のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

嘘は本当よりも尊いと思う

2010年05月25日 22時59分41秒 | Weblog
嘘は嫌だ。
言うは容易い。

嘘はときには必要。
人間理想ばかりじゃいられない。
きれい事だけでも済まない。

嘘を全面的に肯定しているわけじゃないよ。
出来れば嘘はつかぬに越したことはないけどさ。
私、嘘まったく無しで人生続けられると言えるほど、
自信を持って生きちゃいない。
人間弱いですから。

嘘っていうのは
いわゆる「つく嘘」だけじゃない。
生き方も含めた人生トータルのお話。
100%真実だけの人生って逆に安っぽくない?

基本、本当、真実、正しいこと。
その前提の上で、
わずかの嘘、偽り、まやかしも含めないと、
張り詰めた糸、ぷっつんしちゃうよ。

優しい嘘だってある。
たとえばだよ。
生きる望みを失いかけている人に、
真実、余命半年を宣告する。
この真実、美しいと思いますか。

小説「レ・ミゼラブル」で、
嘘をついたことのないシスターが、
主人公、ジャン・ヴァルジャンを逃すために生涯初めての嘘をつく。
そのシーンが私は好き。
痛すぎる真実から逃れるために、
苦しみを背負って嘘をつく。
実に人間らしいよ。

数十年生きている人でさ。
小さな嘘も一回もついたことがない、
私は真実だけで生きてきた。
そんな人がいたらね。
私は友だちになりたくないな。
あ、今言ったばかりですが撤回します。

嘘をつけない人も稀には居る。
知的障害とかで、逆に嘘をつくという「狡さ」が欠落しているとか。
そういう人と接するとね。
清々しさももちろんあるのだけれど、
やっぱ「痛み」を感じちゃうんですよ。
まったく嘘をつけない、つかない人生は、「痛い」ですよ、やっぱ。

イエスキリストも、
ユダの嘘を結果認めた。
ペテロには
「今日あなたは、鶏が鳴くまでに3回私を知らないと言います。」
と言って事実その通りになった。
神様の教えからして嘘というものを看破していたわけですよ。

故赤塚不二夫先生のアニメ「天才バカボン」
♪西から昇ったお日さまが東へ沈む。これでいいのだ、これでいいのだ。
看破されていますな、赤塚先生は。

真実、ときどきわずかな嘘。
そういう人生のほうがリアルで美しいと私は思うよ。

P.S.
さて何回「嘘」と書いたでしょう。
めんどくさいから数えない。
数えたあなたにはなにもあげない。(笑)

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