金賞

　「晩秋？ 初冬？」　　　　金賞

　「雪が来る！」　　　小松崎　登（笠間）



晩秋、那須での珍しい現象を捉えた貴重なショットです。
山頂付近に雲が掛かり一面暗くなりかけていますが、そこに太陽光が当たって虹の様な彩光が現れました。
逃さず撮りました、お見事！です。
本人は「運が良かった、ついていた」と言っていましたが、「つき」も実力のうちと言いますヨ。

銀賞

「晩秋？ 初冬？」　　　　銀賞

　「晩秋の影絵」　　　福田　義康（笠間）



何処か、神社かお寺の境内かの様ですが、逆光の透過光で目の覚める様な見事に真っ赤なモミジです。
その葉達にモミジの太い幹が光を遮断して強い影を映し、美しいコントラストを作り上げました。
写真は、光と影のアートだという事をを強く印象づけてくれました。

銅賞

　「晩秋？ 初冬？」　　　　銅賞

　「黄昏の詩」　　　植木　繁行（常陸太田）



裏磐梯・大沢沼でのショットだそうです。
雪が降り始めて間もない頃と思われますが、ここでは技術的に降る雪の表現が見事です。
雨と違って雪は速いシャッタースピードで捉えるのが肝要ですが、暗い時間帯での、ISO感度、シャッタースピード、絞り値、の設定がピタリでした。

4位

　「晩秋？初冬？」　　　　4位

　「湖畔の秋」　　　　田中　次男（笠間）



何と言っても、透過光に光るモミジの黄葉が美しい！
あとの、紅葉や、カップルや、湖や、シルエットの木の幹や、・・・み～んな光るモミジの引き立て役になりました。
その技術的な裏づけ・・・絞り値の設定、カメラポジション、シャッターチャンスの的確さ、フレーミング、・・・が素晴らしいですね！

5位

　「晩秋？初冬？」　　　　5位

　「ビル街の枯れ尾花」　　　　野上　弘子（水戸）



ススキは普通に考えると、里山風景とか河原の風景とかにマッチさせる事が多い様に思いますが、この作品では都会です。
「枯れ尾花」とは枯れたススキの穂を言いますが、ここではやや暗いビル街を背景に品の良い銀髪の様な雰囲気で見せてくれました。
意外な取り合わせですが、皆さんに何らかのヒントになったと思います。