物足りないと思ってたのが、
今回振りがあって激しい女踊りを幾つか目撃し、女踊りも面白い
・・と再認識。自分がやるなら絶対男踊り・・と思ってたのだけど、
いやいや女踊りもなかなか熱いです。

耳を麻痺させる鐘の音も腹の底から響く太鼓の音もすごく心地良い。
お囃子の人達がすごくカッコよくて、祭りで出逢いがあったなら
絶対惚れてしまいそうだと思った(笑)
去年の夏「来年は自分も踊りたい~。」と思ったのに、バイクの免許
とったり病気で手術したりですっかり遠のいてしまった。
来年こそは・・と見ていて思う。阿波踊りはやっぱ見るより踊るものだ!
・・っていうかね、何で見ていて血が騒がないのか不思議よ(笑)
サンバカーニバルで羽つけて踊る・・の野望も胸に秘めつつ(爆)年齢的
に実現出来そうなのは阿波踊りかな。

すぐに後ろ向きになって凹んでしまう私だから、何か目標を持って新しい
事にチャレンジして行きたいと思う。
動かないとどんどん沈んでく。
あ、やっとさぁ~~♪



コウネンキ

2007-09-02 | 病気
夕べ久しぶりに中学の時からの友人と会った。
彼女が結婚して長野へ引越してしまった為、ご主人の実家が東京で
こちらへ遊びに来た際に都合がついた時じゃないとなかなか会えず、
今回は3年ぶりの再会。

私の4月の手術の話をしたら、実は彼女もずっと調子が悪く婦人科を
受診したところ若年性更年期障害との診断で、生理があがる寸前だと
言われたとの事。
めまいや発汗イライラなどの症状にここしばらく悩まされていたとの
事だったけど、若い人の更年期障害が増えていると聞いてはいたものの
実際に身近な人がなるとかなりリアルでショックだった。
生理があがってしまうと骨が脆くなり骨粗しょう症になりやすくなるので、
(ホルモン接種後のFTMの方の話を思い出した。)最低でも45歳ぐらいまで
は止まらない方が良いそうで、現在はピルを飲んで強制的に生理を来させて
いるとの事。
運動もしてるし食事にも気を使っている彼女はとても健康そうに見えたし、
彼女から見た私もそうだったようで、でもお互いやっぱり歳とったよねぇ
・・・なんてしみじみ。

最近自分も少し調子が悪いとすぐに「更年期なんじゃないの?」とか
言われてムッとしていたけれど、身体の衰えやこういう防ぎようのない
病気はどうにもならない。
この前の手術の影響でホルモンバランスが崩れる事はないだろうと先生
には言われているけれど、手術と関係なく老いに伴う病気が忍び寄って
来ているのは確かだ。
女の更年期、男の加齢臭か(笑)
何だか一気に老け込んだ気分になったけど、それでもボチボチとこの
身体とうまくやって行くしかない。
人生折り返し地点・・って、まだまだ先が長すぎだよ。