のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

書けずに馬鹿になり、書けずに利口になる。

2012年09月21日 05時08分00秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#日頃、パソコンや携帯電話のメール機能を使うことで「漢字を正確に書く力が衰えた」と感じている人が66・5%に上り、10年前より25・2ポイントも増えたことが20日、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」でわかった。(YOMIURI ONLINEより)

他人事ではないですね。
私も漢字を書く能力は確実に衰えた。

ただし。
これには功罪あるでしょうね。
少なくとも私に関していえば。

確かに漢字は以前より書けなくなった。
学生時代、漢字テストは赤点常連だったから、
正確には以前にも増して書けなくなったと言うべきか。

でもさ。
逆に文章が身近になったんだよ。
漢字が身近になったんだよ。

今はエセとはいえ、物書きを自負しているけれど、
その昔は、学校の勉強、宿題と実用文以外は、
見事に文章というものを書かない人であった。
パソコンが普及するまでは。

パソコンの台頭で私は文章を書くことに目覚めた。
漢字が苦手だった私は、
書くという作業がストレートに行えなかった。
ひらがなばかりの文章を書くのは恥ずかしいし、
つまりは書くという作業には
必ず辞書を引くという作業が伴っていた。

パソコンと出会ってそれが一変した。
ひらがなを入力し変換するだけで望みの漢字を打つことができる。
頭で考えたことを中断なく文章にすることができるようになったのだ。
頭に浮かんだことをストレートに文章にできる。
これは大きかったよ。
大袈裟な表現ではなく、私にとっては革命だった。
語彙も増えたしね。

だからこのニュースを見ての心境は複雑である。
漢字を書く能力が衰えるというのはゆゆしき事態。
それは間違いのない事実なのだけれど、
パソコンの普及で私が文章を書くことに目覚めたのもまた事実。

いけないことかもしれないけれど私にとってはいいことでもある。
それが偽らざる心境なのです。