のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

父のデイサービス、日数キープ。少し卑怯だった私。

2015年04月28日 05時17分03秒 | Weblog
先日、父がお世話になっているデイサービスから、通いを週5回から週3回にしたいという提案があった。
父は手がかかる利用者というのはわかる。
介護保険は皆が利用するシステム。
限りある施設人員等を分け合っている以上、他の利用者との兼ね合いがあるというのもわかる。
父の通いの日数を減らすというのは、正論であった。

昨日、ケアマネさん、私、姉の三人で三者面談をしました。
言いたいことを言う、腹に溜めない、本音でいこうと臨みました。
正直に言いました。
父の介護生活。
今、いっぱいいっぱいなのだと。
限界を超えたことがないから、今が限界点なのかはわからないけれど。
私にとっては厳しい提案なのだと。

まず父の観点で。
デイサービスに通うことは確実に父の刺激になっている。
デイサービスでも、ただ横になっていることが多いという。
送り迎えも車だ。
それでも今、数少ない父の外界との接点だ。
日がな一日、家で横になっているよりは格段に刺激が大きくなる。
家にいるだけの日が増えたら。
衰えのスピードは速くなる。
その危惧がある。

すべては父のためと美しい話にしない。
私の都合もある。

父のいる時間は気を張っていなくてはならない。
夜、寝ている時間も含めてね。
徘徊もある。
常に緊張感を持たなくてはならない。
結果、一日中父が家にいる土日が一番気が休まらない日になっている。
通いが週5回から週3回に減るということは、その一日中気の抜けない日が2倍になるということ。
やっぱりキツいのです。

そしてね。
負担が増えること自体はまだいいのです。
負担が増えて私がテンパったとき。
私の中のダークな部分。
父を疎ましく思う気持ちが出てくるのではないか。
そのことが何よりも怖かった、嫌だった。
今は愛を持って介護ができている、父に接することができている。
その自負はある。
心から愛してくれた両親。
その愛に応えたい。
母のとき、自宅での看取りという形で締めくくることができた。
父も可能な限り、父の大好きな家で看る。
それが父の望むことだから。
そして私の望むことだから。
それが基本方針。
今はできている笑顔で愛ある介護。
完璧な人間じゃないから。
負担が増えたとき「義務感での介護」「心のない介護」にならないという自信がない。

そして我が儘を言った。
週5回の通いをキープしたいのですがと。
デイサービスの立場、他の利用者さん。
それを考えない利己主義、自分勝手と言われれば返す言葉がないけれど。
こちらの希望としては週5回をキープしたいと。

話し合いの結果。
週5回のままで続けるということになった。
正直に言うとホッとした。

今考えると少し卑怯なことをした。
心の病を持ち出した。
統合失調症、自分の心の病を持ち出した。
今はある程度、回復安定しているけれど。
負担が増えたとき、悪い状態へ逆戻りのリスクがある。
それは確かにほんとうのことなのだけれど。
ケアマネさんとすれば、そう言われて、それを踏まえて、週3回、私の負担増を推し進めたら。
悪者になっちゃうよね。

心の病を言い訳にしない。
だいぶ前に決めたこと。
そして昨日、私はそれを利用した。
卑怯なことをした。

私が潰れてしまったら。
介護そのものが成り立たなくなる。
それはもちろんのことなのだけれど。
病気を言い訳にしないという「自分で決めたこと」を破った。
その卑怯は忘れずにいたい。

いろんな人に支えられて。
続ける介護。
デイサービスの日数をキープしてもらった。
そのありがたさを忘れずに。
ちゃんとちゃんと。
愛と笑顔と感謝を忘れぬ介護。
改めて決意。
ハイ。
続けます。

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本日のRun結果。距離:6.36km、タイム:45分37秒。一昨日の好走のイメージが残っていて、そして昨日の休息が効果的だったのだろうか。とても気持ちよく調子よくいいペースで走れた。距離はまだまだいけるぞという感じだったが、ハーフマラソンを控えているので自重。いい一日の予感。

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