要らんドメインを手放す。そして父と青森と花と。

今月末でドメインをふたつ手放します。
ドメインを手放す。
人生初経験です。

つまりはパソコン教室で使っていたもの。
廃業で不要になりました。

今、何気なく使いましたがね。
「廃業」って言葉。
やっと、スッと使えるようになりました。
踏ん切りがついたのでしょうね。

メールがうるさいです。
毎日毎日
「ドメインの有効期限が切れます。ホントにいいんですか？」
ってメールが届きます。
はい、いいです。
もう私には要らないドメインですから。

プレミアのつくような文字列ではない。
オークションで値が上がるようなドメインじゃない。
だから欲も出ないで捨てられる。
年数千円とはいえ維持費、つまり固定費がもったいない。
要らないもの、使わないものに支出する余裕はないからさ。
年単位で考えれば万単位の節約になるからね。

また父の話。
一昨日かな。
「青森に行きたい」と。
心ならずも、はぐらかした。
一年前なら叶えてあげようという決断もできた。
やりたいことはさせてあげたい。
夢はできるだけ叶えてあげたい。
そう言いきることができた。

青森行き。
もっと言えば旅行に関してはね。
もう無理かなと。
家から出て、20mもない角まで行って戻ってきて
「疲れた。休む。寝る。」
となってしまう人を旅行には連れて行けない。
車を持っていないから、旅行は基本電車移動になる。
50mも歩けない人では旅行は無理である。
仮に車を持っていたとしても、その状態では厳しいよね。

他の制約も出てきた。
オシモの問題。
緩い、我慢ができない。
時と場所、パンツを穿いているかも考えずに排泄行為をやる。
すっぽんぽんで立ったまま便失禁。
便器ではなくてもそれがトイレ内であれば大ラッキー。
そんな人を旅行に連れて行けるだろうか。
そんな人を受け入れてくれる宿泊施設があるだろうか。

そして今日には
「青森に行きたい」
は嘘のように治まった。
正直ホッとした。
そして少し悲しかった。
故郷に帰りたい強い気持ちも忘れてしまう。
私にとっては都合のいいことかもしれないけれど。
そんな父の衰えを見るのは少し悲しい。

居間の花が枯れかけた。
花屋に花を買いに行った。
お盆後の臨時休業。
仕方がない。
玄関の花を居間に。
トイレの花を玄関に。
トイレは数日、花なしで我慢。

命が元気をくれる。
花が家を元気にする。
それが父に届けばいい。
今日も父に笑顔を。
私が笑顔でいること。
無理のない笑顔でいること。
たいせつなことなんです。