のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

遅ればせながら、脱・減原発。

2011年08月28日 23時59分00秒 | Weblog
昨晩放送。
NHKスペシャル シリーズ日本新生「市民討論 どう選ぶ?わたしたちのエネルギー」
見ました。

この番組を見た大方の人が、
脱原発とまではいかなくても、減原発に傾いたと思う。
かく言う私もその一人。

その意味でこれは討論番組であったにもかかわらず、
確信犯の「はじめに結論ありき」だった気がする。
用意されたVTRも多分に誘導の意図が感じられたし、
番組終盤では原発容認派の人の発言の割合が、
明らかに抑えられていたし。
私としては脱・減原発に傾きながら、
原発容認派の意見をもっと聞きたかった。
反対意見を封じ込めてしまったのは残念なことであった。
「一方を聞いて沙汰するな」
くしくも同じNHK、3年前の大河ドラマ。
宮あおいさん演ずる天璋院篤姫の台詞を思い出した。

脱原発、減原発はいい。
今後、原発をどんどん増やそうという人は本当の少数派だろう。
もちろん火力、水力、諸々の自然エネルギーにもリスクはある。
が、万が一が起きた時のダメージは原発が桁違いだ。
「明らかな潜在的な危険」に怯えながら生きていくことはない。

唯一の被爆国、日本は、
その痛みを忘れたという誹りを受けても仕方があるまい。
原子力発電は怖い。
平和利用はそこに悪意が介在しないために余計にやっかいだ。
平和で安全で豊かな未来のため。
あり得そうにない甘い台詞に日本人は負けた。

脱原発にしろ、減原発にしろ、その道のりは容易ではない。
物質的な豊かさの否定、それは避けることができない。
コスト増、ぶっちゃけ国民の負担増も同じく避けられない。

代替エネルギーについては私は楽観している。
窮すれば通ず。
追い詰められれば人間は思いもかけないような発想力を発揮するもの。
太陽光、風力、波力・潮力、流水・潮汐、地熱、バイオマス。
今考えつく自然エネルギーってそれくらいのものだろう。
もっと画期的な、もしかしたら自然エネルギーという枠も飛び越えた、
新しいエネルギーも出てくるかもしれない。

あるいは逆転の発想で、原発の危険性を限りなくゼロにする、
宇宙戦艦ヤマトに出てきたような、
スイッチポンで放射能を除去できる、
「コスモクリーナー(放射能除去装置)」
のようなものが開発されるかもしれない。

未来は暗くない。
未来を照らし出す灯りは、
みんなで創り出していくもの。
改めて言う。
未来は明るい。
人間は明るい未来を創り出す能力を持っている。
私はそう信じたいのである。

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