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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

寺山修司の原稿と本

2013-02-24 | 好きなもの諸々
ポスターハリスギャラリーで開催中の「寺山修司の原稿と本 - 寺山修司の直筆原稿と
生前全著作」。

壁一面に飾られた貴重な圧巻の全著作!
これが全て手に取って読む事が出来る。すごい!!
直筆の生原稿も多数。寺山さんの文字は丸くて可愛い。

ポスターハリスは普段からつい長居をしてしまう場所なのだけれど、今回は特に気が
つくとあっという間に時間が経過していた。
何時間でも居たくなる。(他のお客様に迷惑なので遠慮しましたがw)
そこは正に寺山図書館という空間。

女殺し巻爪地獄

2013-02-23 | 病気
ちょっと大袈裟なタイトルにしてみたり・・・(笑)

私は足の親指が巻き爪気味で時々痛くなる。
常に痛い訳ではないのでまだ大した事がないとは思うのだけれど、またちょっと
腫れて痛くなったので先日病院で相談してみた。

私の爪はまだひどい巻き爪ではないのだけれど、先生のお話では巻き爪は年と共に
悪化して行くとの事。
この食い込んでる爪を肉の上に乗せれば痛くないんです・・と先生にグイッと
引っ張られて思わず悶絶(泣)
短く切っちゃえばすぐ楽になるけどまた巻いてくるから、伸ばしつつペンチなどで
引っ張って矯正したら治る可能性もあると先生。
もしくは手術もありますと勧められたのだけれど、それは薬で爪の端を腐らせて切除し
もう生えて来ないようにするというもの。
私は子供の頃にひょう疽になり爪を剥いだ事があるのだけれど、術後すごく痛くて
苦しかった記憶がある。
先生は手術は20分ぐらいで終わるしすぐに歩けるよと言ったけれど、絶対そんな楽では
ないように思う。
ネットで色々調べてみたところ手術で切除した場合爪の幅が狭くなるので、日常生活に
大きな支障はないけれど踏ん張る力が弱くなるとの記述もあった。
何よりやっぱり人工的に生えてこないようにするというのは、リスクを感じて怖い。

少し時間はかかるけれどワイヤーで矯正するというのも一般的なようなので、今はそれが
一番良いのかなと思っている。(自分でもお風呂上がりにピンセットで引っ張って矯正
するというのをしばらく続けてみたけれど、やはり治らなかったのでw)
いろんなサイトで症例写真を見たけれど、これがかなりグロい。これに比べると私の爪は
まだ全然可愛いものだ。
今はもうしばらく様子を見つつ、対応を考えようと思っている。

しかし心身共にあちこちガタガタで、いつまでこの身体を引きずって存在しなければならない
のかとつくづく思う。
このポンコツを。



遊戯の果てに

2013-02-20 | 好きなもの諸々
渋谷Bunkamuraギャラリーにて開催されていた、金子國義展ー遊戯の果てにーへ
行ってきた。

金子さんほどエロスという言葉が似合う画家はいないと思う。
妖艶で背徳の香りが漂いながら、美しく威厳がある。
新旧取り混ぜてのかなりの数の作品を一度に観られて、うっとりとその美の世界に浸った。
サイン会は仕事で行けなかったけど、ぜひご本人にお会いしたかったなぁ。

作品のお値段が一番大きいもので一千万円近いものまであり、その巨匠らしい桁違いの
金額にも驚愕。
一生かかっても私には手が出ない。それだけに更に憧れる。
彼のお家の様子は本や映像でも紹介されているけれど、全てが氏の作品そのものの
麗しい空間。
存在、生き方そのものが、芸術であり美であるお方。




エロス&タナトス

2013-02-17 | 好きなもの諸々
スパンアートギャラリーにて、エロス&タナトス-女が仕掛ける謎-を観てきた。
イヂチアキコ、真条彩華、成田朱希の三人展。

私はイヂチさんの作品目当てに行ったのだけれど他のお二人の作品もそれは素晴らしく、
どの作品からも女の情念、色香、したたかさ、脆さが漂っていて本当に見応えがあった。

イヂチさんは日本画の画家さんだが、日本画独特の色使いと質感が美しく引き込まれる。
よく蝶々がモチーフになっているのだけれど、少女と蝶々という組み合わせが蝶好きな
私にはたまらない。
青白い肌と虚ろな瞳の少女に絡めとられた蝶は、そのまま透き通って消えてしまいそうだ。
いつかあの蝶をうちに持ち帰りたい。

今回私は、肉体的には女性美により強く惹かれる事を再認識した。
女の深みには底がない。

この展示は心からお勧めする。



髑髏展

2013-02-15 | 好きなもの諸々
中野オメガアルゲアにて開催の髑髏展に行ってきた。

髑髏をテーマにした気鋭アーティスト達による作品の数々。
宇野亞喜良、亀井徹、酒井孝彦、清水真理、谷敦志、二階健、三浦悦子、山本タカト・・等々
錚々たる顔ぶれ。
どの作品も本当に素晴らしく、物販のラインナップも充実。
カタコンベのようなオメガの空間に浮かび上がる髑髏グッズの数々は、正に魅惑の品々だった。

髑髏展に合わせて刊行されたアートブックを購入したのだけれど、レジで店長さんが「酒井孝彦
さんと三浦悦子さんがいらしてますが、サインして貰いますか?」と。
見るとカフェスペースのカウンターにお二人が!
ぜひお願いします・・という事でサインして頂いた~。
酒井さんは長髪のダンディな男性で、サインに私の名前を入れてくれたりわざわざ席を立って
挨拶してくれたりと、とても紳士で素敵な方だった。
そして以前から作品は拝見していた三浦さん。お顔を見るのは初めてだったのだけれど、これが
もうめちゃめちゃ可愛いくてラブリーなお方!
この方があの作品を作っているのかと思うと、もうすっごい興奮で感激だった。

この日は展示だけ観て帰ったけどオメガはお食事も美味しいと評判なので、またぜひゆっくり
訪れてみたいと思う。



http://skull.omega-swiez.co.jp/

バレンタイン

2013-02-14 | 食べ物&お料理
仲良くしてる方から手作りのガトーショコラを頂いた。
自分があげたのも好きな友人と子供にだけ。
今年も本命チョコは無し(笑)

最近のバレンタインチョコの売り上げは、友チョコが圧倒的に多いらしい。
義理チョコ配らなくなったしね。
本気でチョコに愛を込めて告白…なんてのも無い。

それでもこの時期いろんな可愛いチョコや美味しいチョコを、
あげたり貰ったりするのは楽しいのだけれど。

犬神

2013-02-12 | 芝居
今年最初の観劇。
中野劇場MOMOにて青蛾館の犬神を観た。

寺山修司の初期一幕劇連続上演という事で「白夜」「狂人教育」「犬神」の三作品の舞台。
全部観たかったけど日程等の都合で、私は最後の犬神だけを観た。

雅楽の調べの中お面をつけた役者達が静かに現れた瞬間、その世界に引き込まれた。
山で犬に襲われ気が狂れた母親が産んだ子は、犬神憑きと村中から疎まれ、母は鎌で
自殺し父は若い女と夜逃げし、祖母と2人で誰とも接する事なく孤独に育つ。
ずっと相手を捕まえられないかくれんぼの鬼を一人続けながら。
最後に彼に山向こうの村から嫁が来る事になり、やっと永遠のかくれんぼに終わりを
告げられるかと思いきや、物語は突然の悲劇で幕を閉じる。
とてもとても切なく悲しい、そして淡々と美しいお話。
一時間という短い舞台ながら、観た後に何とも言えない余韻が残った。

物語を引っ張って行く女詩人こもだまりの独特な語り、しゃがれ声が抜群の存在感な姑の
丹羽克子、麗子像のようなおかっぱ頭の不思議な黒子三人組、個人的には取上婆の岩倉
金太郎が妙に気になった。
そして何と言っても、犬のシロを演じた点滅。
丸刈りで白塗りの人の形で犬を演じるその姿は、人だけれど確かに犬なのだ。
鍛え抜かれた肉体の美しさと表情や動きの迫力に、思わず目が釘付けになった。

青蛾館の舞台は初めて観たけれど、またぜひ他の作品も観てみたい。
秋には毛皮のマリーを上演するそうなので、今から非常に楽しみだ。